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さのdeスキー倶楽部

子供たちと回った全国各地のスキー場とホテルの情報。
夏は海外のリゾートを中心に紹介するブログです。

 11時半に講習が終わったが、検定は12時15分から始まるという。子どもたちと昼食を食べる時間もないのでお金をフロントに預けに行き、集合場所まで直行すると集合時間の直前になっていた。昼食もトイレもできないまま検定が始まる。この日検定を受けた人は1級・2級合わせて30人近くいたので、検定時間も2時間近くかかった。最初は小回り。上半身を動かさない様に気をつけて滑ったが、谷側の板に十分乗れていたかどうか不安。ターンの時に骨盤を動かすのを忘れていた。次は大回り。勢いが必要だと思ったので、なるべく体を前に倒し、スピードに遅れないようにした。ターン時も前に飛び込むような姿勢を心がけたが、講習の時に言われたひじに力が入りすぎという癖を出してしまった。不器用な筆者は複数の事を同時に実行するのが苦手である。三種目目の中回りになる頃には他の参加者を待つのに疲れて中途半端な滑りになったような気がする。講習ではスピードと切れを強調した方がいいと話があったのだが、完全に忘れて漫然と滑っていた。最後の総合滑走でも終盤に入れた小回りがステップターンのような形になってしまった。後半集中力が途切れ、練習していた事が出せなかったのは非常に残念だ。結果はやはり不合格。三度目の正直を狙っていたが今回もまた駄目だった。しかし、大回りと小回りは合格点(65点)が出ており、中回りと総滑は64点なのでもう一歩の所まで来ていることをつかんだ。2級受験者12名のうち合格者は3名。筆者は全体で5位だった。1級受験者は15名もいたのだがこちらは何と全員不合格。やはり白馬が厳しいといううわさは本当だったようだ。その中でこの点数ならばまあまあ満足するべきだろうか?



 
↑検定終了後長男と二人でポーズ     ↑不合格の結果にカツを入れられる


 
↑子ども達はレッスンの成果を披露    ↑夕日に包まれて見事な滑走

 やがて子どもたちもスクールから戻り結果発表。こちらは何と二人とも合格!小回りの点数がギリギリだったが、大回りはいい点数が出ている。コーチからは「スピードに乗る技術が高い」との評価。スクールでの成果を見せてもらうため、残り少ない時間で丸山ゲレンデへ。長男は前日小回りが中回りのような雰囲気だったが、大分短いタイミングで回るリズムをつかんでいた。今日の講習だけで上達したようだ。この子どもの上達の早さにはもうついて行けそうにない。



   

↑検定の結果

↑3級のバッジ 

 一晩ぐっすり眠った後、二日目も元気に起床。朝食後にフロント前を通るとトロフィーと賞状がたくさん並んでいる事に気がついた。ロッジのご主人に聞いてみると、息子さんはジャンプ競技で活躍し、娘さんはモーグルで全日本の6位に入った事があるという。「この辺りで住んでいれば当たり前の事ですよ」と謙遜されていたが、中々見る機会の無いものを見る事ができて良かった。スキーの準備をして外に出てみると、昨晩も雪が降ったようで、雪のなかった路面が真っ白になっている。雪のあるのとないのでは景色や雰囲気もガラッと変わり、ようやく長野に来たという実感をつかんだ。


↑ロッジ前で記念写真


 今日は検定の日だ。ゲレンデへ出て栂池スキー学校へ行き、申込をする。子どもたちはスクールで一日のコースに申込み、筆者は2級の事前講習を申し込んだ。今日一日は子どもたちとは別行動だ。検定場所のチャンピオンゲレンデで午前中の講習が始まった。今朝ゲレンデに出た時には絶好のコンディションかと思ったが、この日も気温は高めで雪が重かった上、たくさんのスキーヤーが朝一のパウダーを狙って滑った後だったので、不整地に近い状態になっていた。最初足慣らしをしましょうと滑ってみたが、それでもう足に疲れが来る位だった。

 練習では検定種目の小回り、中回り、大回りを順に滑る。小回りでは上体の揺れとストックワークを指摘される。上半身の揺れはどこのスクールに入っても必ず指摘される。若い頃に身についた癖なので、中々直す事ができないでいる。最近子どもたちにもこの癖が伝染してきた事が心配だ。ストックワークは大回りと同じ様に斜め前方につく様にしていたのだが、しっかりと握って前後に掻くように言われた。また、大回りではストックをついた後、大きく体全体で伸び上がる癖があるので、ストックは突かずに姿勢を意識しながら回ったほうが良いということだった。女性の指導員の方は分かりやすい言葉で丁寧に教えて下さり、コツがよくつかめたように思う。中回りでは初めて「いいですよ!」とお褒めの言葉をいただいた。



