昨日ラジオで、54年前の1967年8月1日、長野県松本深志高生のパーティーが西穂高岳で落雷で遭難したことを放送していました。生徒11人が死亡、生徒と引率教師13人が重軽傷を負うという痛ましい出来事ごとでした。
夏山と言うとすぐに雷を思い浮かべますが、その雷が当地では今年の7月はとくに多かったように思います。去年の7月は1日(回)、今年の7月は昼間だけでも7日も記録していました。とにかく、午前は良く晴れていても、午後には急に積乱雲が発達して夕立となり、夜には星空になるといったリズムでした。雷注意報はほぼ毎日発表され、「上空の寒気」、「湿った空気」、「大気が不安定」という言葉が、テレビの気象情報で毎日聴かれました。
たしかにこの「上空の寒気」は、1週間は日本の上空に居座ったような感じで、珍しい気象状態でした。

2021年7月.27日.09時 700hPa面 高度3100m前後 9℃の寒気(ブルー)が数日前から
28日も29日も本州上空の寒気は抜けません。

2021年7月.29日 09時 700hPa面 高度3100m前後の寒気(ブルー)
この寒気と午前中からの強い日差しで暖められて空気で大気に強い対流が起き、毎日夏の風物のように夕立が繰り返されました。
ところが、ようやく7月31日頃からその寒気が消え、今日8月2には日本の上空は一転して12℃の高温域となり、終日湿度も低いかんかん照りの猛暑日となりました。涼風をもたらす期待の夕立もなく暑くて大変な一日でした。

8月2日 上空まで高気圧による高温域

本州上空は白い部分で、気温と露点温度の差が比較的大きくて上空まで本州は乾いた空気に覆われていたことがわかります。
とにかく今日8月2日は暑かったわけです。

ちなみに、「アメダス小出」の記録は、県内第2位、全国第7位の暑さでした。しかし、盆地のために夜はグッと気温が下がり、窓は開けたままでは眠れません。この日、最低気温と最高気温の差の日較差は14℃以上でした。
『昼夜の温度差が大きい山間部ならではの気候が、米の旨味となるデンプンの夜間消耗を抑えて食味の良いおいしいお米を育てます。』___と、JA農協のサイトにありました。
雷放電により窒素酸化物が合成され、稲の肥料となり成長を促進させるとのこと。気温の大きな日較差と相まって、今年の「魚沼コシ」はまた一段とおいしいものが、たくさん収穫されることでしょう。明日もまた一段と暑くなりそうです。