7月21日。

 

イオン稲毛店内<文化ホール>。

 

野本晴美(p) 織原良次(b) 今泉総之輔(ds) 竹内直(ts)。

 

稲毛にこんな立派なホールがあることを知らなかった。

 

階段状の客席はおよそ400席。

 

人があまり集まらないモダンジャズのコンサートながら、ほぼ満席。

 

50歳以上の人たちばかりで、若い人はほぼ皆無だが。

 

今泉さん、何年振りだろうか。

 

四半世紀ほど前、松本あかねさん(p)のピアノトリオで、新橋のライブハウス<レッドペッパー>に出ているとき以来の付き合いだ。

 

いくつになった?

 

46歳ですよ。

 

光陰矢の如し。(死語か)

 

終演後、5分ほどだが話すことができた。

 

あかねさん、守谷美由貴さん、BULA MUZIKさん、それぞれながら元気で活動を続けているとのこと。

 

なんだか、うれしい。

 

1枚求めたCDが、BULAさんとの演奏だった。

 

スタンダード中心の演奏ともども、幸せ気分を満喫した一日だった。

 

娘から<魔法のじゅうたん>が送られてきた。

 

ラドンが織り込まれたシーツ様の織物とベスト。

 

がんを退治してくれる効能があると人気の一品らしい。

 

ほのかな温かさが感じられ、体が温まるせいか、よく眠れる。

 

3時には目が覚めてしまっていたのが、5時6時までぐっすり眠っている。

 

がんに効くかどうかはわからないが、なに、鰯の頭も信心からと言うではないか。

 

いやー、快適。

 

ありがとう。

 

一番の心配はこのヒト。

 

 

これを残して先に死ぬわけにはいかない。

 

死ぬときゃいっしょと常々言い聞かせてきたが、88歳(ほんとかね)とは思えぬ元気な様子。

 

どうする、飼い猫<みり>よ。

 

なんか、いい考えないのか。

 

‥‥ zq:*vjxcp

 

なんだそりゃ。

 

 

 

 

 

7月17日に続き19日、がんセンターへ。

 

日参しているようだ。

 

2月末のCT撮影以来5か月、腹中のがんがどれほど増大しているのか確認したいとk医師にお願いして再度検査をしてもらった。

 

怖いもの見たさ半分、もしかして縮小、なんてはかない望み半分ってとこか。

 

結果、やや大きくなっていた。

 

二つの画像を並べて表示する。

 

患部にポイントを当て、その上をスクロール(っていうのかな)していくとサイズが表示される。

 

素人が見ても一目瞭然。

 

がん本体、リンパ節部分ともに、2から3大きくなっていた。

 

単位がミリなのかセンチなのか聞き逃してしまった。

 

今度聞いてみよう。

 

先生曰く、年齢のせいでしょう、ゆっくりとした増え方です。

 

一安心。

 

すかさず、急に大きくなることもあるので、安心はできません、と念を押される。

 

医師は最悪を想定してものを言うので、言い方がきつくなってしまうのです。

 

やや、弁解じみたフォローをしてくれたが。

 

この日の検査の結果、糖尿病の数値の改善、当方の体力のあり様を鑑みて、抗がん剤投与も考えられるとの判断を示された。

 

ただし、治療目的ではなく、単に延命措置として行うこと、副作用のリスクは避けられないと、これまたくぎを刺される。

 

来月あたま、もう一人のk医師の診察が予定されている。

 

それを踏まえて決めることにした。

 

薬投与で5年生存期間が延びるならば、すぐにでもトライしてみるだろう。

 

しかし、延命期間がどのくらいになるのか、医師にも誰にもわからない。

 

今現在のQOL(生活の質)を損なうリスクを冒したうえで薬投与に踏み切るのかどうか。

 

悩ましい。

 

当方の優柔不断な性格が、結論を出すことを妨げている。

 

うーん、困ったもんだ。

 

どうする、飼い猫<みり>よ。

 

 

あんたに相談してもしゃーないけどな。

 

津田沼・丸善で購入。

 

「老いの深み」 黒井千次 中公新書

「新しい<足>のトリセツ」 下北沢病院医師団 日経BP

「終の市」 ドン・ウィンズロウ ハパーBOOKS

「すべての罪は血を流す」 S・Ä・コスビー ハパーBOOKS

 

