山から見下ろすと、順調に育つ魚沼コシヒカリの青田の清々しい風景が広がっています。
山でスケッチをしていると、疲れ、寒さや暑さ、時間の都合などで、どうしても早描き一本やりになってしまいます。ほかに、寄って来る虫などで集中力が散漫になるということもあります。
とくに、目の前をちらちら飛び回るあのメマトイはどうにもうるさい。東洋眼虫という寄生虫の原因にもなるというから侮れない。時々鼻に吸い込んだりするとさらに気分が悪い。防虫ネットは鬱陶しい。評判のハッカ油もどうもいまいちです。
御嶽山から金倉山を望む Clester SM / W&N
しかし、このメマトイもようやくシーズンオフとなったようです。ツバメなどのひな鳥が飛び方の練習をしながら飛んでいる虫を捕食したり、トンボ類が多くなってきたためか、最近はほとんど現れなくなってきました。これでようやく落ち着いてスケッチに集中できます。
ただ、気持ちのよい条件がそろうと、スケッチを夢中で根気よく続けやすいためか、絵にどうもスピード感やザックリとした感じがなくなり、いかにもつくったような面白みのない絵ができあがってしまいます。現場の雰囲気を大事に、思い切りのよい描き方を心がけているつもりなのですが・・・・。
山 々 を 低 く 覚 ゆ る 青 田 か な ( 蕪村 )
