先の寒波では、関越高速道路で大規模な車の立ち往生事故が発生した。今大陸から近づいている次の寒波は、それを上回る大寒波という気象情報を報道で見聞きする。

 よく利用している イギリスのWXCHARTSという民間会社の気象サイトの情報は、非常に見やすくて使いやすい。

 その850hPa面の気温を示す図面は、「見やすい」を通り越して、何かおどろおどろした不気味さを感じてしまうくらいだ。何かが日本列島を飲み込みにかかってくるような雰囲気である。警戒心が否が応でも高まる。

 日本の気象庁の資料はモノクロが主である。カラーで見やすく工夫されているという民間会社の閲覧利用は、年間数万円もかかるようになっている。

 以前から諸外国では、上記の会社に限らず、世界中の大学や関係機関、民間会社等から、膨大な最新情報がもちろん無料で提供されている。遅まきながらも、日本の「デジタル庁」の進展が期待されるところである。

 ところで、地上への降雪の目安は1500m付近でー6が目安といわれている。当地では明日30日の夕方からと予想され、数日は続くかもしれない。

 昨日も今日も、薄日がさす穏やかないい天気である。まさに嵐の前の静けさか。自宅の消雪用の井戸は、雪が3日降り続くと水が涸れて大変なことになってしまう。どうか雪降りは休み休みにしていただきたい__と祈るような気持ちで空模様を仰いでいる。

  コロナでぼーっとしているうちに、こんどはこの豪雪!季節の移り変わりは、本当に歌舞伎の回り舞台のようです。

  降雪直前の先日、里山歩きを楽しんできました。あたりは、わずかな常緑系のほかは、茶色一色の初冬のたたずまいでした。登山道の足元で、ロゼット状の次のような黄葉のまま残っている枯れ葉が、一際目をひきました。いろいろと調べたのですが、どうも判然としません。今までも散々目にしてきたような気もしますが、加齢のせいでしょうか、どうにも思い出せません。

  帰宅後、記憶をもとに絵に描いてみました。また、今日になって、野帳に挟んでおいた標本?があることに気がつきました。吸湿紙を取り替えていませんので、当然見事な茶色になっています。

【 気のついた点 】

 

○ 海抜300mあたりの里山

○ 卵型の葉に大きめで粗く鈍い鋸歯

○ 葉柄は長く、葉本体の長さくらい。はっきりした翼が徐々に細くなる。

○ ほかの植物より、遅くまで黄葉の状態

○ 数枚の葉はロゼット状。毛の有無は不明

○ 葉の先端から葉柄の端までの長さは、15センチ前後

  

 来年雪が消えるまでお預けかなとも思いましたが、どうもそのこと自体を忘れそうな気がします。どなたか、この植物の名前を教えていただけないでしょうか。

 「暑い、暑い!」と口癖のように言っているうちに、いつの間にか「晩夏」の言葉が思い浮かぶ季節になってきました。

    この夏は、コロナウィルス禍のため、里山以外はほとんど山に行くことができません。加えて、ツキノワグマ出没のニュースも各地から聞かれます。山の生り物が不作と言われるこの秋は、里山歩きも特に気をつける必要があるようです。

 

          

                                  涼しい風に吹かれて     2P      WHITE WATSON   W&N  

 

  明日23日は「処暑」、そして2週間もすると「白露」。とは言うものの、これからの残暑はどの程度になるのでしょうか。例のラニーニャ現象発生の兆しも報じられています。 この現象が起きると、残暑が厳しく、冬は寒くなる傾向があるそうですから、あまり際立った状態にならないことを祈りたいものです。

 越後駒ケ岳(2003m)は、八海山、中ノ岳(2085m)とともに越後三山と呼ばれ、中でもその威風堂々とした山容から、三山の盟主と人々から親しまれています。「日本百名山」の深田久弥が越後駒ヶ岳を、「三千メートル峰の風格がある」と表現したように、その山容はどこからも実に堂々として見えます。

 

 

              梅雨晴れの越後駒ケ岳      WATERFORD  8F  /  HOLBEIN

 

 日本屈指の豪雪地のため膨大な雪崩が繰り返され、何万年もかけてノミでえぐったような深く険しい独特の地形になったということです。ここ水無川からの景観はその特徴をよく表しているように思います。人里近くから、また新幹線駅から車で15分などという所に、いきなりこの標高差役1800mもの山が聳え立っています。

 「威風堂々」とか「風格がある」などと言われるこの山を、絵に、しかも水彩で表現するにはどうしたらよいのか・・・・。イーゼルなどを片付けながら、「もっと勉強してから」などと山に言われているような気がしてなりません。今度描くのは10月の冠雪の頃になるのでしょうか。

山から見下ろすと、順調に育つ魚沼コシヒカリの青田の清々しい風景が広がっています。

山でスケッチをしていると、疲れ、寒さや暑さ、時間の都合などで、どうしても早描き一本やりになってしまいます。ほかに、寄って来る虫などで集中力が散漫になるということもあります。

とくに、目の前をちらちら飛び回るあのメマトイはどうにもうるさい。東洋眼虫という寄生虫の原因にもなるというから侮れない。時々鼻に吸い込んだりするとさらに気分が悪い。防虫ネットは鬱陶しい。評判のハッカ油もどうもいまいちです。

 

                             

               御嶽山から金倉山を望む    Clester SM  /  W&N

 

しかし、このメマトイもようやくシーズンオフとなったようです。ツバメなどのひな鳥が飛び方の練習をしながら飛んでいる虫を捕食したり、トンボ類が多くなってきたためか、最近はほとんど現れなくなってきました。これでようやく落ち着いてスケッチに集中できます。

ただ、気持ちのよい条件がそろうと、スケッチを夢中で根気よく続けやすいためか、絵にどうもスピード感やザックリとした感じがなくなり、いかにもつくったような面白みのない絵ができあがってしまいます。現場の雰囲気を大事に、思い切りのよい描き方を心がけているつもりなのですが・・・・。

 

              山 々 を 低 く 覚 ゆ る 青 田 か な ( 蕪村 )