大将とぼっちゃんが営む町中華とんこつ。「いらっしゃいませ」もろくに言えない従業員のわたしは、接客対応マニュアル「とんこつQ&A」を自作し居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまではーー。表題作をはじめ、予想しえない展開に鳥肌が止まらない、ほのぼのと不穏が奇妙に交わる全四編! (講談社HPより)
ブロ友さんに紹介いただいた本です。
なんかあっという間に読めてしまったのですが、感想がまとまりません😅
第一話の「とんこつQ&A」では、あいさつことばが出ない私が「いらっしゃいませ」とメモした紙を見てからなら声が出せる。
どんどんその接客対応マニュアル「Q&A」がエスカレートして、最後はとんでもないことになるのですが。
第二話の「嘘の道」はちょっと怖かったです。
与田正と言う問題児がいて、何か起きたら全部彼のせいにされる。
父親は「与田正みたいなやつは、そのうち消えていなくなる」と言う。「十年も経つ頃には消えてるだろ」と。
兄弟はある事件で真実を述べず、そのため、犯人は与田正だということになる。
結果、姉の方は引きこもりに。
20年後、弟は姉が消えていることに気づく。そうして自分も、もうじきだろうと思う。
父親の言ったことが本当になるわけですね。
第三話、第四話は省略させていただきますが、私、今村さんの作品、初めてでした。
登場人物は普通の人。でもちょっとだけ普通じゃない。だから読んでいるこちらが、それでいいの?って考えてしまう小説です。
ほかのも読んでみようと思います😁



