亀山『真犯人って、いったい誰が?』
右京『そろそろ米沢さんにお願いした物が届くと思いますよ』
右京『そろそろ米沢さんにお願いした物が届くと思いますよ』
特命にて
米沢『お待たせいたしました。鑑定の結果が出ました。杉下警部のおっしゃる通り同じものです。さらに埼玉の事件についても警部の予想どおりでした、相変わらず鋭いですな~これをもとに県警も再捜査に乗り出すようです』
右京『やはりそうでしたか、では参りましょうか、亀山君』
亀山『いつのまにいろいろ調べてたんすか』
右京『君には裏付けをお願いしますよ』
米沢『お待たせいたしました。鑑定の結果が出ました。杉下警部のおっしゃる通り同じものです。さらに埼玉の事件についても警部の予想どおりでした、相変わらず鋭いですな~これをもとに県警も再捜査に乗り出すようです』
右京『やはりそうでしたか、では参りましょうか、亀山君』
亀山『いつのまにいろいろ調べてたんすか』
右京『君には裏付けをお願いしますよ』
警察病院にて
右京『退院なさる前に、少しよろしいでしょうか』
平尾『またあなたですか、今度は何です?』
右京『今回の一連の事件の真相が分かりましたのでご報告に』
平尾『ニュースで見ましたよ、細川って女がやったことなんでしょう』
右京『ええ、まだ報道されていない動機は15年前の事件でしたよ』
平尾『いいがかりだ、なんで被害者の私が狙われなければならないんだ』
右京『それにしても、あなたは終始西口が犯人だとおっしゃっていましたが、いまでもそうお思いですか?』
平尾『…はっきり顔を見たわけじゃないから間違えたかもな』
右京『そうでしょうかね~僕には意図的に細川さんをかばっていた、いえ正確には細川さんが逮捕されるのを嫌ってあのような証言をしたように思えるのですがね~』
平尾『何を言っているんだ』
右京『埼玉で岸さんが殺害されたときあなたも岸さんのお宅にいましたよね?』
平尾『何をばかなことを』
右京『僕がこの部屋に最初に入ったとき壁にかかっていたあなたのズボンに土が付いていました、しかしあなたのお宅にはそのような土がつくところはありませんね』
平尾『…』
右京『そして岸さんのお宅の植木鉢からは同じ土が検出されています』
平尾『そんなの偶然だ』
右京『いいえ、肥料の配分や水分量など全く同じ土など存在しませんよ、おそらく裏の窓から出ようとする際に付いたものでしょう』
平尾『…あっそういえば昔彼の家に行ったときに付いたのかもな』
亀山『それもありませんよ、問題の土は事件の日の朝に買われた肥料が使われていたんですよ、遅くなりました右京さん』
平尾『…確かに私は岸の家にいた、だからなんだというんだね、事件前に帰ったんだ』
右京『では、事件後になぜそれを言わなかったんでしょうか?』
平尾『面倒なことになるのはごめんだったからだ』
亀山『じゃあ、あんたが帰ったあとに不審な人物とか車とか見なかったんですか』
平尾『…あ~思い出しましたよ、ピザ店のバイクが私が帰ったすぐ後に通り過ぎましたよ、きっとあれが細川とかいう犯人だったんだ』
右京『今何とおっしゃいました?』
平尾『だからピザ店のバイクが犯人なんだろ?おれはそれを見たんだ、もういいだろ』
亀山『でも右京さん、確か犯人が変装したのって宅配便でしたよね』
右京『ええ、しかし平尾さんがそうおっしゃるならば違うようですね~』
平尾『あっ…』
右京『やはりあなたは勘違いしていましたか、今回の事件の第一発見者はピザ店の従業員です』
亀山『あんたは岸さんを襲ったのがピザの配達人に変装した犯人だと思っていたということは事件に時、家にいたってことになるよな』
平尾『…』
右京『おそらく、細川さんが岸さんを襲う直前こんなやり取りがあったのだと思いますよ』
(再現シーン)
岸『腹減ったな、ピザでも頼むか』
平尾『そうだな』
右京『退院なさる前に、少しよろしいでしょうか』
平尾『またあなたですか、今度は何です?』
右京『今回の一連の事件の真相が分かりましたのでご報告に』
平尾『ニュースで見ましたよ、細川って女がやったことなんでしょう』
右京『ええ、まだ報道されていない動機は15年前の事件でしたよ』
平尾『いいがかりだ、なんで被害者の私が狙われなければならないんだ』
