今年は ”ゴールデン” ウィークと言うのもはばかれるようで、「ステイホーム ウィーク」などと言う週になった。
時々の新雪で化粧直しをするような越後駒ケ岳 コロナで閑散とした運動公園 14 X 21.6cm ALPHA / W&N
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、全国で登山の自粛も呼びかけられている。ならば、「3密」の小屋泊まりではなくテント泊で、と山に入る人もいるかも知れない。不謹慎さを否めないが、天気が一荒れすると、「まさかこの時季にこれほど(雪が)降るとは思わなかった」などと言う遭難生還者の声が聞かれることがある。古文書には、6月(旧暦5月)の里に雪が降ったという記録もあるくらいである。
登山の数日前から上層の寒気の動きをチェックした手描きの高層天気図(JMB)(インターネット情報のない時代)
5月の越後駒ケ岳(2003m)にゴム長と軍手着用で登り、吹雪かれて大変だったという話を聞いたことがある。高層天気図が入手できれば、寒気が入った場合あの高さの気温がマイナス5~10℃、風速15mの吹雪と仮定すると、体感温度は・・・もう想像を絶する状況となることは予想できる。とくに濡れた軍手などは最悪である。気化熱が急速に体温を奪い、手足から凍傷が始まり低体温でやがて大事に至る。
若い頃は、GWにアルペン用のスキーを担いで何回か登ったことがある。5月とは言え春と冬が同居し、海より高層気象の影響を直接受ける高い山では、もう「何でもありの世界」なのだ。この大型コロナ関連の暗いニュースばかりに、山岳気象遭難のニュースまでも加わらねばいいがと思う。

