なぁーにしてるの?
リュブリャナから30km弱南西。
ロガーテッツの外れの石切り場奥に、
人の姿が。(青い人がかろうじて見えます。)
一体、なーにしてるの?
本日、ベルド児童館分館へ事前の一声ありの急襲を掛けてみた。
(我が家が児童館本館。ベルドのボゥ宅は分館。)
池へピクニックでも・・・という感じのゆるい予定だったのだけど、
分館へ着くや、子供達はお遊びギア全開、で出かける様子無し。
なので、室内にピクニックシートを敷いて、お弁当をひろげた。
肉団子とおにぎり。パン。ミニミニクロワッサン。
トマトに、バナナケーキ。リポウ蜂蜜の紅茶。
しばしバーチャルピクニックを堪能。
外は雲って気温もちょっと下がったし、いいでしょう。
一遊びしてるうちに気持ち晴れ間が見えた。
すかさず車に乗り込み、ロガーテッツへ向った。
石切り場の裏へ車を停め、
空きペットボトルを6本、ワイワイ騒がしく湧き水で満たした。
このパイプの元は地中でどうなってるのかしら。
石切り場の裸になった岩肌を見る限り、
土はほんの表皮のみ、その下はすぐ白い岩盤。
(こんな薄い土の層から大きな木が生えていてちょっと不思議。)
こりゃ硬水でしょう。
ヒンヤリ美味しい。春には相当な水量が溢れそうです。
一イベントな割にはあっさりと作業終了。
車中、前の席の親同士声が聞こえぬ程賑やかな後部座席。
なんでも可笑しいのだ、彼らにとっては。
そして、それを聞いている親たちも思わずもらい笑い。
帰路、当初の予定だった池へ散歩に。
大正池(?)。え、上高地?
済んだ池の鏡の水面。
ここには幾つも池が水田の様に並んでいる。
一つは大きな池。釣りを楽しむおじさんたちがチラホラ。
通常この時期なら凍っているでしょう、この池。
子供達は一時としてじっとしていない。
ケラケラ笑いはノンストップ。一挙一動が笑いのタネ。
3mおきに地面に転がっては寝た振りをして、ゲラゲ~ラ
歩みはいつもの通り。ノロノロ。
親もまたまたつられてケラケラ。
そんなしている内に陽は沈みかけ、
分館へ戻る。
旅のお笑いサーカス一団、な私たち。
このサーカスの子供3人は笑いが絶えない。
(そのうちもう一人ケラケラ参加予定)
4歳、3歳、2歳、とそれぞれほぼ等分に年が違い、
キャラも微妙に違っても、笑いのツボが同じなのか、
こりゃもう子供漫才。
ゆるく抱腹絶倒しながらのどかな一日。
お邪魔しました、ベルド分館。
よい土曜日でありました。
寄り道
朝は、すっかり静かなリュブリャナ。
登園時(9時過ぎ)。
クリスマスの飾りも撤収、人っ子一人といない。
でも快晴。
この時点で9℃。
帰路、市場で買い物、
椎茸を忘れず。300g。一キロは13ユーロ。
私はいつも3軒並ぶキノコ屋の向って右端で買うのだけど、
このおばちゃんは最近不在。どうしたのかしら。
帰宅後、太巻きを作る。
具は玉子焼き、三度豆、人参、椎茸。
イレーナに3本分。残りは私と娘の昼食。
午後一で太巻きを届け、園へお迎えに。
園への途中、
雲一つ無い晴天。
橋の麓、ツーリストインフォメーションの前で
ヴァイオリンを奏でる男性が。
チューニングも四分の一音ほどフラットしている上に
下手くそで妙に物悲しい。
暖かい晴れの陽気を察してか、朝より人がぐんと増えた。
陽射しがキレイ。園のロビー。
息子はランチ後のテーブルを一つ一つ拭いていた。
他の子達は既に隣の部屋で昼寝の仕度。
園庭のヘーゼルナッツの木。
かんざしの様な花(?)が。
こんな花が付くとは知らなかった。
スカート姿の私に、
先生たちは皆、「タイツ履いてないの?本当に?」と、
驚いていたが、私が