右京『それにしても、あなたは終始西口が犯人だとおっしゃっていましたが、いまでもそうお思いですか?』
平尾『…はっきり顔を見たわけじゃないから間違えたかもな』
右京『そうでしょうかね~僕には意図的に細川さんをかばっていた、いえ正確には細川さんが逮捕されるのを嫌ってあのような証言をしたように思えるのですがね~』
平尾『何を言っているんだ』
右京『埼玉で岸さんが殺害されたときあなたも岸さんのお宅にいましたよね?』
平尾『何をばかなことを』
右京『僕がこの部屋に最初に入ったとき壁にかかっていたあなたのズボンに土が付いていました、しかしあなたのお宅にはそのような土がつくところはありませんね』
平尾『…』
右京『そして岸さんのお宅の植木鉢からは同じ土が検出されています』
平尾『そんなの偶然だ』
右京『いいえ、肥料の配分や水分量など全く同じ土など存在しませんよ、おそらく裏の窓から出ようとする際に付いたものでしょう』
平尾『…あっそういえば昔彼の家に行ったときに付いたのかもな』
亀山『それもありませんよ、問題の土は事件の日の朝に買われた肥料が使われていたんですよ、遅くなりました右京さん』
平尾『…確かに私は岸の家にいた、だからなんだというんだね、事件前に帰ったんだ』
右京『では、事件後になぜそれを言わなかったんでしょうか?』
平尾『面倒なことになるのはごめんだったからだ』
亀山『じゃあ、あんたが帰ったあとに不審な人物とか車とか見なかったんですか』
平尾『…あ~思い出しましたよ、ピザ店のバイクが私が帰ったすぐ後に通り過ぎましたよ、きっとあれが細川とかいう犯人だったんだ』
右京『今何とおっしゃいました?』
平尾『だからピザ店のバイクが犯人なんだろ?おれはそれを見たんだ、もういいだろ』
亀山『でも右京さん、確か犯人が変装したのって宅配便でしたよね』
右京『ええ、しかし平尾さんがそうおっしゃるならば違うようですね~』
平尾『あっ…』
右京『やはりあなたは勘違いしていましたか、今回の事件の第一発見者はピザ店の従業員です』
亀山『あんたは岸さんを襲ったのがピザの配達人に変装した犯人だと思っていたということは事件に時、家にいたってことになるよな』
平尾『…』
右京『おそらく、細川さんが岸さんを襲う直前こんなやり取りがあったのだと思いますよ』
(再現シーン)
岸『腹減ったな、ピザでも頼むか』
平尾『そうだな』
しばらくしてチャイムが鳴る
岸『ばかに早いな、もうついたのか』
岸『ばかに早いな、もうついたのか』
玄関に出る岸
岸『なにをする!ぐわ…』
平尾『おい、どうした!』
岸『突然刺された…っく』
右京『そこであなたはピザ店の配達人に化けた犯人にやられたと思い込んだわけですね』
亀山『しかもそれで終わりじゃなかった、西口が持ってきた凶器は刃渡りが8センチ、しかし実際の傷口は10センチだった。もちろん捜査一課は西口がほかの凶器も持っているとみていたようだがな』
右京『そこで岸さんの奥さんに確認してもらったところ台所からナイフが一本無くなっていました、それが今回の凶器だと思われます。つまり千載一遇のチャンスを得たあなたは、瀕死の重傷を負った岸さんにとどめを刺したのですね』
平尾『…証拠はあるのか?』
右京『問題のナイフはおそらくすでに処分なさったでしょうが、岸さんの血液があなたの服のどこかに付着していると思いますよ。事件の翌日に今度は自分がターゲットになるとは夢にも思わないでしょうからね~まだ退院していない今なら証拠を処分することは難しいですから』
平尾『…そうか、うまく通り魔の犯行に見せられたと思ったんどな』
亀山『そんな甘くねーんだよ、ばかやろ』
右京『今回の犯行の動機はやはり15年前の真相にあるのですね?』
平尾『…』
亀山『いまさらまだ逃げるつもりなのかよ、岸さんの部屋から写真のネガが発見されたんだ、そこに写ってたのがあんたと中島だ、15年前の事件の日だということも分かってるんだ』
右京『この写真、あなたの右手を拡大してみました。なにやらボタンのようなものをお持ちですね』
亀山『使われた爆弾もリモコン式、それも20メートルくらいの距離でしか反応しないのもわかってるんだよ』
平尾『あいつが悪いんだ、15年もたって急に全部話すなんて言い出すから』
