先月は近所でも、花壇にもいろいろなユリが花盛りでした。

 また、郊外の里山や都市公園では「ヤマユリ」も元気です。

 そして山では、このユリです。

 

 

 このユリもやっと違いが頭の中で整理がつくようになりました。

 オニユリ、コオニユリ、そしてクルマユリ 最初の頃は区別が出来なかったのですが。

 

 

 山のユリと言えば「クルマユリ」です。  漢字では「車百合」です。

 里では煩わしくて暮らせないそうです。

 

 

 ユリ科、ユリ属の多年草です。

 北海道~本州中部以北の亜高山帯~高山帯、また、紀伊の大台ケ原山、四国の剣山にも暮らしているそうです。

 日本以外では千島列島、サハリン、カムチャッカ半島などにいます。

 

 

 この花が高山植物なんてって、ちょっと違うんじゃないって思っていました。

 でも、ちゃんと高山帯でしっかり咲いていました。

 少し、小さい感じでしたけど・・

 

 

 地下に鱗茎を持っています。直径2cmくらいの球形で、この鱗茎から茎を出して地上では30~80cmくらいです。

 

 

 葉っぱは茎の中ほどで5~20枚くらいで輪生します。葉柄もありません。形は線状の披針形です。また、茎の上の方に小さい葉を互生して付けます。この葉の付き方を「車」に見立てたようです。

 

 

 草丈は30から100cmくらい。鱗茎は2cm径の球形です。

 

 

 花は茎の先に1~数個ついて、下向きに咲きます。

 花はもう説明はいりません。

 やや斜めから下向きに恥ずかし気に咲いてます。

 

 

 花びらは朱赤色で濃紅色の斑点があって、上半分が反り返ります。

 もちろん、雄しべは6つで葯は赤褐色です。雌しべは1つです。

 

 

 ユリの花は、萼が花びらになった外花被片が3つ、本来の花びらの内花被片が3つです。

 この仲間にも地域の変種があります。

 

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 花びらに斑点のないものがあります。この斑点のないものを「フナシクルマユリ」というそうですが、名前の「フナシ」ってちょっと素っ気ないでしょ。

 また、葉っぱが細いものを「チシマクルマユリ」といって区別していることもあります。

 

 

 

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 できる果実は蒴果です。

 

 クルマユリほど高山ではありませんが・・・

 

 

 コオニユリも見ました。

 こちらは葉っぱが互生してついてたくさんつきます。

 オニユリは大きくて葉腋にムカゴができますが、これには出来ません。

 

 

 「コオニユリ」です。  漢字では「小鬼百合」です。

 ユリ科、ユリ属の多年草です。

 

 

 在来種です。暮しているのは本州~九州、さらに朝鮮半島、中国、ロシアです。

 低地の湿地が好きなようです。 海岸近くから山地の草原にも暮しています。

 

 

 草丈は100~150cmくらいに伸びます。

 まさに鬼百合の小型バージョンです。

 

 

 葉っぱはは互生してついて、8~15cmくらいの狭披針形でもいっぱい斜め上に向かって付きます。

 

 

 花は「茎頂の枝分かれした花柄の先」に付きます。

 やはり下向きに先、4~10個くらい咲かせます。

 

 

 花びらは見事に反り返ってくっつきそうです。

 花びらは橙色で、そこに紫黒色の斑点が多数つきます。

 雄しべは6個、葯がとっても大きく目立ちます。

 

 

 昔から鱗茎を食用にしていました。また薬用にもなっているそうです。

 オニユリは種子が出来ませんが、このコオニユリはちゃんと果実が出来ます。

 出来る果実は蒴果です。