角田『3ヵ月前って言ったらあれか、拳銃を使った宝石強盗か?』
亀山『そういえばまだ犯人捕まっていませんでしたね、これが片山の犯行だっていうんですか?』
右京『半年ほど前からの彼の行動が逃走用の訓練だとしたら辻褄が合います。現に我々も参加した検問でも逃走車両は発見できませんでした』
角田『そうか、検問にひっからないルートを通ったか、もし引っかかってもタクシーの乗客は調べても運転手はほとんど調べないからな』
亀山『確か2人組の犯行でしたよね、それに運転手役の片山を入れて3人。被害者が2人、今回の犯人が1人ってことですか』
右京『ええ、それならば一台のタクシーを舞台に二人の人間が命を落としたのも納得がいきます』
亀山『そういえばまだ犯人捕まっていませんでしたね、これが片山の犯行だっていうんですか?』
右京『半年ほど前からの彼の行動が逃走用の訓練だとしたら辻褄が合います。現に我々も参加した検問でも逃走車両は発見できませんでした』
角田『そうか、検問にひっからないルートを通ったか、もし引っかかってもタクシーの乗客は調べても運転手はほとんど調べないからな』
亀山『確か2人組の犯行でしたよね、それに運転手役の片山を入れて3人。被害者が2人、今回の犯人が1人ってことですか』
右京『ええ、それならば一台のタクシーを舞台に二人の人間が命を落としたのも納得がいきます』
その頃、捜査一課にて
芹沢『片山にはかなりの借金があったようです。複数の闇金から約一千万ですから普通の生活してたら返せませんよ』
伊丹『じゃあ闇金がらみかもな』
三浦『しかしそうなると二人目の被害者はどうなるんだ?』
伊丹『まあ、仲間割れとは考えにくいな…』
米沢『お待たせしました、車内にあった血液ですがやはり片山のものではありません、別の男性のものです。さらに助手席のシートが一番後ろまで下げられていましたので調べてみましたが、特に何も発見できませんでした』
芹沢『片山にはかなりの借金があったようです。複数の闇金から約一千万ですから普通の生活してたら返せませんよ』
伊丹『じゃあ闇金がらみかもな』
三浦『しかしそうなると二人目の被害者はどうなるんだ?』
伊丹『まあ、仲間割れとは考えにくいな…』
米沢『お待たせしました、車内にあった血液ですがやはり片山のものではありません、別の男性のものです。さらに助手席のシートが一番後ろまで下げられていましたので調べてみましたが、特に何も発見できませんでした』
そこに特命の二人が現れる
亀山『これはこれは捜査一課のみなさーん』
伊丹『こら、ひっこんでろカメ!』
亀山『あらら、そんなこと言っちゃっていいのかね~有力な情報持ってきてやったのに』
芹沢『なんすか、先輩?』
伊丹『食いついてんじゃねーよ』(芹沢を叩く)
三浦『警部殿~知っている情報は教えてください、殺しは我々の分野なんですから』
右京『あくまで仮説ですが、3ヵ月前の宝石強盗事件と片山を調べてみれば面白いことが分かるかもしれませんね~』
三浦・伊丹・芹沢『宝石強盗?』
伊丹『こら、ひっこんでろカメ!』
亀山『あらら、そんなこと言っちゃっていいのかね~有力な情報持ってきてやったのに』
芹沢『なんすか、先輩?』
伊丹『食いついてんじゃねーよ』(芹沢を叩く)
三浦『警部殿~知っている情報は教えてください、殺しは我々の分野なんですから』
右京『あくまで仮説ですが、3ヵ月前の宝石強盗事件と片山を調べてみれば面白いことが分かるかもしれませんね~』
三浦・伊丹・芹沢『宝石強盗?』
次の日、新宿の強盗被害にあった宝石店、ジュエリー中嶋
オーナー中嶋佳代子『いらっしゃいませ』
右京『初めまして、警視庁特命係の杉下と申します』
亀山『同じく亀山です』
中嶋『また、強盗事件についてですか?さんざん別の刑事さんに話しましたよ』
右京『申し訳ありません、もう一度お願いできませんか?確か被害総額は約1億円でしたね』
中嶋『ええ、新作ばかり15点。せっかく仕入れたのにすべて無駄ですよ』
亀山『でも、保険が下りてこうして営業を続けていらっしゃるみたいですね』
中嶋『でも、もう辞めようと思ってるんです。この不景気ですからね…実家に帰ってゆっくりしようと思っていたんですよ』
右京『そうでしたか、ところで調書によると犯人の顔は見ていないということでしたが、何か特徴はありませんでしたか?』
中嶋『バイクスーツにフルフェイスのヘルメットでしたからね、よくわかりません』
