2度目は下旬で、花道脇。時期とお席が違うことで別の舞台みたいだった。有り体に言えばひと月毎日続けて洗練されてるんだけど、今回は色々な意味で特殊。最初に見たときも並々ならぬチーム戦の覇気があったけど、今回は団結の中に緩急があるような・・流れをさらに味わわせてくれる。お客側は初旬と変わらず「見守る」ようでもあり純粋に興じてもいて。
中車さん演じる主人公。はみだし者だった彼が家の事情を背負いながら必死こいて進んでいくのを、いつの間にやらみんなが応援してるという。どこか何か現実と繋がる。宙乗りは復路自体珍しいのだけど、初旬には「大丈夫なのかな・・」と眺めていた途中落下。今回は「魅せる」ものになっていた。他の細やかな所作や台詞の抑揚も変わっていて、その変化を観られたことを有難く思う。千穐楽まで無事のお務めを。