右京『岸さんは時効が成立する前にすべてを話すつもりだったようですね~そのため身辺整理も済ませ、奥さまを実家に帰していました、そして細川さんに真相を書いた手紙を送ったのも岸さんだと思います』
平尾『余計なことを…でも15年前の事件なら今日で時効だ、いまさら証拠を集められないだろうな』
亀山『ふざけんなよこのやろーあんた一回海外に出張してるだろ』
平尾『それも計算に入れたから間違いない』
右京『いいえ、調べたところ残念ながらその出張の際の飛行機は悪天候のために大幅に遅れて到着したのが午前0時を回っていました』
亀山『つまり、明日まで時間があるんだ、犯人され目星がついていれば、一日あれば当時のあんたの周辺や、爆弾の入手経路などすぐに判明するだろうな、警察なめんなよ!』
平尾『…そんな…せっかく15年も今日のことを待っていたのに…』
特命にて
亀山『迷宮入りの事件と話題の連続殺傷事件、どちらも解決できましたね』
右京『ええ』
小野田『さすがだな、杉下』
亀山『しかし、なんで岸は15年前の犯行を話す気になったんですかね』
右京『もしかしたら15年間悩み続けた末での結論だったのかもしれませんね~』
杉下右京は今日も紅茶に手を伸ばした。
終わり~
岸『なにをする!ぐわ…』
平尾『おい、どうした!』
岸『突然刺された…っく』
右京『そこであなたはピザ店の配達人に化けた犯人にやられたと思い込んだわけですね』
亀山『しかもそれで終わりじゃなかった、西口が持ってきた凶器は刃渡りが8センチ、しかし実際の傷口は10センチだった。もちろん捜査一課は西口がほかの凶器も持っているとみていたようだがな』
右京『そこで岸さんの奥さんに確認してもらったところ台所からナイフが一本無くなっていました、それが今回の凶器だと思われます。つまり千載一遇のチャンスを得たあなたは、瀕死の重傷を負った岸さんにとどめを刺したのですね』
平尾『…証拠はあるのか?』
右京『問題のナイフはおそらくすでに処分なさったでしょうが、岸さんの血液があなたの服のどこかに付着していると思いますよ。事件の翌日に今度は自分がターゲットになるとは夢にも思わないでしょうからね~まだ退院していない今なら証拠を処分することは難しいですから』
平尾『…そうか、うまく通り魔の犯行に見せられたと思ったんどな』
亀山『そんな甘くねーんだよ、ばかやろ』
右京『今回の犯行の動機はやはり15年前の真相にあるのですね?』
平尾『…』
亀山『いまさらまだ逃げるつもりなのかよ、岸さんの部屋から写真のネガが発見されたんだ、そこに写ってたのがあんたと中島だ、15年前の事件の日だということも分かってるんだ』
右京『この写真、あなたの右手を拡大してみました。なにやらボタンのようなものをお持ちですね』
亀山『使われた爆弾もリモコン式、それも20メートルくらいの距離でしか反応しないのもわかってるんだよ』
平尾『あいつが悪いんだ、15年もたって急に全部話すなんて言い出すから』
右京『岸さんは時効が成立する前にすべてを話すつもりだったようですね~そのため身辺整理も済ませ、奥さまを実家に帰していました、そして細川さんに真相を書いた手紙を送ったのも岸さんだと思います』
平尾『余計なことを…でも15年前の事件なら今日で時効だ、いまさら証拠を集められないだろうな』
亀山『ふざけんなよこのやろーあんた一回海外に出張してるだろ』
平尾『それも計算に入れたから間違いない』
右京『いいえ、調べたところ残念ながらその出張の際の飛行機は悪天候のために大幅に遅れて到着したのが午前0時を回っていました』
亀山『つまり、明日まで時間があるんだ、犯人され目星がついていれば、一日あれば当時のあんたの周辺や、爆弾の入手経路などすぐに判明するだろうな、警察なめんなよ!』
平尾『…そんな…せっかく15年も今日のことを待っていたのに…』
特命にて
亀山『迷宮入りの事件と話題の連続殺傷事件、どちらも解決できましたね』
右京『ええ』
小野田『さすがだな、杉下』
亀山『しかし、なんで岸は15年前の犯行を話す気になったんですかね』
右京『もしかしたら15年間悩み続けた末での結論だったのかもしれませんね~』
杉下右京は今日も紅茶に手を伸ばした。
終わり~