我が家の、喰い、喰い、くいしんぼ -97ページ目

オリーブからオリーブ

オリーブから作られたオリーブ。


olive   oo

出典


F.ADRIA氏の作品。


ヴィデオはこちら 。

(注:ページロードと共に映像も勝手に流れます。)


オリーブオイルのコイルも面白い。



寝ている間のマジック



jg


昨晩のjagnjetina、ラム。




la


今朝のお姿。

60℃ぐらいで10時間、オーブンにいらした。



昨晩、脂と筋を掃除するところを

娘はずっと眺めていた。


「これ何?オニク?」って質問に、

流石に、「あぁ子羊さんだよ。」とは答えられず。


独り流行りのもの



鴨って素材を見つけて以来、

(と、言うか前から目の前にあったのに気付いていなかった・・・)

常に鴨のことが頭の隅にある。


園からの帰路、その辺りのコルヴェール(青首(食材名だ。笑。)

に園からもらうおやつのパンをやりながら、

子供達とは「ホントに可愛いねぇ~」、なんて動物愛護家的発言をし、

挙句ぐゎぐぁ言ってる姿を映像にまで残し、

その後家に戻れば、例のハンガリー産鴨をどうやっつけてやるか、

なんてことばかり考えてる。


青首にパンをやりながら、も考えてないかと?

ええ、勿論考えております。


何故って、鴨は面白い食材。



本日土曜日。

ゆっくりなスタートを切った一日。



最近ヴァイオリンを始めたルナが既に壁にぶち当たっているそう。

いくらかでもモチベーションが上がれば、と、

ピッピでも弾いてみようか、と、イレーナと相談してあった。

なので、朝からヴァイオリンを一弾き。

音を鳴らして、楽器と、

どうせだから久々にランチもご馳走しよう、

と、食材も持って出掛けた。


朝一で仕込んだ鴨。

胸の脂をフライパンで幾らか落とし、

今回は今までよりちょっと肉厚にスライス、

味噌をハニーブランデー(メディッツァ(だよね)と、

絞ったオレンジジュース、で薄めた床に漬けた。




昼頃、市場で一通りお買い物。



そして、ルナ宅にて、いよいよヴァイオリン。

ルナはすっかり "イヤイヤ" 拒絶反応。

始めたばかりだものね・・・毎日の練習、ってのはイヤだよね。

私もいやだったよ。


でも、始めたからには頑張ろう、一緒に音鳴らしだけ楽しもう、

と、細かい事には触れず一緒にテキトウに音を鳴らした。

ソレラミミラレソ、ソレラミミラレソ ♪

ソレラミミラレソ、ソレラミミラレソ ♪


開放玄でジャンプ、ジャンプ・・・


合間にピッピを弾いたりして、漸く笑顔。

私もへたっぴだからね。

唄うように鳴らしましょう、呼吸するように、

手足を動かす様に、鳴らしましょう・・・

ってぐらいにしか出来ないよ。

それでも、まぁ、笑顔が出たので、一件落着としましょう。



その後ランチ。


duck



白米、種々の野菜の生姜炒め、

ほうれん草の澄まし汁、

二十日大根とアヴォカドのサラダ、

鴨の味噌漬けと洋ナシのグリル。


今日のランチは拍手喝采だった。

と、自分で言うのはとても恥ずかしいけど、

バランスが好かった。テンポも好かった。

秋にはこういう軽やかで詩的なものがいい。


鴨は単なる独り流行りのもんだけど、

(勿論今日のメインだが)

私はむしろ、即興でやった

野菜炒めの絶妙な火入れに独り酔いしれていた。

人参、セロリ、トマト、パプリカ、ズッキーニ、インゲン、ブロッコリ。

薄味仕立て、生姜とかすかなオリーブオイルが

シャキシャキ野菜を包んで一体感を醸し出し・・・(笑)


と、自分で作ったものをこれ以上語るのは

(大したものでもないのに)

やっぱり気恥ずかしいので、おしまい。


帰路の上弦の月は黄色かった。


その月に手を伸ばしながら、

娘が、「あした、月のケーキ作ろうね。カシャカシャするよ。」

と、少し興奮気味に言った。


かんげき



園から皆連なってお出かけ。


lg


徒歩5分。300mぐらい?


