夏の遠征 第二弾 安達太良山
ロープウェイ営業前の登山口に到着。一日ずらしたので人が少なくて静か。自力で登っていく人もちらほら。なかなか気持ちのよさそうな、スキーゲレンデですねえ。くろがね小屋が再開したら、ぜひ冬に訪れたい。定刻より少し早く、始発のゴンドラで出発。3組目。8時35分、スタート。70分くらいでしょうか。麓の二本松の上には雲が広がっている。ひと登りで薬師岳。山頂の「乳首」が見えた。「ほんとうの空」が青いですねえ。約半分。表登山道の分岐。ここまでは比較的フラット。ここからだんだん斜度が急に。斜面には種をつけたコバイケイソウが広がっていた。花の時期にはいいでしょうねえ。正面の出っ張りは篭山か。あの向こう側にくろがね小屋がある。最後の急登。目の前にドームが見えてきた。古い火山特有の、荒涼とした風景が広がっている。くろがね小屋方面への分岐。到着です。ドーム上にも大勢の人。そして、ドーム上に到着。着きました。三角点は1699.6m まあ、ほぼ1700mですね。すぐ目の前に船明神山 雲の奥に磐梯山が見えるはずなんだが・・・登ってきた道を振り返る。麓もだいぶ雲の中に。矢筈森、鉄山方面。矢筈森までは行って、沼ノ平の火口跡を見たかったけれど。登山道わきにはずっと、オオバギボウシちょうど花のピークのようです。あちこちに真っ白に咲いて、花びらを雪のように散らしていたのはリョウブガマズミの実がもうすっかり赤い。山頂駅近くにあった、「あ」のオブジェ。映えスポットだが、ちょっと雲が多くなってしまった。なにげに、日本百名山だったのね。どこも、「あ」推しです。カルビビビンバ丼。「岳温泉」の温泉卵つき。そして、映え小道具の「岳チュロス」(笑)・・・「あ」のチュロスとどちらにしようか迷う。温泉推しで「岳」をチョイス。 暑い中、不規則な激務をこなしている妖怪『ツレテケ』がやっと休みだという。私は比較的、休みの融通がつきやすいのだが、4日間まとまった休みとなったため、「慰労に連れてけ!」ということになる。 温泉や名物を楽しみながら、一つだけ山歩きを入れよう。膝の調子がよろしくないというので、比較的穏やかな山で、東北南部、福島県あたりをめざそう。沼山峠からの尾瀬散策や、裏磐梯の散策から吾妻山方面はどうだろうか。いろいろ考え、一度は登りたかった安達太良山へ。「ゴンドラで上がれて、歩くのは1時間余り。『ほんとうの空』を見に行こう。」というと理系頭脳の『ツレテケ』は「なにそれ??」「・・・・」 「ほら、有名な高村幸太郎の『智恵子抄』の中に出てくる・・・」というと「『高村光太郎』や『智恵子抄』は知っとるけど、内容までは知らん・・・」「・・・(笑)」 初日に福島入りして、二日目に登山の予定だったが、出発の遅れ、さらには夏休み中のETC休日割不適用もあって、のんびり寄り道しながら行きましょう・・・と長野県経由であちこち寄り道しながら走っていくと、今日中に着くのは無理だね(笑)となり、一日予定をずらす。二日目にやっと福島入り。喜多方ラーメンで昼食をとって、裏磐梯に向かうと雲行きが怪しい。それまでの天気がウソのようなゲリラ雷雨に襲われ、雹交じりの激しい雨と雷。いやあ、今日登らなくてよかったかも・・・桧原湖畔のエゾミソハギ群落と磐梯山(写真は前回訪問の2017年8月18日) 1時間ほどで、またしてもウソのように、晴れ間が広がってきた。西日が眩しい磐梯吾妻レークラインを走ると、東の空にはかつて見たこともないような鮮やかな虹がかかっていた。そして土湯温泉へ向かうが、日が沈みかけたR115土湯峠は今度は強烈な濃霧。車は皆、ハザードを焚いて30㎞走行。やっとの思いで土湯温泉に到着。