かけはし

かけはし

日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

毎日ブログを更新している方々、尊敬します。

ギリシャツアーは、わたしは運転するわけでもないので、時間があり、毎日更新を目標に頑張りましたが、無念ながら無理でした。


今はギリシャのパトラス港からイタリアに向かうフェリーの中です。

元々の予定はパトラス16時発アンコーナ行きでしたが、その後パトラス18:30発に変更され、その後パトラス午前2時発になったあと、結局アンコーナ行きはキャンセルになって、やっと決定したのはパトラス23時発のベニス行きです。

変更につぐ変更で、もうこっちとしてはイタリアに着くならどこでも良い。バーリでもブリンディジでも良い、と夫が交渉したところ、こっちとしては、最適の港、ベニス行きが取れたんです。

ただし、所要時間はアンコーナ行きの場合よりも8時間ぐらい長くなる。

70人の学生は、この船会社の都合による変更で不利益を被るわけなので、交渉してランチを一回出してもらうようにしました。もちろん子供達は大喜びでしたよ。



やっと取れたベニス行きのフェリー。

パトラスの港。ギリシャとお別れ。長かったなあ。



船でのご飯とアドリア海の夕焼け。


ギリシャ旅行の続きはまた書きたいと思います。

忘れないうちに。


さんぼ

アテネでは学生は小グループに分かれてあちこち見学して回ったようですが、わたしと夫は、仕事できている事もあり、そもそもあまり観光に興味ないので、入場観光はアクロポリスだけで、あとはぶらぶら街を歩いたり、市内周遊観光バスに乗ったりしてアテネでの時間を過ごしました。


ところでこの市内周遊観光バスですが、どの街にも同じようなサービスがあると思います。多くの場合はダブルデッカーのオープンカーで、各国語のアナウンスを選べるようになっていて、有名どころには停留所があって、自由に乗り降りできるのです。チケットは一日券、二日券など期間を選べるようになっている。

わたしはこれが大好きで、一人でどこかに行く時など、よく乗ります。これで大体の街の地理感覚を得ることができるし、移動のために使うこともできるし。アテネでは一日券が20ユーロだったと思いますが、これはわたしにとっては出す価値あり。

また、当初の予定ではわたしはアテネから飛行機でドイツに戻り、彼らの帰国日にスイスまで移動して夫と運転を交代するはずでしたが、あまりの荷物の多さに、一人では到底荷積みが出来ないと夫から残るように懇願されたため、最後までついて行くことになったんですが、そのため六泊ぐらい余計に泊まることになったため、服が足りなくなりましたのでお買い物。

そもそも持ってきたズボンも2本はパンパンにきつくて不快だったので、良い機会と思ってアテネのショッピング街を徘徊しました。

体重が変わらなくても、歳を取ると体型が変わるんですね。

お洋服の買い物の際に夫が一緒だと鬱陶しいので、彼を高級カフェに座らせ、美味しいケーキとコーヒーを与えてブティック街に繰り出しました。嘆かわしいのは、世界中どこに行っても同じファストファッション店舗がずらりと軒を連ねていることだけど、ここアテネも同様で、日本でもドイツでもどこでも見られる大メーカーのブティックばかりでした。せっかく外国にいるのだからそんなところでは買いたくありません。

わたしは鋭い目で左右のブティックを観察しながら足早にブティック街を調査し、やっと一件ギリシャで作られているであろうメーカーのブティックを見つけて、そこで全部揃えました。「絶対ここで全部見つけてやる」と決心し、その気になれば案外買い物は一件で済むものです。ブティックの選定が大事ですが、今回はあたりでした。ズボン2本とブラウス2着を電光石火で選び、所要時間15分で夫の元に戻り、再び周遊観光バスに乗車して見学。最後はお土産屋さんやレストランが集まるプラーカ近くで降りて、お食事です。



とにかくワインが口に合う。半リットルで4-5ユーロで安いし。

あとどこのレストランでもフライドポテトが美味しいのにはびっくり。大量に作るんだろうから、絶対に冷凍ポテトを買って揚げてるに違いないんだけど、どのレストランでも細かったり太かったりが混ざっている自家製っぽいフライドポテトが出てくるし、しかも、ほとんどの場合、揚げたて熱々でとても美味しい。

お魚も(ギリシャ人のうちの運転手によれば、アテネで魚なんて食べるもんじゃない、らしいけど)、塩味も程よく、こんがりとジューシーな仕上がりで、とても美味しかった。お醤油持ってきても良かったなあ。まあ、わたしは食べ物に文句を言うことはほとんど無く、なんでもだいたい美味しいと思って食べるんですが、ギリシャの味はかなり気に入りましたよ。住めるね。ここに。