「だって、15℃あるし、私は急ぎ足で歩いてるからこれでも暑い。」
と言うと、揃って信じられない、って顔していた。
さて、その後、陽気の好さに晴れ晴れした気持ちの私と
子供達。
10日ぐらい前に稼動し始めた、城へのエレベータに乗ることに。
これは自動券売機。
隣には有人券売窓口が。
片道1.5ユーロ。往復2ユーロ。
ハイテク自動改札
(券にバーコードがあって、それを機械に読ませる仕組み)
を通ると、
プラットフォーム。
既にエレベーターは到着している。
人数が揃い、扉が開き、乗り込む。
底以外は完全ガラス張り。
この乗り物、スロヴェニア語で、ウズペンヤチャ。
(英語ではfunicularと書いてあったかな。)
山々を眺めながら、ほんの30秒程のライド。
城丘の反対側(我が家側)にもこれが出来たら、
幼稚園への道のりが随分短縮されるなぁ・・・と思ったり。
(でも、こんな景観を壊すものもう要らないけど・・・)
到着したロビーはこんな感じ。
随分モダンに改装されたリュブリャナ城。
ギャラリーも以前よりきちんと整っている。
私たちは一遊びして、カフェへ。
ここもがらんどうだったけど、
いつの間にかキレイに整備されていた。
私は見慣れない名前に惹かれて、
グライスカ・カヴァをオーダー。
ちょっとリキュールが利いていた。
棒に付いてるクリスタル状の砂糖が
子供達は気になって仕方なかった様子。
2.1ユーロ。
一休みして、城で私の一番好きな場所へ。
この鍵穴みたいな"窓"からは、
エレベーターで城から降りて、また帰路につく。
今度はシティホールで道草。
毎日前を通るたびに、中のツリーが覗いていたのだけど、
足を停めたことがなかった。
それが、ふと見ると、
最近出来上がった、シティホール前の
の復元に関する展示をやっている?
でも、10日まで?悔しいなぁ、と思いながらも中へ。
中庭はこんな感じでステキな彫刻(?)の施された建物の壁。
そして、噴水復元の展示は、
本日12日なのに、まだやっていました。
(ゆるい、ゆるい。あっぱれ。)
映像も流れ、本物撤収から復元に至るまでの経緯を
説明しています。(スロ語のみ。)
子供も私も見入って作業の一つ一つに「ヘェー」っと、感動。
と、まぁ、こんな風に晴天の冬の日、
幼稚園からいつも20分のところ、イベント目白押しで
3時間弱かけての帰宅。
そして慌てて予定してもいなかった、
ゴヴェヤ・ユハ(ビーフスープ)が夕食に決定。
作ったことも無いのに、なんとなくそれ様の肉を朝仕入れていた。
そこで、ボゥ母へ作り方を聞こうと突然電話。
教えてもらった様に(私なりに)一番近く作った。
足りてないものが二つあったけど、
まぁ、ゆるい私はその辺OKって事にして、
一時間肉だけコトコト、野菜(根セロリ、人参、玉葱、パセリ、
トマト、葱葉)を足してもう一時間ちょっと、コトコト。
その間は大根の皮と刻み昆布の和え物、
キノコと三度豆の和え物・・・などちょこちょこつまみながら
甘辛の椎茸、人参、パプリカの餡。白髪葱。
クコの実もあればいいなぁ。
まだ体調の低迷してるイレーナへ届けるべく、
マキシマルにいたヴックの元へ。
子供達は大根皮の和え物が大好き。
スープも賑やかに平らげた。
具材が柔らかく、牛肉も柔らかくジューシ。
こういうクリアスープを作るにはここの水は最適。
長くなったが、1月とは思えぬ暖かい(暑い)一日を堪能した。
盛り沢山だったイベント、これでも随分はしょった。
暖かいのは嬉しいことでもあるけど、本当はとっても心配。
だって、例年だったら今日なんか、これより20℃ぐらい寒いはず。
(マイナス15℃でもありうるのに、プラス15℃とは何事・・・?)