↑昼食はケンタッキーフライドチキン

 着替えをした後ゲレンデへ。このロッジはメインの通り沿いにあるので、ゲレンデまでも徒歩1分。非常に便利な立地である。ゲレンデに出ると、一面の雪景色だ。年始の北海道以降県内での練習が続いたので、自然雪の広大なゲレンデは久しぶりだ。加えて出発直前にこの冬一番の寒波が到来したので、全面新雪状態で最高のコンディションである。まずは中央クワッドで一本上がる。栂池高原はどこまでも続く広大な緩斜面が特徴だが、今の子どもたちには少々緩すぎるので、さらにもう一本リフトを上がって上級のチャンピオンゲレンデに出る。最大斜度35度、平均斜度26度の急斜面だが、幅が350mもあるので割と余裕を持って滑る事ができる。


 翌日の検定に備えて、午前中はこのゲレンデで滑る事にした。まず、大回りの練習から始める。一人ずつ順番にスタートする。まずは長男。地元に比べると雪質が良いせいだろうか、板を揃えて上手に滑っている。ターンの時に谷側の板にしっかり乗り込むように話をして、長女が来るのを待った。


 ・・・長女が現れない。斜面が急なので筆者のいる場所からはスタート地点が見えないため、何度も大声で名前を呼んでみるが反応がない。ひょっとしたら誰かにぶつかられて転んでいるのかも知れないと思い、板を外してスタート地点まで歩いて上っていた。ところが、そこには長女の姿はなかった。長男に話をしている時に横を滑りぬけていったのだろうか?リフト下まで滑って降りてみたが、どこにも見当たらないので、更に下の初級コースも探してみるが、ここにもいなかった。



 
↑長男は犬と遊んで能天気        

 心配になって放送で呼び出しを頼むと同時に、もう一度チャンピオンコースに戻ってコース脇を調べる。最初は気づかなかったが、コース脇は沢になっており、ここから落ちると大変なことになる。前々週の長男の事故の事もあったので、滑る前に障害物とコース脇には十分気をつけるように言ってあったから、長男はともかく慎重な長女が自分で脇に近づく事はないだろうと思いながらも、落ちた跡がないか慎重に見ていった。そして再び麓まで降りて来ると、待たせていた長男が「長女がいた」と報告。どうやら一本目の滑走で離れた所を通り過ぎ、リフト下まで行ったが誰も降りてこないので更に下のコースに進んだようだ。そして、ロッジの方まで探しに行って方向が分からなくなり泣いていた所を親切な方に見つけてもらったようである。何はともあれ無事でよかった。これからはぐれた時には直前に乗ったリフト乗り場に集合というルールを作った。


↑気を取り直してチャンピオンコースを滑走!


 気を取り直して、再びチャンピオンコースに上がり、大回りと小回りで数本降りた頃にはお昼も回っていたので昼食を取ることにする。午後からはゴンドラに乗って頂上へ。この日は天気が良く、空は鮮やかに澄み渡って周囲の白馬山麓がくっきりと目に映る。写真を何枚か撮った後、ヒットパークへ。大小のキッカーが並んでいたので、筆者と長男は小キッカーに入る。長女は助走までつけて途中で怖くなって横に逃げる。午前中の経験で少々弱気になっているのだろうか。その後ハンの木コースを滑り、一度下まで降りて栂池の象徴である鐘をつく。麓まで滑り降りると、一気に気温が上がる。汗ばむどころではなく、大汗をかき始めたので、急いで上部のゲレンデへ避難する。2月の長野では従来考えられなかったような現象だ。



↑天気も快晴で最高の気分だ


 丸山ゲレンデに来ると、この日は栂池のジュニアがポールの練習をしていた。コーチに話をしたら子どもたちは中に入ってもいいと言って下さった。ここを5本ほど繰り返して滑り、白樺ゲレンデへ。これで栂池の主なコースはほぼ回った。夕方になると昼間解けた雪が凍ってアイスバーンがあちこちに現れた。年始の北海道といい、今年は随分アイスバーンに縁がある。



 
↑栂の森頂上で記念写真            ↑パパと長男 標高1680m


 
↑ポールバーンで練習            ↑夕日の中この日最後の滑走    

 ロッジに戻って夕食を食べる。メインの肉料理の他に魚料理、小鉢、信州そば、ご飯、味噌汁、デザートと中々のボリュームで味も良かった。部屋の布団も昨年のロッジ幸のようなしっとりと湿った布団ではなく、毎回シーツも変えているようだ。このロッジ。エコノミープランで来ることができるのなら次も利用したい。食後は近くの土産物屋とゲームセンターを回った後、天然温泉「栂の湯」へ。スキーの後に入る温泉は最高だ。疲れも取れて夜もぐっすり眠る事ができた。



↑夕食は中々ボリュームがあった



さあ、明日はいよいよ検定にチャレンジ!

