大フィルの余韻もそこそこに、今度は九響の定演に行ってきました
毎回演奏会には一番乗りして、写真撮りまくってXでポストしています
開場前で忙しいだろうに、何時しか顔見知りになった九響の営業部長さんが、私の与太話しに短時間ですが付き合ってくれていました
そんなこんなでお世話になった部長さんが定年退職で、今回がラストの定演ということを聞き、卒業祝いをプレゼント
気持ちです
博多駅 → アクロスのバスを途中下車川端通り商店街の花屋さんへ花束を頼むと、出来上がるまで向かいにあるうどんのWESTで九響めしをとりました
サクサクかき揚げ丼セット
誘惑が・・・
食事が終わると花束持ってホールへ
福博であい橋
西中洲でイベント
動かない系
アクロス到着
公園口から入館
ホール入口
2024年9月20日
アクロス福岡シンフォニーホール
九州交響楽団
第424回定期演奏会
スダーンの興奮再び、至宝の
”ベト7”
Cond:ユベール・スダーン
【第1部】オール・ベトプロ
「コリオラン」序曲ハ短調 Op.62
劇音楽「エグモント」作品84 序曲
「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
【第2部】
交響曲第7番 イ長調 Op.92
第1楽章 Poco sostenuto - Vivace
第2楽章 Allegretto
第3楽章 Presto, assai meno presto
第4楽章 Allegro con brio
九響以外のスダーンさんとなるとこんな前か
前半配置(自席2F会員席から)
皆さんが感想を述べているように「コリオラン」の出だしで、前回の名曲・午後のオーケストラで聴いた音との余りの違いに仰け反りました
ベートーヴェンの楽曲に特有の気品さえ感じるサウンドは、事象だけ追えばやはり指揮者の違いということになるのでしょうか
序曲3曲を前半にそろえ後半は交響曲とベートーヴェン真っ向勝負のプロでしたが、一言でいえばさすがスダーンさん今の東響は秋山さんがこねた餅をスダーンさんがつき、ノットが美味しく仕上げたと思っているので、九響にもよい影響をと念じています
今回の演奏会の反響で多かったのはベト7についてのコメントでしたが、特に攻めた第4楽章が中心ですか~確かに指摘のとおり音のミスが許容できない人には気になる演奏でしょう
まず入りの第1楽章第1主題(のだめカンタービレで有名)のFlソロが、私の会員席2F中央ブロック2列目に、驚くほど鮮烈に届いてきたのはさすが大村主席ということで、カーテンコールのときにスダーンさんも真っ先にコールしていましたね
今回のベト7はオールリピートでしたが弛緩するところもなく、第2楽章「不滅のアレグレット」もスコアは単純ながら、逆に弦部のアンサンブルの良さが如実に出る聴かせどころです
全楽章を通じて森さんのTimpも効果的でしたが、特にこの楽章でのテイストがGood終演後の団員見送りでベトティンパニーよかった~と感想を伝えるとニヤニヤ
後半配置14型
第3楽章のプレストのトリオもダイナミックスがよく付けられていて、Hrと木管のアンサンブルも問題ないのは、名曲の時と違い首席Hrのベーカーくんがいるからか
そしていよいよ最終楽章~我々は勝手にスダーン九響VSルイージN響のベト7対決だと盛り上がっていたわけですが、事前に団員さんから今度のメイン曲はいろいろ仕掛けがあるよと少々情報漏洩がありましたが、一番驚いたのがそのスピードでした
Xとかブログの情報だとルイージの最終楽章もかなり早かったとのことですが、クラシック音楽館で放送があれば比較してみたいところです~それぐらい高速でした
スダーンさんのキュー出しを見ていると、Hrに強奏を指示しており指揮者の意図は明白でしたが、あれだけの高速でfffを出すとバランスが崩れたり音が外れたりするのも当然の帰結と思いますが、ベートーヴェンのロックといわれるビートと音楽の乗りを重視するのはある意味王道かと
リピートで同じ箇所がまたくると、もう奏者も鬼気迫るものが・・・これまた団員見送りでベーカーくんとも話しましたが燃え尽きているようでしたw
オーラス弦部の追い込み
そしてその後にくる熱狂的なフィナーレの掉尾を飾る弦部のパッセージが、よくあれだけそろえられるなと驚愕コンマスの西本さんとの会話でもこの話で盛り上がりました
オケが一丸となり怒濤の進撃でオールフィニッシュ~私は多少のミスはあれど果敢なチャレンジの結果であり、コンサート全体を俯瞰しても非常に上質であったと感じました~スダーンさん団員の皆さんぶらぼぉぉぉ~~~お疲れ様~ありがとうです
今夜はコチラ