散々食べてお腹いっぱいになり、地下鉄の駅まで歩く途中に、暇そうなタクシーがいたので、タクシーでホテルまで帰ることにしましたが、渋滞もあったので、多分15分ぐらい乗ったんですが料金が4ユーロ50セント。乗車中観光案内してくれたり、色々と便利情報をくれましたので、夫はチップ大はずみで10ユーロ払っていましたよ。


食べ物は美味しい、人々は親切。気に入りました。ギリシャ。


さんぼ

わたしは朝ごはんには興味ない方で、どこに行っても食べるものは決まっているので、ビュッフェが長かろうが短かろうが、豪華だろうがイマイチだろうが、どうでも良いんです。大事なのはコーヒーだな。あとパンが一個とジャムかはちみつとバター。あればそれにチーズ一枚。もしもあればビルヒャーミューズリーにフルーツとヨーグルト追加したもの。それ以外を食べることはほとんど無いです。


ギリシャのホテルでは、観察したところ、他のヨーロッパの国の朝ごはんビュッフェとは様相がかなり違います。わたしの泊まっているのは学生が修学旅行で泊まるようなまあ率直に言えば三流ホテルで、日本人グループが宿泊するランクとは全く違うカテゴリーでしょうが、それでも朝ごはんの傾向はどのホテルも似ているんじゃ無いかな。


今までに3つのホテルに泊まりましたが、丸い普通のパンやカンパーニュ的なシンプルなパンはありませんでした。あってせいぜいトーストパンのスライス。各種取り揃えてあるのはパウンドケーキの類とパイ。パイはチーズやハムを挟んで焼き上げた塩っぱいものとカスタードクリームやチョコレート、マジパンやフルーツのピューレを挟んで作った甘いものがありますが、断然甘口バージョンの方が多い。

あとはパプリカのマリネやオリーブ、フェタチーズ、トマトスライス、きゅうりスライスなど。フルーツサラダのようなものはまだ見ていませんが、なぜか缶詰の黄桃はいつもある。あとグリークヨーグルト。


あるホテルの朝食カウンター


うちのギリシャ人運転手は、朝会うと、いつもドイツのスーパーに山積みで売ってある袋詰めのマドレーヌとかチョコチップ入りの菓子パンとかもぐもぐ食べていますが、わかるなあ。ギリシャでは甘いものを朝食に食べる習慣があるに違いない。


コーヒーは、街中のカフェで飲む場合はギリシャのコーヒーはわたし好みです。濃くて熱くて味わい深い。ところが朝食のコーヒーは胸塞ぐ代物で、毎朝がっかりする。がっかりするので、わたしは持参の湯沸かし器で、日本から買ってきた個別パックのフィルターコーヒーを部屋で作って飲んでいます。これ、本当に便利だなあ。


こんなの。


しかしコーヒーの国イタリアも朝食の時のコーヒーはテキトーな色水の場合が多いのはどう言うことだろう?やっぱりホテルランクの問題かなあ?


その点、ドイツのホテルは、概ねどのランクのホテルでもまずまずのコーヒーを提供してくれると思う。


そして、たまにロールパン的なものや、スライスパンが食事と一緒に提供される場合、パンが黄色いんですよ。何が入っているんだろうか?と思って調べたら、どうやらセモリナ粉が使われているようですね。

なかなか美味しいパンでしたよ。これが朝ごはんに出てくるんなら、バターとジャムをたっぷり載せて食べたら美味しいだろうなあ、と思います。なぜ朝ごはんにはこのようなシンプルなパンが出なかったんだろう?


まだギリシャ滞在は9日目で、しかも仕事がてらなので、はっきりは言えませんが、とにかく、レストランで何かを食べたら、ドイツと比べてもボリュームは多い方と感じるので、朝なんて本当にコーヒー飲んで甘いものを一個か二個つまむぐらいで充分だな、と思います。朝ごはん、なくちゃ困るけど、ギリシャでは、そこまで重要視されていないような気がしました。

でもよく考えるとイタリアもそうだよな。甘いものが多く提供されている。


これがパイです。チーズとかハムとかジャムとか入っていて、一口サイズなのが嬉しい。


しかし、美味しいとはいえ、毎日しっかりと朝昼食べるのは辛いお年頃になってしまいましたね。


ある日のわたしの夕食。お昼にいっぱい食べたから、もうそれで良い。夫はワインだけ。


さんぼ