 (期日)2007年2月 (宿泊)びゅう栗田(1泊4日車中2泊) (移動手段)バス 
 (栂池高原HP) http://www.tsugaike.gr.jp/
(びゅう栗田HP) http://www.v-kurita.com/

スキー場データ


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コースの豊富さ  栂池高原といえば、幅1km・長さ1kmの初級者コースとしては日本最大の「鐘の鳴る丘ゲレンデ」が有名。広大な一枚バーンでどこまでも続くゲレンデは快適に飛ばす事ができる。更に上部にはやや傾斜の増した「鐘の鳴る丘第二ゲレンデ」があり、初級コースの充実度は申し分がない。中級者はゴンドラやリフトを使って最長滑走距離が3kmを超える「ハンの木コース」へ。斜度の変化に富み、一部コブもできている。またコース端の方は深雪状態になっている。上級者には連続したコブ斜面と深雪の味わえる「馬の背コース」や最大斜度35度の「チャンピオンゲレンデ」が用意されている。初心者・初級者のイメージが強い栂池だが、どのコースもゲレンデ幅が広く、実際のコース数以上の規模と受容力がある。
積雪量 AA  白馬地区ではコルチナに次いで奥になるので、当然積雪量は多い。この地区だけでなく多分日本全体で見ても指折りの積雪量。昨シーズン筆者が訪れたときは何と4mにも達していた。
雪質  こちらも奥地にあるため、申し分がない。トップからベースまで雪質の変化が少なく、快適。特に最上部の栂の森ゲレンデでは一弾と軽い雪に出会える。
混雑度  鐘の鳴る丘ゲレンデはそのあまりの広さのためにいくらスキーヤーが押しかけても混雑を感じない。ハンの木コースは中級者以上が集まるため混んでいるがn、幅が100mほどあるので、コースを選択すれば大丈夫。
雰囲気  全体的に広々とした感じが気分を爽快にさせてくれるゲレンデだ。初級コースが充実しているため女性や家族連れに人気が高く明るい雰囲気がある。
アフタースキー  ゲレンデ周囲に宿泊所とレストランや土産物・カラオケ店などがある。かつてスキーブームの時代にはディスコ等若者のニーズに合わせたたくさんの施設が揃い日本有数の大娯楽ゾーンだったようだ(ナンパのメッカとしても有名だった)。が今は街自体が廃れ、小さな娯楽施設しか見当たらない。
旅費  地元徳島発のバスツアーで2万円台の旅費。宿泊所のグレードにもよるが、信州に比べると近いので旅費は割安。
アクセスの良さ  徳島からバスで8時間程度。岐阜よりは少し時間がかかるが、旅行後疲れが尾を引く様な事はない。
総合評価  白馬地区では八方尾根に次ぐ人気を誇る栂池高原。タウンに以前ほどの勢いはないが、ゲレンデの広さは健在。また、ほとんどのリフトがクワッドで効率的な移動ができるのも魅力。ただ気になったのは、リフトの設備が老朽化し、前回訪れた時にはゴンドラ・リフトが3回もストップしていた。

昨年長男が4級を受けた栂池高原スキー場。普通スキー検定の受験料は2000円から3000円するものだが、ここのスキー場はスキースクールに入れば+500円で検定を行ってくれる。しかもSAJ公認スクールなので、認定状も発行してくれる。昨年長男が合格した時から、3級を受ける時にはまたこのスキー場に来たいと思っていた。ついでに筆者も3回目の検定を受けて見ることにする。白馬のスキー場は日本一検定基準が厳しいと聞く。地元でなければ中々受かりそうにない筆者だが、どの位の点を出せるか試してみたい気もして三人で申し込むことにした。


 出発直前、子ども達の様子が怪しい。数日前から37度前後の体温で鼻声になっている。いつも大事な時に体調を崩す子どもたちだが、今回は出発間際に36度台に下がったので、薬を持って出発をした。今回利用したのはバケーションクラブのツアー。このツアーは夜行用のリクライニングの大きなバスが運行するので、夜も眠ることができて楽だ。白馬線には普通のバスが運行する予定だったのだが、申込人数が少なかったので途中(松本)までスーパーシート付きの志賀高原行きバスに乗り合わせるという。筆者の隣席は空いていたので二席分を使うことができ、横たわって眠ることができた。一昨年までは徹夜で滑ることも多かったが、いいツアーが出て楽になった。