その5分間に、靴が脱げちゃう子あり、

落ちてる実を拾い始めて列からはみ出ちゃう子あり、

散歩中の犬に目が釘付け、

集中力の矛先がそっちに切り替わっちゃう子あり・・・

一筋縄にはいきません。


それを取りまとめながら、安全確認して、

進まねばならない先生たち。

ご苦労様。


たどり着いたのはリュブリャナ・パペッ・トシアター(LGL) 。


リュブリャナあっちこっちの幼稚園から子供達が集まりました。



幼稚園ごとに並んで座って、

始まり始まり。


lgl


すっかり溶け込んでいる私と娘。

他の親なんて勿論来ていません。


saku


お話は、

一匹のネズミが、ヘーゼルナッツを独り占めしようとして、

前歯が折れちゃう。カエルさんに泣きながら相談。

すると、カエルは説教たれながら歯医者へ行きなさい、

と助言してくれる。

ネズミは歯医者へ行って歯を治してもらい・・・


と、いうあらすじ。

きっともっと色々な事が起きていたのだろうけど、

詳細は理解できず。

娘も、ずっと、「どうなったの?何?ネズミさん何してるの?」

の連発。


息子はアルディンの隣に座って、3分おきぐらいに振り向いては

私の存在を目視確認、手を振ったり、していました。


舞台の上方にはマリオネットを操作してる人が見える仕組み。

歌あり、サプライズあり、インターアクティブなパペットシアター。

初めての観劇@LGLでした。


こうして、

私と娘は毎度毎度幼稚園の行事に参加してるのであります。


kosilo



早くも気付けば9月最終日。


幼稚園初月も無事終わりゆく。


さて、息子が幼稚園に通い始め、

初めて昼食を親子一緒に食べなくなった。

園の地下には給食室があって、

白衣のおばちゃんたちがお料理してくれてます。


毎週月曜日には週のメニューが張り替えられる。

(うちは月曜日、登園してないけど)


jedi


朝食、昼食、おやつ・・・と毎日のメニューが書いてある。


本日のKOSILO(ランチ)は、

トマトのパスタ入りスープ、芋のムサカ、

赤カブ(の酢漬け)とレタス、

果物入りスクータ(カッテージチーズ)。


大体毎日こんな感じ。

(私も先シーズン食べてたのでよーく知ってます!)

これに肉が付く日があったり。


息子に「今日のコスィロどうだった?」って聞くと、

毎回 「ええと、スープだった・・・」と、の返答。
そう、まずはスープが出るのです、毎日。


アレルギーのある子用にはちゃんと別に作ってくれる。



そんな間に、家では娘と、寂しく女二人のランチ。


lun


簡単野菜炒め、にパン、ミルク、ヨーグルト、林檎。

(朝食、っぽい・・・)

ご飯があればご飯。残り物もあればそれも加わる。


いい加減乳製品ばかりでなく、塩鮭でも焼きたいところだよ。



おっと、お迎えに行かねば。


今日もおやつのバナナをもらって来るかな。


オープルタル



10時半集合。

幼稚園お休みで行きました。

子供達は大興奮。

9時ごろには準備万端、リュックも背負ってる。


久々のイストリアのトリュフ。

5人女性、車二台。


正午半に着いたら、あれ、店には13時からって、札が。

時間つぶしがてら、お食事前の一散歩。村を一回り。

静けさと大パノラマの雄大な自然。

地球に人間がいなかったら、地球ってどうなっていたの・・・

  独り想像しながら深呼吸。はぁー。ふぅ~。

私はこのままここで転がって空を眺めていたい。


刈られたばかりの草が蒸している。

その青い香りが鼻腔をくすぐる。

足の指先がムッとした湿度の高い空気に触れる。

日差しはまだ強い。肌に、眼に、刺さる。

でも空気は乾いて爽やか。


そして、13時ごろウェイターの彼女

(前から思わずじっと見たい衝動に駆られている、可愛い女性)

