名言(278) ― この世のすべてのもののこと | saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

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これまで出会った言葉たちについて考えていくブログです。まず、名言から始めています。

存在するものは、みな良きものである。
[トマス・アクィナス(中世ヨーロッパの神学者・哲学者)]

この世はすべて美しい。
[釈尊(仏教の開祖)]

心が開いている時、この世は美しい。
[ゲーテ(ドイツの文豪)]

心暗きときは、すなわち遇(あ)うところことごとく禍(わざわ)いなり。眼(まなこ)明らかなれば途(みち)にふれて、目にふれるものはみな宝なり。
(語注: ・心暗きときは=心が暗い時は。 ・すなわち=則(すなわ)ち。△漢文においてそのあとにその結果を述べる文脈の際に添える語であり、特に言い換えなくてよい。 ・遇うところ=出会う対象は。 ・禍いなり=災いをもたらすものに見えてくる。 ・眼明らかなれば=目が明かであると。心の目が明るく開いていれば。 ・途にふれて=道中。道すがら。 ・宝なり=宝である。宝として見えてくる。)
[空海(平安時代初期の高僧)]

愛なしにはなにも認識できない。愛によって多くのものを認識できる。
[ドストエフスキー(ロシアの文豪)の「メモ・ノート」より。]
     

動物を愛せ、植物を愛せ、この世の全(すべ)てを愛すのだ。全(すべ)てを愛せば、ものごとに神聖な神秘が宿(やど)る。それにより、日々がより良いものだと感じるようになる。そしてついには、持てる限りの愛情でこの世のすべてを愛するだろう。
[ドストエフスキー(ロシアの文豪)の小説『カラマーゾフの兄弟』のゾシマ長老の言葉。]

すべての人には個性の美しさがある。
[エマーソン(アメリカの思想家・詩人)]



悟った明るい愛の心で見れば、この世のすべてのものは美しい善(よ)いと述べている。 

[追記更新:24/03/19]
 

※※ 
今回のぶんと内容が関連するぶん 

・名言(31) ― この世界の宝に気付くこと
・名言(8) ― 人や事物の善性のこと
・名言(15) ― 個性を認めていくこと


※※※  
次の★に、当ブログで投稿した名言のうち、特に佳(よ)いと思った名言を、「名言・100選」としてリンクしました。
 
★名言・100選
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