階段の上りやゆるい上り坂での歩行がきつくなりつつある。

 

「…<足>のトリセツ」参考になりそうだ。

 

90歳の草笛光子さんが広告で勧めている小型の室内足踏み器を購入することにした。

 

なんか、ジタバタし始めているなあ。

 

やれやれだなあ。

がんセンターへ。

 

娘が同道してくれた。  

 

ありがとう。

 

消化器内科のk医師と面談。

 

7月4日の採血で、Hba1cが6・8にまで下がっているのを見て驚いていた。

 

高齢者の場合、7から8くらいならまあokかと言われているようで、ここまで下がれば、抗がん剤投与も考えられるかなと言う。

 

ただし、治療のためではなく延命措置として行うことになる。

 

副作用のリスクは当然のことながらあるでしょう。

 

抗がん剤で5年も延命できるならばすぐにでもトライしてみるが、それは医師にも、だれにも予測はできない。

 

医者は予言者ではないんだ。

 

わずかの延命のため、副作用で苦しい日々を過ごさなければならないのはつらい。

 

放置療法を選択していたつもりでいた当方にとってありがたい話なのかどうか。

 

迷うね。

 

診察が終わり、部屋から出たところで、看護師さんが追いかけてきた。

 

話したいことがあるようなので、廊下で立ち話をする。

 

40代後半と思しき女性の看護師さん。

 

抗がん剤の量って、身長と体重によって決まること。

 

在宅ででき、2w投与し、1w休薬する。

 

具合が悪くなれば、途中で止めることも可。

 

などなど、k医師の話の補助的説明をしてくれた。

 

医師のいないところで看護師がこういう話をしていいものかどうかわからない。

 

医師も承知したうえでのことかもしれないが。

 

いずれにせ、参考になる話ではあった。

 

家に帰って思うに、あれっ、これって、抗がん剤治療を進められているんじゃないか。

 

あるいは、もしかして、診察室で言えなかったk医師の本音なんじゃないか、と思ったりもして。

 

悩みが増えた一日ではありました。

 

k医師にお願いし、19日、CT予約を入れる。

 

腹の中のがんがどう変化しているか見てみたい。

 

終わった後、同行してくれた娘と千葉そごうへ。

 

松栄堂で<香>を購入。

 

地下の<富澤>で素焼きカシュ―ナッツ、クルミ、ピスタチオを購入。

 

クルミは、糖質がそれほど高くはなく、タンパク質、エネルギーに富んだ糖尿病食の優等生。

 

閉店が決まったそごうに、かつてのデパートらしい華やぎは一切感じられない。

 

寂しい限りではあるが、世の中はとどまることなく変わっていく。

 

変わらないのは日本の政治だ。

 

変わらないように変わってしまった。

 

お寒い状況が変わらず続いている。

 

これまた、寂しい限りではある。

 

そごう内<三省堂>で2冊購入。

 

「百年の孤独」 ガブリエル・ガルシア・マルケス 新潮文庫

「月下のサクラ」 柚月裕子 徳間文庫

 

 

寒さに弱いが、暑さにも弱い。

 

わが飼い猫<みり>。

 

生きていくのは大変だってこと、わかるよな。
 

<ささや>の塩豆大福を食する。

 

1月、がん、糖尿病発覚以来我慢していたが、Hba1cの数値が大幅に改善、週一くらいならいいでしょうというH医師のお許しもあり、半年ぶりに、1個、口にした。

 

甘みを抑えた上品な味わい。

 

あんに混じった大粒の黒豆の歯ごたえを感じながら、ゆっくり食べていく。

 

一緒に食べた長男が、おめでとう、と言ってくれた。

 

涙が出るほどうれしかった。

 

リバウンドを用心し、まあ、月一くらいならいいんじゃないか。

 

ちと大げさだが、生きててよかったを実感する。

 

うれしくて、猫をベランダに出しているのを忘れていた。

 

3時間半。

 

気が付いて入れてやるも、怒り心頭、ものすごい表情で当方をにらみつけ、どこかに隠れてしまった。

 

わりいわりい。

 

そう怒るなって。

 

 

猫にも感情がある。

 

メタゾア(動物)に感情があることを書いた本があった。

 

少し勉強でもするか。

 

「メタゾアの心身問題」を借り出すべく、図書館に申し込む。

 