大丈夫なのかしら・・・。まだ一度も零度を下回っていない。
赤く塗った橇も待ってるし・・・。少しぐらい雪が降ってもいいのでは。
心配だよ、地球ったら大丈夫なのかしらん。ガリ
イレーナがとうとう発熱。
12月下旬からずっと来客、接客だった上、
1月になって休みが明けたらデッドラインに追われ、
ターニャとドゥシャンが帰る前日から様子がおかしくなった。
昨日ルナから息子が借りていたテープレコーダーが突然故障。
息子はここ数日、毎晩寝る前に一曲歌って
レコーディングするのを楽しんでいた。
それが昨晩、レコーディング中 キキー っとという音と共に、
テープレコーダーが停止。そのまま動かず。
修理できるかと家電屋へ行ったが、
店員に新しいものを買った方が無難だと熱く語られ、
その件で謝罪の為にイレーナへ電話を入れた。
すると電話の向こうには酷い声。
テープレコーダーについては、
「大嫌いなものだったから壊れてくれてハッピー。
自分で好きなのを選びたい。」と、私には新調させてくれなかった。
なにしろ酷い声なんで、
(しかもヴックったら全然協力的じゃないらい。やっぱり最近少し変。)
生姜好きな彼女にガリを作ってあげようと思っていたら
偶然新鮮な生姜に遭遇。
夜、旦那がを薄くへいでくれたので、甘酢を作って浸した。
ガリの作り方は、
生姜の皮を剥いたら、薄くへいで、流水に晒す。
熱湯へ潜らして、ぎゅっと絞ってよく水を切る。
甘酢(好みだけど、酢1:砂糖1:水2 (これはベタ甘な田村のわり))
に塩を加えた液体を沸かし、漬ける。
容器には煮沸消毒したものを。
以上。
酢は基本的に米酢だけど、
不備なので我が家ではシェリーヴィネガー。
ちなみに、スロヴェニアで手に入る生姜は巨大。
(大きいと500gぐらいあるかな。)
勿論重量制で買うのだから
大きいのを切って好きな分だけ買うことも出来る。
オランダ産が主流。辛味は強め(だと思う)。
ここでは手に入らないけど、新生姜で作ると美味。
今日はこれから太巻きでも巻いて一緒に持って行ってあげよう。
園の帰路、市場で椎茸買うのを忘れぬようにしなくては。
そうそう、昨日野菜市場へ行ったらカードが使えるようになっていた。
勿論全店舗ではないけど。
不採用
マキシマーケットの日本文化展示、
当初の彼らの話ではもう始まるはず、と思いながら、
何度メールを送ってもレスが無かったので、
開催されるのかも不明だし、嫌気が差していたのだけど、
開催予定期間中の土曜日には
Yさんにお茶のお手前披露の依頼をしていたし、
はっきりとした進捗状態を知る必要があったので、
本日漸く例のシュテフカちゃんに確認を取ろうとした。
午前中はミーティング中だとか、連絡取れず。
そうこうしてるうちにイレーナから電話があったので、
お願いして話を聞いてもらった。
昼過ぎ連絡がつき、やっとシュテフカちゃんからの返事が
イレーナ伝で届いた。
要は、私の案("縁側"ディスプレイ)は不採用、
唯一回行われたミーティングの際、私が、
民族博物館が月一のティーセレモニークラスを主催している、
って旨を伝えたら、彼女、私からそちらへ、と、相談先を変更したよう。
それならそうと、早く言いなさいよ。
Yさんにはその一回のミーティングの最中、
出来るだけ早めにお願いしようと、電話で話を通したのだよ。
だから彼女も予定も組んでくださっていたのだよ。
なのに、マキシ側へは何度メールを書いても、返事なし。
(私もメールじゃなくて、電話すればよかったのだけど)
要は、私なんかより頼りになる相談相手(民族博物館)が
いたもんだから、私はお払い箱。
別に、きちんとした仕事の依頼では無くボランティアだったから
あちらの態度もこんな程度なのでしょう。
でもイレーナは、こんな態度のシュテフカちゃんに食って掛かった。
( イ -何度もメールがあったのに返事しなかったでしょ。
シュ - そうね、そういや何度かメールがあったかしら・・・。
でも年末忙しくて返事が出来なかったわ・・・)
と、らちのあかないやり取りだったらしく、
(セルビア人のシュテフカちゃん、ブロークンスロヴェニア語で
たどたどしく話したらしいが、そんなポジションの人が、
そんなことってありうる?大体似てる言語なのに・・・。)
イレーナはほとほと呆れ、怒りにまみれて
状況を最後まで尋ねる気がしなかった・・・、と。
よって、果たして日本文化展示をやるのか(やっているのか)、
お手前の話はどうなったのか(誰か代わりにやるのか)、
それは不明のまま。
でも重要な土曜日のお手前あり、なし、なのか、だけは
はっきりと確認しておいてくれた。
(帰宅した旦那が、
「マキシでお茶展、やってるみたいだねぇ」、と言っていたけど)
Yさん、本当にご迷惑お掛けしました。
私も振り回されたとは言え、
一方的に巻き添えにしてしまいました。
ごめんなさい。
マキシマーケットでなんてもう1セントも落としてやるか!
