コロナ禍のなか、PCの具合まで悪くなり、このブログも1ヶ月以上も止ってしまいました。

 

 明日19日は、コロナ対策の県を跨いでの移動などが緩和されるとのことです。以前から、今年の残雪期には谷川岳にスケッチに行くつもりでいました。運行会社は相応の対策はしているでしょうが、あの狭いゴンドラ、リフト乗り場のあの長蛇の列を思い浮かべるとどうも気持ちがよくありません。何よりもマスクをして山登りなど、思っただけでも具合が悪くなりそうです。

 谷川岳のトマノ耳1963m付近から南西方向の残雪と新緑、岸壁、青空とのコントラストのスケッチを楽しみにしていたのですが、大事をとって諦めました。

 

 

           谷川岳 トマノ耳にて             WHITE WATSON  SM / C.W&N

 

 オジカ沢ノ頭、オジカ沢への斜面や俎嵓1890mへと続く残雪期の稜線のアルペン的な風景を、2、3年前描いたこの絵を見ながら思い出しています。

 標高はほぼ同じオジカ沢ノ頭より、遠くにある俎嵓の方をより高く描いていました。そのほかおかしなところがいくつもあります。絵だから、「絵づくり」だからいいではないかとも思いますが、どうも落ち着きません。

 日増しに雪渓部分が狭くなり、今頃どんな風景が広がっていることでしょうか。

新型コロナの緊急事態宣言の続く毎日、仲間と絵を描くこともできません。あまりに変化のない毎日のため、一昨日、久しぶりに誘い合い、「3密」に気をつけて野外で写生会をしました。

 

全員マスク着用、紫外線対策のサングラス(色に影響のないスモーク)とまぶかにかぶった帽子、などと、ちょっと異様な風袋に感じる通行人もあったかもしれません。

でも、よく見ると仲間の女性たちは、帽子や着ている服も、あたりの新緑や公園の色とりどりの花々とよくマッチして、皆さんとても素敵でした。

 

 

 

 

 

近くで描いているMizueさんとKazukoさんのマスクが何とも言えずおしゃれです。毎日マスクの品評会のようなテレビ画面で、私のマスクを見る目は肥えているのです。そのマスクを気に入っているご本たちも、写真は二つ返事でOK。聞けば、同じ仲間のAoyagiさんの手づくりとのこと。彼女の、絵だけでなくデザインセンスの良さと手縫いの見事さに改めて脱帽です。

お昼を食べながら、「デザイン・技術良し、モデル良し____ネットで飛ぶように売れるよ!」などと私が下種なことを言うと、Aoyagiさんはただ笑っていました。

 

 つい10日あまり前には、はらはらと桜が散り、今年の春は、外出自粛でどこにも花見に行かずにこれで終わりか・・・・などとちょっと感慨にふけったり、新型コロナを心配しているうちに、今日はいきなり30℃越えの真夏日になりました。

 

                 越後駒ケ岳                     FABRIANO STUDIO   20 X  25cm  /   W&N

 


                                                                               ( 赤) 気温  (黄) 湿度

 

2,3日前には気温が2℃の日もありました。今日は湿度も20%台まで下がるなど、内陸部の当地方は一年中でもっとも気候の変化が大きな季節になっています。コロナのこともほんとうに気になります。今年はことのほか、体調管理には気をつけながら、新型コロナウィルスが早く収束するように祈っています。

今年は ゴールデンウィークと言うのもはばかれるようで、「ステイホーム ウィーク」などと言う週になった。


時々の新雪で化粧直しをするような越後駒ケ岳  コロナで閑散とした運動公園  14 X 21.6cm  ALPHA / W&N

 

 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、全国で登山の自粛も呼びかけられている。ならば、「3密」の小屋泊まりではなくテント泊で、と山に入る人もいるかも知れない。不謹慎さを否めないが、天気が一荒れすると、「まさかこの時季にこれほど(雪が)降るとは思わなかった」などと言う遭難生還者の声が聞かれることがある。古文書には、6月(旧暦5月)の里に雪が降ったという記録もあるくらいである。

 

 

    登山の数日前から上層の寒気の動きをチェックした手描きの高層天気図(JMB)(インターネット情報のない時代)

 

5月の越後駒ケ岳(2003m)にゴム長と軍手着用で登り、吹雪かれて大変だったという話を聞いたことがある。高層天気図が入手できれば、寒気が入った場合あの高さの気温がマイナス5~10、風速15mの吹雪と仮定すると、体感温度は・・・もう想像を絶する状況となることは予想できる。とくに濡れた軍手などは最悪である。気化熱が急速に体温を奪い、手足から凍傷が始まり低体温でやがて大事に至る。

若い頃は、GWにアルペン用のスキーを担いで何回か登ったことがある。5月とは言え春と冬が同居し、海より高層気象の影響を直接受ける高い山では、もう「何でもありの世界」なのだ。この大型コロナ関連の暗いニュースばかりに、山岳気象遭難のニュースまでも加わらねばいいがと思う。