がやって来た。


テーブルにクロス掛かり、"舞台"が準備された。


頭上を覆うkostanjから巨大な実が予期できぬ瞬間に

降って来る。容赦ない。ちょっと怖い。



そして、いよいよチーズ、ハム類の盛り合わせの後にやって来た

本日のステーキ。


beef


その外、七面鳥、豚肉、ニョッキなども、オーダー。



うむ。



tru


こちら、5月の来店時。


露光の問題、だけでは無いです。



今回、ちと不完全燃焼でした、私。

わざわざ遠路皆さんにいらしていただいたのに。




最高のシナリオは、この村に宿を取って、

午後イッパイゆったりと、思う存分飲み食べ、

その後腹ごなしに散歩、

明かり一つない夜空の下、青臭い草に寝転んで

数え切れぬ星をぼっぉっ~と眺めたい。

そして、そのままこの村の空気に抱かれて眠ろう・・・

(あわよくば草の上で(寒っ)


今度是非実行すべし。次回はそうしましょ。




夕方リュブリャナに戻り、日が暮れた。

息子が車の窓を開けて、「あ、東京の臭いがする」と、言った。


私も窓を下げた。


それは丁度ハイウェイ沿いの道だった。

確かに、夕暮れ時のしっとりした空気は

その分子に街の一日の香り全てを含むと、

ゆっくり空から地に降りて来ている感じがした。


混沌と秩序の混ざった臭い。都会と自然の融合した香り。


何か複雑な気持ちのまま帰宅し、

妙に美味いワインが一杯飲みたくてたまらなかった。


こういう時に限ってストック無いのだよね。

ふぅ、子供も寝たしひっそり店に飲みに行っちゃうかなぁ、

なぁんて。

cake forever!



登園。秋の朝はちょっとヒンヤリ。

すがすがしい空気に体が清められる気がします。


園に着くと子供達皆集合して、

私にも椅子が用意された。

そして、いきなりコンサートが始まった。


concert


短い曲が三曲。

そして、今月のバースデイキッド三人分、

三回お誕生日の歌を唄いました。

ちなみにお誕生日の歌のメロディは万国共通でしょうか。

スロベニアは日本と同じで、

"ウセ、ナイボルシェ、ザ、ティ~♪"と、唄います。

クラシックギター、その上品な響き方、ステキです。

丁度この季節に向けてクラシックギターのCDを買ったばかりで、

ナイスタイミング。秋にはこういう音楽が好み。


その後、我がクラスの

アレクサンドラちゃんの三歳のお誕生日を祝うべく、

園庭のベンチへ。

薄いピンクのテーブルクロスが敷かれ、

ジュースとプレッツル、クラッカーなど、配られました。


ケーキは、


cake


こちら。

ブリギータ先生はこのケーキのことを、

"cake forever!" と呼んでいました。

(フォーエバーケーキ、ってことなんだろう)


何故って?


このケーキ、発泡スチロールで出来てるんです。

ただのチョコレート色、ケーキ型の発泡スチロール。

それに、デコレーションのスプレーが付いている。

ろうそく立てて、フーっとする、使いまわしの

「永久にケーキでケーキじゃないケーキ」


ここまで参加して園を後に。


今日の息子は去り行く私に手を振って

「コスィロの後に来てね」、とスマイル。

あぁ、なんて軽やかなんだ。



午後は息子を迎えに行って散歩しながら帰宅。


kayak


リュブリャニッツァで、

小学生がカヌー練習をしているのを、川岸から眺め、

その掛け声を真似たりしながら、

ミントを摘んだ。(多分スペアミント)


mint


キレイに洗って、ミントティーにして、


tea

ほんとはキレイな緑


夕方帰宅後、ほっと一息いたしました。


散歩に打ってつけな気候。

相変わらずほぼ一日中外にいる私。


イレーナ先生に、来週はキッズウィークなんで、

どの日にかヴァイオリン弾いてくれないかしら?

と頼まれたのだけど・・・


う~っっむ。


私のへったくそを聞かせるより、イェレナにでもバトンタッチ

してもらった方が聴衆の皆様の為ではないかしらん。


お口直しに



マロニエの一かじりに気分を害しましたが、

お口直しに。



fillet


ヒレニク。

今回はセロリと洋ナシに特性ソース。

う~ん、何か物足りない。

ってか、このガルニは鴨向けですね。

最近この肉の火入れ、自画自賛ですが、完璧。


でも力が入っていたのはむしろスープ。

玉葱(エシャロット切れ)をゆっくり炒めて、

山盛りマッシュルームも

ゆっくりゆっくり、ゆっくーり、炒めて・・・

あとは塩とバターのみの優しい味。


kma


こちらは鴨。

鴨葱はゴールデンですね、日本人には、やはり。


okara


おから。

カルチェックで見つけたおからを炊きました。

こういう時にタップリ出汁を引くと贅沢な気持ちになります。

(おから、ってカスみたいなものだけど・・・)