体重が少しずつ落ちている。

 

ずっと65㌔を保ってきたのが、62㌔前後までになっている。

 

食欲はあり、三度三度しっかり食べているのだが、増えていかない。

 

やはり、がんのせいか。

 

身長166センチの当方の適正体重はこんなものらしい。

 

やっと、そこに落ち着いたんだ。

 

とでも考えとけば、まっ、いいか。

 

池田清彦「現代優生学の脅威」集英社インターナショナル新書を読む。

 

安楽死問題を扱った章で、池田さんがこう書いている。

 

――― 多くの人が尊厳死を容認し、安楽死も認めつつある中で、私の考えは今や少数派なのかもしれません。それでも私は、「自らの死を自分自身で決める権利はないし、決められるようにすべきでもない」と考えます。だから私は、安楽死も尊厳死も一切認めない立場なのです

 

リバタリアンを自認する池田さんらしからぬ発言のようにも思え、やや意外な感じがした。

 

興味のある人は、本書を手に取ってみてください。

 

養老孟司、内田樹さんが推薦しています。

 

 

 

 

少し前になるが7月4日、がんセンターへ。

 

娘が同道してくれた。

 

診察時、家族の同席を必ず求められる。

 

医療過誤などで裁判沙汰になることを警戒し、家族の同意のもとに治療を行っていることの確認のためではないかと勝手に思っていた。

 

娘は、そうではなく、高齢の患者一人では医師の言うことを理解できないのではないかという病院の気配りのせいでしょうと言う。

 

確かにそうかもしれない。

 

いや、そうだな、きっと。

 

T先生、疑ったりして失礼しました。

 

当方、まだボケてはいない。

 

医師の言うことはきちんと理解できている。

 

医師もそれは認めてくれている。

 

というわけで、一人で来ることも多くなることをT医師に伝える。

 

糖尿病の数値が著しく改善されたのを見たT医師。

 

抗がん剤によるS1治療を考えてみますかと言う。

 

抗がん剤治療担当のk医師の予約を取ってくれた。

 

当方、目下、糖尿病治療に専念していて、がんは放置療法中である。

 

先生、あまり乗り気ではなさそうである。

 

当方にしても、まあ、悩ましいところではあるが、すぐに飛びつくという気にはならない。

 

とりあえず、k医師の話をよく聞いてから判断しよう。

 

86歳と6か月。

 

足の衰えが気になるが、食欲もあり、今のところ日常生活はさしたる支障なく送ることができている。

 

抗がん剤で苦しむのもいやだよなあ。

 

どうする、飼い猫<みり>よ。

 

 

おっと、これは失礼。

 

お休み中でしたか。

 

稲毛・くまざわ書店で。

 

「凱風館日乗」 内田樹 河出書房新社

「具体と抽象」 細谷功 dZERO

「恐怖を失った男」 Ⅿ・w・クレイヴン ハヤカワ文庫

 

「具体と抽象」の奥付を見て驚いた。

 

出版社の住所が、千葉市若葉区の都賀である。

 

80年前、当方一家が疎開先の岩手の花巻からひきあげてきたところがここである。

 

かつては駅はなく、単線ゆえの信号所だったところだ。

 

今は駅になっているが、雰囲気は昔とそう変わっていない。

 

こんなところに居を構えているとは。

 

発行者名に女性の名前が書かれている。

 

どんな人なのだろうか。

 

会って話を聞いてみたい。

 

出版は、デスク一つと電話さえあればできる仕事だ。

 

大きなビルなんていらない。

 

ビルなんか売ってしまえ、と、酒を飲んでは叫んでいた昔を思い出す。

 

この本、2014年初版、2019年27刷。

 

よく売れている。

 

数日前の新聞に、同じ著者の「無と有」の広告が出ていた。

 

がんばってほしい。

 

不況を言われる出版の世界を活気づける新しい流れを作り出してほしいもんだ。

 

 

 

 

 

 

御年16歳。

 

人間年齢では90歳近いそうだ。

 

見栄も外聞もない。

 

おのが欲望のおもむくまま、その日その日をやり過ごす。

 

無残、老残、なさけなや。

 

7月のわが飼い猫<みり>でした。

 

‥‥ アンタト オナジ

 

稲毛病院へ。

 

