ギリシャへ⑧ギリシャの朝ごはん | かけはし

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日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

わたしは朝ごはんには興味ない方で、どこに行っても食べるものは決まっているので、ビュッフェが長かろうが短かろうが、豪華だろうがイマイチだろうが、どうでも良いんです。大事なのはコーヒーだな。あとパンが一個とジャムかはちみつとバター。あればそれにチーズ一枚。もしもあればビルヒャーミューズリーにフルーツとヨーグルト追加したもの。それ以外を食べることはほとんど無いです。


ギリシャのホテルでは、観察したところ、他のヨーロッパの国の朝ごはんビュッフェとは様相がかなり違います。わたしの泊まっているのは学生が修学旅行で泊まるようなまあ率直に言えば三流ホテルで、日本人グループが宿泊するランクとは全く違うカテゴリーでしょうが、それでも朝ごはんの傾向はどのホテルも似ているんじゃ無いかな。


今までに3つのホテルに泊まりましたが、丸い普通のパンやカンパーニュ的なシンプルなパンはありませんでした。あってせいぜいトーストパンのスライス。各種取り揃えてあるのはパウンドケーキの類とパイ。パイはチーズやハムを挟んで焼き上げた塩っぱいものとカスタードクリームやチョコレート、マジパンやフルーツのピューレを挟んで作った甘いものがありますが、断然甘口バージョンの方が多い。

あとはパプリカのマリネやオリーブ、フェタチーズ、トマトスライス、きゅうりスライスなど。フルーツサラダのようなものはまだ見ていませんが、なぜか缶詰の黄桃はいつもある。あとグリークヨーグルト。


あるホテルの朝食カウンター


うちのギリシャ人運転手は、朝会うと、いつもドイツのスーパーに山積みで売ってある袋詰めのマドレーヌとかチョコチップ入りの菓子パンとかもぐもぐ食べていますが、わかるなあ。ギリシャでは甘いものを朝食に食べる習慣があるに違いない。


コーヒーは、街中のカフェで飲む場合はギリシャのコーヒーはわたし好みです。濃くて熱くて味わい深い。ところが朝食のコーヒーは胸塞ぐ代物で、毎朝がっかりする。がっかりするので、わたしは持参の湯沸かし器で、日本から買ってきた個別パックのフィルターコーヒーを部屋で作って飲んでいます。これ、本当に便利だなあ。


こんなの。


しかしコーヒーの国イタリアも朝食の時のコーヒーはテキトーな色水の場合が多いのはどう言うことだろう?やっぱりホテルランクの問題かなあ?


その点、ドイツのホテルは、概ねどのランクのホテルでもまずまずのコーヒーを提供してくれると思う。


そして、たまにロールパン的なものや、スライスパンが食事と一緒に提供される場合、パンが黄色いんですよ。何が入っているんだろうか?と思って調べたら、どうやらセモリナ粉が使われているようですね。

なかなか美味しいパンでしたよ。これが朝ごはんに出てくるんなら、バターとジャムをたっぷり載せて食べたら美味しいだろうなあ、と思います。なぜ朝ごはんにはこのようなシンプルなパンが出なかったんだろう?


まだギリシャ滞在は9日目で、しかも仕事がてらなので、はっきりは言えませんが、とにかく、レストランで何かを食べたら、ドイツと比べてもボリュームは多い方と感じるので、朝なんて本当にコーヒー飲んで甘いものを一個か二個つまむぐらいで充分だな、と思います。朝ごはん、なくちゃ困るけど、ギリシャでは、そこまで重要視されていないような気がしました。

でもよく考えるとイタリアもそうだよな。甘いものが多く提供されている。


これがパイです。チーズとかハムとかジャムとか入っていて、一口サイズなのが嬉しい。


しかし、美味しいとはいえ、毎日しっかりと朝昼食べるのは辛いお年頃になってしまいましたね。


ある日のわたしの夕食。お昼にいっぱい食べたから、もうそれで良い。夫はワインだけ。


さんぼ