サナトリウム -5ページ目

多和田葉子

 翻訳について


http://wwwsoc.nii.ac.jp/gsle/90.nukigaki/nukigaki.tawada.html


彼女の朗読会も面白い。

言葉のつなぎ方とテンポ。

島田雅彦

 彼は小説家で、大学の先生でもあるけど、作品として面白いのはエッセイなんじゃないかなと思う。小説は、彼の場合、なんだか理屈をこねくり回しているようだ、というより理屈があってそれを何らかの形にしようと、理屈を理屈のみに集約させず、ユーモアも混ぜたいからフィクションを作っているように思える。『自由死刑』とか、特に。彼の若い頃の『偽作家のリアルライフ』や『ヒコクミン入門』がおすすめ。最近、朝日の週刊本『認識マシーンヘのレクイエム』を買ってみた。気に入った文章を引用。

 言語が言語に及ぼす浸食作用について

[・・・]ナボコフの場合に即して考えてみますと、ナボコフが大事にしてきたかけがえのない幼年時代の思い出、これを言葉に書き換えて収集する作業が現実に変質をもたらしてしまう、ということなんです。


 1985年刊行だから、このとき島田雅彦は24歳。写真も男前。

井上陽水

陽水の『婿び売る作家』を読む。

彼は、勢いで何とか作っちゃえみたいな感じで曲を書いているみたい。

歌詞についてはそれほど悩まず、これでいいかな?くらいのノリだそうだ。

もちろんこういった発言には照れ隠しがあるとは思うけど。

論理的には不明解なときもあるけど、言葉の並びがなんだか詩的になって、

彼の声色もあいまって、素敵な歌になる。

通常の日本語を並べているだけじゃつまらなくて、

いろんな言葉のモンタージュでおおおっと感じさせるフレーズを

生み出していくんですなぁ。日常とのづれ、ゆらぎ。


好きな曲

「傘がない」

「結局 雨が降る」 

memo

リチャード・リーコック

http://www.richardleacock.com/



『ル・モンド』日本語版

http://www.diplo.jp/index.html

死者

ロンドンの死者は数えられ、ファルージャの死者の数は報道されない。


「テロを許せない」という前に、「テロ」を生み出す背景を考えなければならないよ、

テレビ屋さんや新聞屋さん。テレビ朝日は、今朝いいことやってた。特に、橋下弁護士。

あと、自分たちが乗っかっているディスクールを分析してみなきゃ。


イギリスやアメリカも、「対決」といっている以上、和解はない。

でも、じつは対決状態を継続させておくことでいいことがあるから、

例えば武器は売れるし、防犯カメラも売れるから、

常時、敵を作っておこうと思っているのかもしれない。

こんなこと書いてたら誰かから怒られるかもね。

でも国民をびびらせておけば、国家が支配しやすくなる。

「伝統文化を尊重し、郷土と国を大切にし、

国際社会の平和と発展に寄与する態度の涵養」も、これだよね。


ラジオ

ただいま、パソコンに向かって仕事中?なのだが、

それほど忙しくないので音楽でも聞いてみようと思ったが

CDを忘れてしまったので、そうだ、インターネットラジオだ、と

ポーランドのラジオを聞いてみる。


http://www.radio.com.pl/


ポーランド語のニュースやポップスがメインだが、

昭和の時代の英語の曲などが流れてきて心地よい。

自分の予測しない曲たちが流れてきて

それらが一応になんとなく快いというのは素晴らしい。


僕がラジオをよく聞いていたのは高校時代。

赤坂泰彦の番組、中島みゆきのお時間拝借、

ナガイマリコのキスミスユー、Wha't up Smap?

今気づいた、Smapを並び替えるとSpam。

今もこういった種類の番組は存続しているのだろうか。

ラジオが人々をつなぐ時代は終わったのでしょうか。

「尾崎んちのばばあ」で盛り上がった10年前が懐かしい。


かく言う(書く)僕は、NHKのビジネス英語を聞き始めた。

最近

森達也のドキュメンタリー上映会と討論会に行き、タルコフスキーのオールナイトに行き、ヨシイロビンソンのライブにいくという、なかなかの文化的な生活を送ったが、一番よかったのはなんといってもロビンソン。


森達也のは、『放送禁止歌』というドキュメンタリーを見たかったから行ってみた。映像を通して何が言いたいのかっていうのは、じつはすでに本で読んでいたから、映像を見てもあまりいいなーとは感じなかったが、

挿入されているライブ映像や放送禁止歌の音楽がとってもおもしろい。「自衛隊に入ろう」とか「放送禁止歌」とかね。映像のレベルでいうと、低い。彼は文章のほうが向いているんじゃないかな。選ぶテーマがテーマだから、ドキュメンタリストとして有名になってきたけど、映像としては弱い。佐藤真の作品の先週くらいに見たが、不在を示す彼の映像のほうがはるかに力強いのです。映像の力ってどうやって高めるのかね?

あと、討論で話していることも、本に書いてることばかりで、あんまり面白くなかった。


タルコフスキーのオールナイト。『サクリファイス』と『ストーカー』と『鏡』。『サクリファイス』を見にいったようなもの。物語はちょっと難解だが、さすがタルコフスキー、すっごい強い映像です。演技もカメラワークもゆっくり。最近、こんな映画作れる人いるかな。日本映画に、黒澤の『生きる』の志村喬みたいな抑えた演技をできる俳優が出てきてほしい。


ヨシイロビンソン、やっぱかっこいい。

ただ、歌は前のほうが上手かったかもしれない。

ビールを飲んで彼の声を聞けるなんて、最高ですな。

ヨシイ・ロビンソン

 イエローモンキーのボーカル吉井和哉がYoshii Lovinsonとして初めてツアーをやってます。僕はイエローモンキーが活動停止して、吉井和哉がソロをはじめてから、最初のころは彼の音楽があまり好きになれなかった。というのも、いつもイエローモンキーの頃に僕が感じていた、日本らしさだったり、昭和歌謡だったり、ほかのバンドさんたちとは混ざりませんよ我々は、っていうトンガッタ部分がロビンソンには感じられなくて、力が弱くなったなー、なんて思っていたから。イエローモンキーの痕跡探しなんてあんまり意味ないんだけど、かれこれ10年くらい好きだったバンドなので、ま、仕方ないんです。昨年末のメカラウロコに行って、化粧した吉井和哉が「JAM」を歌って、ようやくサヨナラができて、そしてまたしばらくしてライブをやることになって、ついに彼の音楽をちゃんと聞いてみようかなと思うようになった。

 最近になってようやく、日本のロックバンドとかそういうリキミを抜いて、音楽を楽しもうとしている吉井和哉の声を聞けるようになったのです。


「西日で部屋の全部がー」なんてあたりの、声の伸びが大好きです。


 来週、Yoshii Lovinsonのライブに行ってきます。




東京事変


このバンドのライブ映像を、たまたま見た。

昭和というか、昔のキャバレーというか、そんな多少のいかがわしさが漂う。

ああいう雰囲気は好きだなー。イエローモンキーで言えば『花吹雪』。




yoshimasu gozo