やっと新従業員を雇いました。
結局3ヶ月以上かかった。わたしは疲れ果てました。
世の中は運転手不足とか言っているけど、どうだろう?バス免許を持っているだけじゃダメなんだよな。社会人として、雇用者としての自覚のある人と言うか、常識のある人と言うか、そういう人が少ないんだよな。
新しい運転手も、また外国人です。今度はドイツ語がイマイチなスペイン人。わたしは今後ギリシャ語のみならずスペイン語の翻訳まで翻訳アプリの助けが必要になりました。
今回の人の採用の決め手になったのは、その求職の積極性と時間に正確なこと。運転経験はそこまで長く無いし、若くも無いんだけど。
彼はある日我が事務所に前もっての連絡もせずにやって来て、どうしても仕事が必要だと履歴書を置いて行ったんです。で、月曜日に返事すると言っておいたんだけど、月曜日に電話すると、コール1回で直ぐに出た。そしてその二日後から訓練できるかと聞いたら、しのごの言わずに、直ぐに了承し、訓練は彼の自宅から150km以上離れた場所だったけど、そこに約束の時間の前に現れた。
まあ、約束なしに履歴書持って来たのはルール違反ではあるんだろうけど、積極性と思えばまだ許せるし、時間に正確で、常に仕事始められる準備万端の人っていないんですよ。案外。仕事を探しておきながら、そして始められる時期は「Sofort」(今直ぐ)、と書いてあったって、いざ明後日からなんて言うと、やれ家族が、だの約束が、だの車の調子が、だの言い出し、結局は来月からならできる、となり、来月になったらまたぐずぐず時間を引き延ばす。ま、これは職安紹介の面接者によくあることなんだけどね。彼らは面接に行った事実が大事なわけで。
スペイン人の問題は、見かけがだらしないこと。うちに来た時も、そのみなりの構わなさに夫が驚くぐらいでした。だから採用時も、バス運転の時はワイシャツとズボンを着用と命令していたのに、訓練場所に現れたのは、ヨレヨレの男。早速問い詰めたら、どうも急に太って、ワイシャツのボタンがとまらないことに昨晩気づいて、持っている中でマシなのを選んで持って来たらしいけど、こんなの人様の前にわたしの会社の名前を掲げて出すわけにはいかない。
わたしは、訓練の途中で安売り衣料店に駆け込み、手当たり次第に、マシな衣類を選び、数種類購入して、明日からはこれを着ろと命令して彼に渡しました。彼はびっくりしてましたが、こっちにしてみれば、そのだらしない外観で、クレームが来て、依頼主の機嫌を損ねるよりも安売り衣料店のまともな服を袋いっぱい買って彼に渡すほうがずっと良いんです。
1日目の訓練は終了しましたが、やはりまだ心許なかったので、2日目は、そのルートを主に担当していたベテラン運転手に午前中だけ来てもらい、引き継いだけど、彼によると、スペイン人はわたしが買った服を着用しており、まともな外観になったそうです。
運転に関して言えば、うちの車両は特別に長く15mの鉄道代替運行のためのバスなので、取り回しが難しく、普通の路線バスしか乗ったことない運転手は慣れるのに時間かかるし、慣れる前にどっかぶつけるんですが、彼は3回しか運転したことないと言っていたけど、かなり慎重に運転しているのが見て取れました。
因みにわたしは免許取り立てで乗り始めたのがこのタイプなので、最初からこっちに慣れており、普通の路線バスに初めて乗った時は、取り回しのあまりの楽さに感激しましたが。
そして新人が訓練始めてからと言うもの、わたしは全く心休まりません。我々は我が社の財産をその運転手に全幅の信頼を持って預けなくてはいけない。
ギリシャ人が来た時は多少マシでした。なぜなら彼は彼自身がかつてバス会社を持っており、それが倒産したからドイツに出稼ぎに来た人なので、車両の価値とそれを預かる責任の重さを知っている人だったから。
後の運転手は長年知っているのでもともと信頼関係がある。
だけど今回のようなパターンで新運転手を雇った時はまだ信頼関係は無いわけですから、ものすごく不安なわけです。眠れない。でもわたしがずーっと一緒にいるわけにはいかないので、ここは不安もひとときの必要経費と捉えてやり過ごすしか無い。ああ、こんな生活は本当に負担になる。
わたし自身も、自分のツアーがあるし、事務仕事もあるから気持ちを切り替えなくてはいけないんだけどね。
次女が作ってくれたビーツとフェタチーズのサラダとわたしと夫の愛車。
さんぼ