糖尿病専門医ではないと告白された近所のクリニックのT医師の勧めもあった。

 

診てくれたのは若い女医先生。

 

採血、採尿のデータが出たところで呼ばれ、診察室に入る。

 

なんですか、これ。すごいじゃないですか。

 

Hba1cの数値が、なんと<6・9>ではないか。

 

正常値に収まっている。

 

2月9日<11・5>→4月5日<9・3>→5月1日<8・4>→5月30日<8・2>→7月

3日<6・9>

 

どうです、この努力の結果。

 

自分をほめてやりたくなったね。

 

新しい医師の診断がどう出るか心配だったが、信じられないような大<吉報>だった。

 

うまいものは原則食えない<糖質制限食>摂取の成果。

 

半年頑張ったおかげか。

 

我ながら信じられない。

 

週一くらいなら甘いものも大丈夫ですよ。

 

少しずつもとの食事に戻していきましょう。

 

リバンドだけは注意してください。

 

世の中も、当方関連でも、いいニュースがなかった中での朗報。

 

こんなうれしいことはない。

 

腹の中に居ついている<がん>のことも、しばらく忘れていられそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

稲毛病院へ行く。

 

糖尿病治療のため通っている近所の内科クリニックの医師に、「私、糖尿病の専門医じゃないんで」と言われ、医者を代えることにした。

 

クリニックの看板には、<糖尿病>とも書かれているのだが。

 

聞くと、病名表示は<自由標榜制>で、医師免許さえあればなんと名乗ってもいいらしい。

 

ただし、専門医を名乗るためには試験に通る必要があるそうだ。

 

でも、私専門じゃないんで、なんて、普通、言うかね。

 

採血し、薬を処方するぐらいなんだから黙ってりゃいいようにも思えるが。

 

正直ゆえに、患者一人を失ってしまった。

 

申し訳ないような、妙な気分だ。

 

 

梅雨真っ盛り。

 

今年の梅雨はよく雨が降る。

 

しかも、激しく降り、雨量も多い。

 

気分さえず、あまり動きたくもない。

 

飼い猫<みり>もそう感じるようで、妙におとなしく、ひたすら寝ている。

 

しばらくの辛抱せにゃなるまい。

 

オマエもな。

 

稲毛・くまざわ書店で購入。

 

「東洋医学はなぜ効くのか」 山本高穂 大野智 講談社ブルーバックス

 

「秋麗」 今野敏 ハルキ文庫

 

図書館から中国人作家のものを二冊。

 

「炒飯狙撃手」 張 国立 ハーパーbooks   

 

「検察官の遺言」 紫 金陳 ハヤカワ文庫

 

「炒飯―――」は台湾発。村上春樹さんが週刊誌の書評欄でほめていた。

 

下は、中国人作家のもの。

 

北欧ミステリーにかわって、中国語のミステリー、SFが注目を集めている。

 

ミステリーの森は、まだまだ深いぞ。 

 

 

 

 

 

ひどかった下痢からやっと解放された。

 

すっかり健常者みたいな気分で毎日を過ごしている。

 

がんから解放されたみたいな気分になっているが、そうじゃないんだよな。

 

がんめ。

 

しゃくではあるが、腹の中にしっかり居座っている。

 

7月あたま、がんセンターに行く。

 

娘も同伴してくれる。

 

今後、どう対処していくか詳しく話してくれると担当のk医師が言っている。

 

対処しようがないはずなのだが、一体どうするつもりなのか詳しく聞いてこよう。

 

CT、採血などで、せめて、現状、どの程度まで進行しているのか、確認してみたい。

 

がんが縮小している。

 

なんてことは、まあ、ないだろうな。

 

久しぶりに、津田沼・丸善へ。

 

探していたものは見つからなかったが、翻訳ミステリー二冊を購入。

 

「暁の報復」  c・j・ボックス 創元推理文庫

「800万の死にざま」 ローレンス・ブロック ハヤカワ文庫

 

「まいにちハングル講座 7月号」

 

水上勉原作の映画「土を喰う日々」を、近所のショップから借り出してみる。

 

主人公に扮した沢田研二の存在感が際立っている。

 

監督が、出演交渉の際のエピソードを新聞で語っていた。

 

出演を依頼すると、交渉現場に一人でやってきた<ジュリー>は、

 

「まずテスト撮影をしてください」

 