具は人参しかなかったのだけど。

ひじきが欲しいところでした。残念。

白秋  落下物にご注意


中国の陰陽五行説によると、四季には色があるそうな。


春は青、夏は朱、秋は白、冬は黒(玄)。


白い秋を感じた一日だった。

空は高くうっすらと白く広がる雲。

西風に葉を翻す木々。


我が家の前のリュブリャニッツァ対岸の柳も

風にその枝葉をゆすられて、白い葉裏を見せていた。


siro



そして、一風吹く度に、

カラカラカラと地を転がる枯葉の音に混じって、

"ポコン、コロコロ" と何かが落ちる音がする。


その正体は、


トチの実。


kos


セイヨウトチ。スロベニア語ではkostanj。

チェスナット、マロニエ。


スロベニアに来る前からこの木が気になっていた。

昔読んだ小説の中に、この木の美しい木は何度も現れた。

マロニエ、マロニエ。


地中海沿岸に生息する木。

リュブリャナの街には大きなセイヨウトチが沢山生えている。


5月になると一気に膨らんだ芽から葉が育つ。

そのスピードといったら音がしそうな程。

生命力に溢れるその姿。


ここへ来てこの木がマロニエだと知った時、

実は大きく感動していた。

(以前Aさんにこの話をしたら、

「ははぁ、実際見たら大したこと無かった、でしょう」

なんて言われたけど、それは間違い)


日本にも橡の木は沢山あるのだって。

東京にも、沢山。

強い木だから、排気ガスにも負けないのだって。


実はこんな柔らかトゲトゲの殻に入っていて、


kostanj kosta


クリの実の角が落ちた感じ。ツルンと丸みを帯びている。


子供達は楽しそうに拾ってる。


気付けば本気で袋イッパイに拾ってるおじさんもいる。


え、食べれるん?


橡っていや、中津川の橡餅ぐらいしか知らぬぞ。


調べてみた。


何しろアクが強い。故、クマもリスも手を出さない。

"アクを抜くには一週間日干し、一週間流水につけ・・・"


と、想像を絶する手間。


で、スロベニアのサイトで探してみた。


"半割りにしてフライパンで・・・"


ほんとに?

半信半疑でやってみた。


kostan



ホクホク、美味しそう♪?



と、言うのは気のせい。

ビジュアルで騙されちゃいけません。



こんな渋い苦いもの出会ったこと無い。

酷いアクの強さ。ちとかじっただけで、ナゾの気持ち悪さ。

決して食べてはなりませぬ。


そりゃまとってる殻がソフトな訳だよ。


実に気になるのは、

あのおじさんがあんなに拾った実をどうしたのか。


拾ってたからって食用、って訳ではないか。

早とちりのトンチンカン。


そう、この実、一風吹く度ポコポコ落ちてくるので、

kosntanjの下を歩く際は要注意!


それにしてもあのエグ味、思い出すだけで胸焼け・・・

興味本位でかじったりするもんじゃぁありませぬ。

皮下滲入



ある海辺の小さな病院。

子連れで駆け込んでいた。

手当てをしてもらい、去ろうとしたその時、

ふと私の手首に蜂が一匹、羽を休めた。

反射的に払い除けようとしたのに、

6本の足で私の日焼けした手首の甲側にへばりついてる。


そして、次の瞬間、

その蜂は頭を私の皮膚に食い込ませ始めた。

薄い皮一枚のその下へ。


止めようが無かった。


あっという間に

全身皮下滲入していた。

尻の針だけが手首から突き出ている。


子供達は、

「何々、どうなっちゃったの?」、「蜂さんどうしてるの?」、

「ねぇ、お母さん、お母さん!」と、興奮している。


蜂は皮膚下で血を吸い、全身を真っ赤に染め始めた。


漸く刃物でその薄い皮膚一枚、切り目を入れると、

蜂をピンセットで取り出せた。


ひどい体験だった。


夢だと言うのに、

右手の手首甲側にその蜂の感触が残っている。