と、啖呵を切りたいところだけど、
悔しいことにここでしか手に入らないものも幾つかあって、
実は世話にならざるを得ない・・・。(かな)
弱い私。
狭いリュブリャナ。
そして、今日夕方ボゥちんが我が"児童館" 訪館してくれたので、
夕食の際、この間の
ブロッコリースフレ&オリーヴのホワイトチョコを作ったら不評。
正直な子供達。
キライ、と、一言。
不採用。
私も実は初めて食べたけど、いけてなかった。
やっぱり、さっぱりとした和え物の方が美味い。
ブロッコリーなんて我が子供達、塩茹でなら幾らでも食べるのに、
スフレだと、いじってまわって終了。
そうだよね、私も昔から元の形が残ってるのが好き。
(スフレなんて作ったのは"フープロ買ったし"って邪心からかな。
でも、私としては、固定概念からの脱出の糸口になるか、
という淡い期待も無くはなかった。)
オリーブチョコとの相性も微妙なところ。
嗚呼、不採用。
私もそろそろ一つの事に腰を据えてじっくり取り込まなくてはいかん。
と、今更何を言ってるのだか。
旅に多くの時間を費やす人は・・・最後に自国で異邦人になる。
とか言ったのはデカルトだか。
ここの様に、民族が意識しつくった国に
異邦人として暮らしていると、
国ってものの概念が何なのか、と常に意識させられる。
(島国のもつ国境と同じ陸上のただ一本の線からなる国境
ってのは随分違うと感じる。)
でもやっぱり、国、って何なのか、いつまでも謎のまま。
今日は、おこちゃまたちがボゥ母のパラチンケーキと、
私のシュークリームをレイアウトしてくれた。
子供達は喜び炸裂しっぱなし。
子供のエネルギーは躊躇無くストレート、
なんとも気味がいい。
久方ぶり
久方ぶりにスシママへ行った。
ターニャとドゥシャンとの最後の晩餐。
以前から一緒に行こう、と言いつつ、
年明けのスシママは結構忙しくて席が一杯だったり、
魚もまだ生きのいいのが入らないから、って理由で
結局彼らの帰る前日になってしまった。
ユリアナもマリボールから来て偶然参加。
私は最近家で流行っている、
子供達の 「うーなードン、うな丼♪」って
歌につられて、うな丼(うな重)をオーダー。
実は初めてうな重をスシママで食べた。
ちょっとガッカリしながら、
鰻なら浅草の"前川"へ行きたいなぁ、と、
ネガティヴな連想をしてしまった。
(東京の方々、是非いらしてみて。
我らの知人、ジャニーズ系の大橋君が後を継いでいるはず。
代々続く鰻屋。 "前川"は屋号。)
林屋の鰻もいいなぁ。
元来鰻って白焼き以外好物ではないのだけど、
林屋のは好き。
一時帰国する度に、冷凍して持って帰って来る。
イレーナが大の鰻好きだからね。
昨日も彼女ったらうな丼を頼んでるから、思わず、
「せめて鰻の為にでも東京へ来なさい。」と、言ってしまった。
日本でも国産鰻ってそんなに頻繁に
お目に掛かれるもんでもないのだろうけど、
でもやっぱり何処だか産の真空パックは味気ない。
(勿論リュブリャナでは仕方ない。これでも頑張っているのだ。)
さて、我が家の子供達はと言うと、
そんな親の心の内など知らぬまま、
「う~な~ドン♪」と歌いながら、海苔巻きにして食べた。
夜は息子が、いつもなら一緒に寝よう、ってい言うのに、
「お母さん寝ちゃダメだよぉ。寝たらシュークリーム作れないじゃん。
シュークリーム~・・・」
と、呟きながら寝入った。
しかし、久々に白米をあんなに食べたり、
鰻を食べた私の胃(よりむしろ腰か)は重く、
「作るから、大丈夫!」と、堅く約束したのに、
結局シュークリーム作成に取り掛からず就寝。
明け六つ前(多分)に目覚め、
久方ぶりに、シュークリームを焼いた。
直径5,6cmで小さめ。
立ち上がったけど、焼き始めの温度が高めだったのか
下げるタイミングが遅かったのか、
(我が家のオーブンで200度)ちと色黒。
黒砂糖しかないので、カスタードクリームも色黒。
赤いのはサワーチェリーのソース。
朝から何十個もシュークリームが出来てしまって、
私はマイっているのだけど、
目覚めた息子は嬉しそう。
どうするんだ、こんなに沢山。
そう言えば、旦那試作の焼き鱸の野菜餡、なかなか美味。
皮がカリっと香ばしい。
近々、久方ぶりに改定されるスシママのメニューに載ります。