いろいろ条件を提示されると思っていた監督は、その言葉に驚いた。

 

交渉成立。

 

いい映画ができるうらに、こんないい話があったのだ。

 

―――麦の飯隠して喰ひし日々ありき

             鈴木一成

 

階段の昇降がきつくなってきている。

 

どうする、飼い猫<みり>よ。

 

 

… デキナイソウダン アタシニ スンナ

 

冷たいやつである。

 

 

 

壊れていた腸のストッパーが回復したようだ。

 

1週間で紙パンツ18枚を消費した下痢症状が、昨日からほぼ元に戻った。

 

レジリエンス。

 

86歳の老体に、まだ、いささかの回復力が残っていたんだ。

 

なんだか、とてもうれしい。

 

高たんぱく、高脂質のゴテゴテ洋食系を魚中心の和食系に変えたわが戦術が功をそうしたのだろうか。

 

理由はわからないが、なんだか、うれしい。

 

今夜あたりから、また、ビールが飲めそうだ。

 

とても、うれしい。

 

だよな、飼い猫<みり>よ。

 

おや、いない。

 

そうか、おやすみ中か。

 

異変を察知して、心底、心配そうな顔で遠くから当方の様子をうかがっていた。

 

本当にそうだったのか。

 

違うんじゃないか。

 

そんな気がしてきたぞ。

 

心配なのは当方のことではなく、先にいかれて食事ができなくなる。

 

つまりは、わが身の先行きを心配しての様子見だった、ということではないか。

 

えっ、だろっ。

 

 

狸寝入りが、上手になってきた。

 

「無思想の発見」養老孟司 ちくま新書

「日本列島はすごい」 伊藤孝 中公新書

 

を読む。

 

日本人は無思想、無宗教だとよく言われる。

 

無思想であるということが日本人の思想なんだよ。

 

まことに明快。

 

ではあるが、難しい言葉は一つも出てこないが、書かれていることはきわめて難解。

 

養老節炸裂。

 

しばらく夕方の徘徊をしていない。

 

少し歩こう。

 

 

 

下の孫娘がスペインのサンセバスチャンに行った。

 

2週間の語学留学のため。

 

それはそれでいろいろ心配ではあるが、何より心配なのはスペインまでの一人旅だ。

 

直行便がなく、パリ経由ということになる。

 

英語は問題ないが、フランス語や学習期間がまだ短いスペイン語などでのやり取りが大丈夫なのだろうか。

 

無事つきました。

 

一報に一安心。

 

心配しても仕方がないとわかっていても、心配だったよ。

 

よかった。

 

存分に楽しんでおいで。

 

4,5日前から、突然下痢が始まった。

 

排泄に関しては、何の問題もなく過ごしてきた。

 

ストッパーが完全に壊れてしまったようで、生まれて初めて紙パンツを着用している。

 

がん由来のものなのか、食い物のせいなのか。

 

糖質制限食を続けていることによるエネルギー不足を補うため、高たんぱく・高脂質のものを多めに食べている。

 

卵,一日3個、毎食の魚、肉、チーズ、鳥ハム等これまでとはまるっきり違った食事内容である。

 

このせいではないか。

 

昨日から、朝昼おかゆ、卵1個、サラダに毎食、鰯か鮭、鯖の缶詰ないし塩焼きという献立に変えてみた。

 

5日前から飲んでいる整腸薬<ミヤBM錠>の効果か、本日からやや良化の気配が見え始めた。

 

ストッパー破壊ってのは結構つらい。

 

早くもとに戻ってほしいもんだ。

 

なあ、飼い猫<みり>よ。

 

頻繁にトイレに駆け込む当方の異変を察知して、いつも心配そうな顔で遠くから様子をうかがっている。

 

愛いやつだ。

 

 

死ぬときゃ一緒。

 

お前を残して先にいくわけにはにはいかんのだよ。

 

今野敏さんの警察小説が面白い。

 

厚労省の村木厚子事務次官が、無実の罪で収監中に読み続けたという今野さん。

 

今読んでいる「隠蔽捜査」シリーズは、キャリア、ノンキャリの軋轢など警察機構内部

 

のやりとりがうまく描かれていて、キャリア官僚の村木さん、その辺を興味深く読んだのかもしれない。

 

シリーズの「宰領」「審議官」を読む。