前日のマラ3に続いて今年3回目(ベルリンコンツェルト&東京CPO)のマラ1を聴いてきました~
2019年12月7日
ミューザ川崎シンフォニーホール
東京交響楽団
川崎定期演奏会第73回
Cond:マーク・ウィグルスワース
Pf:マーティン・ジェームズ・バートレット
【第1部】
ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491
(W.A.モーツァルト)
第1楽章 Allegro
第2楽章 Larghetto
第3楽章 Allegretto
【第2部】
交響曲 第1番 ニ長調「巨人」(G.マーラー)
第1楽章 Langsam, Schleppend, wie ein Naturlaut - Im Anfang sehr gemächlich
第2楽章 Kräftig bewegt, doch nicht zu schnell
第3楽章 Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen
第4楽章 Stürmisch bewegt
ミッキー井上&ゲルギーに挟まれた公演日の巡り合せと演目がマラ1では最初からハンデ戦でした
昨年のメータ/バイエルンとは言いませんが(コンサート日記237)同じ東響でこの前マラ7名演もあり
年1回の客演ではなかなか成熟した演奏は難しいと思うのですが実際の演奏の結果も同じでした
前プロのモツPfコン24番は非常に気品のある演奏でピアニストの誠実さが伝わってきましたが、逆にパッションを前面に出して欲しい部分も・・・ソリストとオケのバランスは良くそこはマークの手腕かな
後半のタイタンはまとめるのではなく結構アグレッシブに攻めるところは攻めていたのですが、前日の読響のようなオケと指揮者が一体となった思い切りのよさは感じられず
それぞれのパートやセクションの懸命な演奏も全体へと繋がっていない東響も川崎会員なのでケチはつけたくないのですが・・・
特に気になったので敢えてコメントすると2ヶ所で、まず「第1楽章「さすらう若者の歌~朝の野原を歩けば」のVcによる主題がなんだか音程もアーティキュレーションもそろっていない印象が強く・・・ムムム
そしてもっと違和感を感じたのが第3楽章のコントラバスの主題をパート全員でソリとして演奏したのですが、これもニュアンスどころかすべて揃わず・・・バイエルンのようにCB首席のソロでやったほうが・・・
まあそこはマーラーの1番~会場では終演後のぶらぼ~もかかって沸いてはいましたのでソレゾレということで、マラ1はあまりにもいろいろなオケの演奏を聴きすぎましたかね初心忘れずにいこっと
コンサート巡礼を続けても名演に出会えるほうがレアなので期待持ちすぎず行脚を続けていきましょうということでオベーションもそこそこにWヘッダー~次の東京文化会館ゲルギーへGO