やれやれ、結局まる二日かかった。結果オーライだが。 あだたら高原リゾートのロープウェイ乗り場に着いたのは、朝の7時。一日ずらして、今日は月曜日になったため、人の入りもさほどではなく、すでに到着している車は20台くらいか。自力で上がっていく人も多い。ロープウェイ区間は登っても90分ほど。だが『ツレテケ』の足に配慮して、今日はお気軽ロープ往復コースで。ひとりだったら、自力で上がって、くろがね小屋経由で降りてくるラウンドルートにしただろうけれど。 朝食をとりながらのんびり運転開始を待つ。頭の上は青空だが、周囲の空は雲が多め。今日も午後には雷雨になるだろうか。早めの行動が吉。8時過ぎてロープ乗り場に向かうと、待つ人もポツポツ。乗り場の階段に並んで運転開始を待つ。2台となりの車から降りてきたソロの熟年女性がすぐ前に並んでいて、「今日は、天気が持つといいですねえ。」と話をする。「昨日はすごい雷雨でしたね。裏磐梯あたりで雹が降りましたよ。」「ええ?そうなんですか。その時間私は温泉に浸かってました(笑)」 定刻5分前から発券開始。『モンベル会員証』提示で往復2,000円。200円オフ。車の中でオンライン注文しようとさんざん苦労したのにエラーが出て、結局モンベルで同じ値段に(笑)あっという間に山頂駅。8時35分、登山開始。ひと登りで薬師岳山頂。周辺にはオオバギボウシがたくさん咲いている。山頂は見えているが、その上には雲が広がり、いつまでもつかなあ。山頂に着くまでもってほしいなあ。 ダラダラとした登りを40分ほどのんびり歩き、そろそろ小休止というころ、石がゴロゴロした広場に出た。その先に安達太良温泉から登って来る表登山道の分岐。登っていく人もそこそこ。休日には混雑するのだろうけれど、昨日のレポは、「真っ白登山」だったというものばかりだったし、午後には雷雨だし、今日の方が良かったに違いない。小休止して出発。ここから次第に斜度が急になる。石ゴロの道をゆっくり登っていくと、元気な若者や家族連れが追い越していく。休憩からさらに約40分、目の前に「乳首」が見えてきた。10時ちょうど、山頂に到着。何とか、周囲は見える状況。 いわゆる「乳首」は溶岩ドーム。岩の塊。槍の穂先ほどではないが、はしごがかけられていて、たくさんの人が登っていく。山頂に着くと、遠くは見えないがなんとか周囲は見える。目の前に船明神山の岩峰。その向こうが沼ノ平、旧爆裂火口跡だ。多くの人はここから北へ下って、矢筈森方面に向かって歩いていく。そこからさらに鉄山にかけてが火口カルデラの縁になるが、まあ、ここまでで良しとしよう。 小一時間、ドーム下の山頂広場で休憩していると、さすがに夏休み、家族連れなどがどんどん登って来る。やはり早起きは三文の得。一番ロープに乗って、静かに歩けて正解だった。しかももうこれからはだんだん視界も悪くなるようだし。下界はどこも暑かったが、さすがに山上を吹く風はさわやか。いつまでもいたいねえ・・・ 11時少し前、重い腰を上げて、下山開始。『ツレテケ』の膝を気遣って、登りよりもゆっくりなくらいのペースで。それでも70分ほどで薬師岳まで下りてきた。見上げるとまだ何とか山頂は見えているが、周辺には灰色の雲が広がり始めている。いい時に行って来られた。山頂駅周辺のオブジェなんかを見て回って、下山。軽くランチをいただいて、すぐ隣の「奥岳の湯」へ。スキー場併設の温泉施設だが、湯の質もさることながら開放的な露天風呂が素晴らしい。すいていたのでなおのこと。 歩行距離5.2㎞ 行動時間3時間34分 累積登高は少なめの370mでした。 さて、会津若松に出て、おいしい物でも探しましょうか。