オーナー中嶋佳代子『いらっしゃいませ』
右京『初めまして、警視庁特命係の杉下と申します』
亀山『同じく亀山です』
中嶋『また、強盗事件についてですか?さんざん別の刑事さんに話しましたよ』
右京『申し訳ありません、もう一度お願いできませんか?確か被害総額は約1億円でしたね』
中嶋『ええ、新作ばかり15点。せっかく仕入れたのにすべて無駄ですよ』
亀山『でも、保険が下りてこうして営業を続けていらっしゃるみたいですね』
中嶋『でも、もう辞めようと思ってるんです。この不景気ですからね…実家に帰ってゆっくりしようと思っていたんですよ』
右京『そうでしたか、ところで調書によると犯人の顔は見ていないということでしたが、何か特徴はありませんでしたか?』
中嶋『バイクスーツにフルフェイスのヘルメットでしたからね、よくわかりません』
そこに伊丹ら登場
伊丹『特命係の亀山~ご苦労、あとは俺らがやるから帰っていいぞ』
亀山『てめーこそ帰っていいぞ』
伊丹・亀山『なんだとこら、おい』
右京『お邪魔しました、亀山君失礼しましょう』
伊丹『特命係の亀山~ご苦労、あとは俺らがやるから帰っていいぞ』
亀山『てめーこそ帰っていいぞ』
伊丹・亀山『なんだとこら、おい』
右京『お邪魔しました、亀山君失礼しましょう』
外に出る二人
亀山『今何考えてるか当てましょうか、オーナーの狂言強盗で保険金目当てだったとか?』
右京『なるほど、そういう考えもできますね』
亀山『え、違うんですか?』
右京『宝石というのは意外とお金に換えるのは難しいものです。素人ならともかくオーナーがそのようなことはしませんよ』
亀山『でも時効が成立してから換金するとかできないんすか』
右京『仮にできたとしても、人を殺しては元も子もないですよ。それよりも犯人の逃走ルートが気になります』
亀山『片山のタクシーで逃げたんじゃないんすか?』
右京『僕も最初はそう思いました。しかし、だとすると疑問がひとつ。皆で逃げて、皆で宝石を隠したか、3人分に分けたとしたら今度の事件は起こらないんですよ。片山さんが狙われたということは宝石のすべてを片山さんが持っていたということになりませんか?』
亀山『確かに、独り占めを狙った片山が仲間に殺されたとしたらそうなりますね』
右京『米沢さんの報告にあった助手席を調べたあとはおそらく宝石を捜した痕跡だと思います。つまり二人の実行犯は宝石を奪い、バイクで逃走、ある地点で宝石を片山さんの乗るタクシーに移し、自分たちはバイクを乗り捨て服を着替えて徒歩か別の車で逃走、そして事件後、世間の注目もなくなった頃に落ち合って分け合う筈だったのではないでしょうか』
亀山『そこで、片山は現れずに激怒した実行犯の二人が片山を殺害、さらに仲間割れでもう一人も殺害ですか…』
右京『まず王子キャブで確認してみましょう』
亀山『はい』
続く~
亀山『今何考えてるか当てましょうか、オーナーの狂言強盗で保険金目当てだったとか?』
右京『なるほど、そういう考えもできますね』
亀山『え、違うんですか?』
右京『宝石というのは意外とお金に換えるのは難しいものです。素人ならともかくオーナーがそのようなことはしませんよ』
亀山『でも時効が成立してから換金するとかできないんすか』
右京『仮にできたとしても、人を殺しては元も子もないですよ。それよりも犯人の逃走ルートが気になります』
亀山『片山のタクシーで逃げたんじゃないんすか?』
右京『僕も最初はそう思いました。しかし、だとすると疑問がひとつ。皆で逃げて、皆で宝石を隠したか、3人分に分けたとしたら今度の事件は起こらないんですよ。片山さんが狙われたということは宝石のすべてを片山さんが持っていたということになりませんか?』
亀山『確かに、独り占めを狙った片山が仲間に殺されたとしたらそうなりますね』
右京『米沢さんの報告にあった助手席を調べたあとはおそらく宝石を捜した痕跡だと思います。つまり二人の実行犯は宝石を奪い、バイクで逃走、ある地点で宝石を片山さんの乗るタクシーに移し、自分たちはバイクを乗り捨て服を着替えて徒歩か別の車で逃走、そして事件後、世間の注目もなくなった頃に落ち合って分け合う筈だったのではないでしょうか』
亀山『そこで、片山は現れずに激怒した実行犯の二人が片山を殺害、さらに仲間割れでもう一人も殺害ですか…』
右京『まず王子キャブで確認してみましょう』
亀山『はい』
続く~