 松本からはジャンボタクシーで朝8時半頃栂池高原に到着。いつもは最寄の停留所までしかバスは行ってくれないが、人数も少なかったのでホテル前まで送ってくれた。今回泊まったのは、「びゅう栗田」というロッジ。ツアーのエコノミーコースなので宿は全く期待していなかったが、外観はアーリーアメリカン風で中々お洒落だった。中に入ると昨年の「ロッジ幸」と同じ様な構造だったが、階段やロビーにはインテリアも置かれており、こんな表現をすると失礼だが、随分マシだった。



↑バスで長野に到着。月が出ている

4日目 今回は神戸空港からのツアーで乗り継ぎが無いので、最終日も14時頃まで滑る事ができる。この日もイゾラまで行くつもりであったのだが、大型寒波が接近し、朝からゲレンデには暴風雪が吹き荒れている。リフトもホテル前の2本しか動いておらず、いつ止まるか分からない状況だと言う。出発まで時間があるので、そのうちに天候も変わるだろうと期待し、一日券を購入した。


↑暴風雪の中スキーを決行


 子どもとクワッドを上がってバンビコースを一本滑ってみる。降り続いている雪のお陰でゲレンデは新雪状態だが、気温が高いため雪は重く足をとられる。しかも時折突風が吹き前が見えなくなる。これでリフトが動いているのが不思議な位の天候だ。一本下に下りると妻が初級コースを滑ろうと誘う。「前傾姿勢」を覚えてから大変積極的な妻だ。初級コースのホワイトラバーコースは圧雪がよく効いており、非常に滑りやすい。妻も例のポーズで順調にターンを刻んでいる。ビデオを構えた筆者の横を通り過ぎる時には片手を挙げてガッツポーズまで見せる余裕だった。


 
↑妻はずいぶん上達した          ↑これは珍しい!妻のガッツポーズ

 2・3本滑ると風もさらに強まってきて子ども達も飛ばされそうな状態になってきたので雪だるまでも作ろうと提案した。四日目のスキーに少々飽きが来ていた子ども達は大きな歓声を上げる。せっかく時間があるので筆者はさのですの巨大雪だるまに挑戦した。約1時間半かけて造られた高さ80cmの雪像はたくさんの人々の注目を浴びた。



↑高さ80cm・・・過去最大の御本尊様の雪像 


 昼も近づいてきたので、昼食の前に筆者だけリフトを乗り継いでウエストMt.の頂上に行く。これまで余り滑る機会の無かったエリートコースを思いっきり飛ばす。下まで降りてくると、ホテル前のリフトには今まで見た事も無いぐらいの行列ができていた。乗り場から延々と100m位人の列が続いている。連休で集まった大勢の客がたった二つのリフトに集中した結果だ。我々は早めにスタートしたのでこの大混雑に巻き込まれなくて良かった。

 
↑お昼のスープカレー            ↑昼過ぎにはポニーも顔を見せた

 昼食後は風が強まってきたので予定より30分早く切り上げて荷物の整理にかかる。妻の板とブーツが増えた分例年より時間がかかったが、何とか出発時刻に間に合った。空港へ移動するバスの窓に激しい風と雪がぶつかる。果たして飛行機はちゃんと飛ぶのだろうかと心配していたら悪い予感が的中した。空港の電光掲示板に「千歳近辺に暴風暴雪の恐れが強まっているので搭乗手続きを中断中」と表示がある。神戸便だけではなくその他の空港もみな中断である。どうやら乗るはずの機体は千歳上空を旋回し、天候が回復するのを待っているようだ。8便が同じ状態で待機し、2時間が過ぎた。この間、仙台空港から来た機体は結局着陸できず仙台に引き返したとのアナウンスが・・・。もう戻れないかもしれないと半分諦め、空港で一晩過ごすための座席の確保をしかかってた時に神戸便搭乗手続き再開のアナウンス。結局3時間遅れで何とか千歳を飛び立つ事ができた。ただ、神戸空港が23時までしか開いていないので、関空に到着する事に。ここからチャーターしたバスで神戸へ移動し、そこから車で家に着いたときには午前3時を回っていた。翌日の仕事は一日中眠かったが、戻る事ができたのは不幸中の幸いか・・・。



来年もまた来ようね↑