村川透監督の故郷 山形村山。
「恩返し」「好きなことをする・豊かになる場を創りたい」と尽力して創られたのが、アクトザールM.という文化拠点。
監督とアクトを構想~設立~現在まで支えてらっしゃる皆さん。
「10周年記念感謝の集い」からちょうど一年。
生まれも育ちも根の張った鎌倉民(私)にとっては、第二の故郷。
今回も「おかえりなさい」と迎えていただき、ありがとうございました。
玄関の御花も毎回「おかえりなさい」言ってくれる。
設備ひとつひとつがこの11年間に整えられていったもの。
この空間で、愛あるみんなが一緒に、映画観たりコンサートしたり歌ったりイベント創ったり。凄いことだし素敵なこと。
文化拠点が人の人生を豊かにする。これからも永く永く。
これから一気に寒い季節が訪れそうですが、皆さまどうかご自愛いただきあたたかな時間を過ごされてください。
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◆毎月第2土曜は映画観賞会!
村川監督作品以外を上映することが多いなか、今回は「まだまだ知られてない、村川透監督”テレビドラマ”作品」。『蘇る金狼』『最も危険な遊戯』は上映されたり知名度も高い。テレビドラマは『あぶない刑事』などは知られてるけど、そのほかにもめちゃめちゃ沢山ある!!!燦然と輝く村川透アーカイブを参照しつつ、放映45分+解説45分という贅沢。
昭和のテレビドラマは当時、たった一度放送のためにすべてを尽くして創られた作品。それを45年越しで、素晴らしい環境で、愛ある皆様と一緒に観る。監督は、「一回放映して終わりと思ってたテレビ作品を、45年経て皆さんと大画面大音響で観られて心血注いで作ってきてよかった」と涙してらした。
芸術・娯楽は、本当に人生を豊かにしてくださる。


【1】『大追跡』第14話「大逆転」
・刑事ドラマ史上、突出した設定
・舞台は横濱。所轄に限定されない「遊撃捜査班」という、落伍者や不良の寄せ集め。刑事部屋が地下にあるのは、もともと物置だったから
・長谷直美さんが電話する所作、素行不良ぶりが出てて良き
・恭兵さんのテレビドラマ初レギュラー
・『大都会』の後番組なので、ガンアクション秀逸
・今回は、厳かなアクションの回
・冒頭での演芸場呼び込みは、「(この作品が始まるのを)寄ってらっしゃい観てらっしゃい」というメタファー? 開幕からワクワク
・大野雄二音楽。『最も危険な遊戯』『ルパン三世第2シリーズ』からの引用も
・取り調べのシーンは、後年の『白昼の死角』に通じるものがある
・実は東宝作品
・「チンピラ・ブギ」と「大逆転」は、村川監督作品のなかでも”奇跡の2本撮り”BY柏原先生
・撮影所のシーンで流れるアナウンスが・・(笑)
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【2】『探偵物語』第16話「裏切りの遊戯」
・村川監督×仙元さん3本撮りのうちの一本
・やばい楽しい
・お遊びいっぱいで笑い過ぎて。さすが、村川監督と優作さんの間柄と唸る。ちなみに、御二人とも同じタイミングで、現場で脚を骨折している。
・なんの説明もなく、杖使ってる工藤ちゃん・・(説明が無いのも面白い、なんでだよ!!!w)
・ストーリーなんなんだっけ・・ってなるくらい、それで成立しちゃう名作
・ジョー山中さんによる『人間の証明』セルフパロディ
・ベスパかわいいベスパ
【3】『大激闘マッドポリス'80』第7話「地下銀行の襲撃」
・設定はOPで説明されるけど、なにしろ速すぎて
・全国の反社がジャパンマフィアというひとつの組織になった近未来。警察側もマッドポリスとして編成される
・刑事ドラマが乱立して限界が来ていた時代に、あらゆる設定を可能にした「警察庁」
・こう見えても公務員
【4】『西部警察』第42話「ピエロの名演」
・苅谷さんとのご縁は『トラ・トラ・トラ!』から
・泣かせるアクション
・店員や警官、ちょっとした役の方まで面白い
・「監督とは、俳優さんがやりやすいように気持ちをぶち込む仕事」






























