ひどかった下痢からやっと解放された。

 

すっかり健常者みたいな気分で毎日を過ごしている。

 

がんから解放されたみたいな気分になっているが、そうじゃないんだよな。

 

がんめ。

 

しゃくではあるが、腹の中にしっかり居座っている。

 

7月あたま、がんセンターに行く。

 

娘も同伴してくれる。

 

今後、どう対処していくか詳しく話してくれると担当のk医師が言っている。

 

対処しようがないはずなのだが、一体どうするつもりなのか詳しく聞いてこよう。

 

CT、採血などで、せめて、現状、どの程度まで進行しているのか、確認してみたい。

 

がんが縮小している。

 

なんてことは、まあ、ないだろうな。

 

久しぶりに、津田沼・丸善へ。

 

探していたものは見つからなかったが、翻訳ミステリー二冊を購入。

 

「暁の報復」  c・j・ボックス 創元推理文庫

「800万の死にざま」 ローレンス・ブロック ハヤカワ文庫

 

「まいにちハングル講座 7月号」

 

水上勉原作の映画「土を喰う日々」を、近所のショップから借り出してみる。

 

主人公に扮した沢田研二の存在感が際立っている。

 

監督が、出演交渉の際のエピソードを新聞で語っていた。

 

出演を依頼すると、交渉現場に一人でやってきた<ジュリー>は、

 

「まずテスト撮影をしてください」

 

いろいろ条件を提示されると思っていた監督は、その言葉に驚いた。

 

交渉成立。

 

いい映画ができるうらに、こんないい話があったのだ。

 

―――麦の飯隠して喰ひし日々ありき

             鈴木一成

 

階段の昇降がきつくなってきている。

 

どうする、飼い猫<みり>よ。

 

 

… デキナイソウダン アタシニ スンナ

 

冷たいやつである。