店ではこれまた久方ぶりにスカルッチナのスラウコ
(写真でプロシュットを切っているのがスラウコ)に会った。
長らく彼の所へも行っていないのでなんとなくバツが悪い。
豪快な彼の店へは勿論行きたいのだけど、
スラウコったら大盤振る舞いに
小鹿やら熊やらの肉料理を次々と食べさせ
(実際、フォークで口へ運んで食べさせてくれる)、
どんどん飲ませてくれちゃうので、それなりの覚悟が要る。
(スカルッチナで飲まされ、酩酊状態になり、
運転不可能の為タクシーで帰宅。
翌日、車を取りに行ったら、スラウコに見付かり、
また飲まされ、その日もタクシーで帰宅。
流石に翌日はそーっと見付からないように車を取りに行った、
という笑い話を誰かから聞いたことあり。
見ての通りだけど、それぐらい豪快なのだ、このスラウコ。)
昨晩のオススメおつまみ。
鶏胸肉の蒸したものと刻み昆布、パプリカ、針生姜の和え物。
調味は醤油、オリーブオイル。
大人だけなら、山葵や柚子胡椒も加えたいところ。
ランチが鰻だったりしたら、
晩のツマミはこんな感じにあっさりと。
アンプロフェッショナル。
セルビアからの友人(になった)、
ドゥシャン&ターニャはまだいるけど、
宿主のイレーナもヴックも一応普通の日常生活を送っている。
なので、二人にとっては普通の平日。仕事日。
と、言う事は、食事を作る暇も、接客してる暇もあまりない。
と、言う事で、(半分私の勝手な理解の上に成り立った口実)
ランチを作りに行った。
最初の思いつきは、
冷凍庫のヒレニクでローストビーフを作って持って行こう、
と、いうもの。
それが、前夜ローストビーフが仕上がると、
話は私の中で勝手に膨らみ、
結局お届けローストビーフ+アルファの "+アルファ" が大きくなった。
午前、小雨の中、旦那と子供達は留守番をしてくれたので、
独りで空っぽのベビーカーを押して市場へ。
昼前、仕入れを終え、帰宅して仕込み。
旦那と二人で狭いキッチンできびきびと動いた。
こういう場面ではお互い更に歯に衣着せぬので、
時にカチンときながらも、そこは冷静に「アイっ」、と返事。
ちょっと厨房っぽいでしょ。
そして、予定の2時半前に、子供達と私はイレーナ宅に
桶二つに7割方出来上がった料理を抱えて到着。
ドゥシャンがいれば子供達はニコニコ。
私の事なんて忘れて遊んでいる。笑い声はケラケラ~。
私も彼らに会うのがいつの間にか嬉しくなっている。
本日のランチ、わたしからの前触れ込みは、
グッド・バット・ノットソーグランド、なランチ。
で、一品目
生春巻き。
市場で海老を探したけど、酷かった・・・。
塩茹で、その後、大蒜オイルへ漬けたけど、臭みは抜けず。
オマケにライスペーパーも薄くてペラペラ、
ヒラヒラ割れてて状態は最悪。
かろうじて巻いて、切り分けた。
ソースはナンプラーが切れていたので、
アンチョビと大蒜で作ったオリジナルにライムと生姜を搾った。
手前はマンゴソースとサフラン。
天は白髪葱にチリペースト。
出来はイマイチ。イマニ。
二品目、
ブロッコリのスフレ。
トマトソースの下には黒トリュフのペーストが隠されている。
白い丸はホワイトチョコと黒オリーヴ。
冷凍庫から出たてのチョコが
温かいスフレの上でちょっとずつ解けていく。
旦那はこういう仕立ては好みで無い様子。ちと嘲笑された感じ。
でも、お客様からは大きな笑が。
三品目、
ローストビーフ。
写真は黄色い壁の部屋で撮ってるので色が悪いが、
(思いっきり自画自賛で)いいロゼに仕上がっていた。
ソースは洋ナシに白味噌。
そして、ピンクペッパー、ざくろ、フェンネル。
粒マスタードと合わさったナイスハーモニー。
肉は箸で食べれる柔らかさ。
ワインはリオハ(スペイン)。
次は、蕎麦の実雑炊。
私にとっては定番。写真無し。
皆、蕎麦の実は敬遠しがちだったけど、こういう食べ方は初めてで、
蕎麦の実だと思わなかった・・・、との感想。
ちゃんとひいた出汁にかえしで調味してるから、香り好し。
次のワインはレンチェルのシャルドネ2002年。
デセールはチェリーチーズケーキ。
チーズケーキは相変わらず大雑把に計量しないのだけど、
今回はマスカルポーネも入れてみた。
上のチェリーの層は実は冷凍のサワーチェリー。
フワフワにして、ゼラチンで寄せるる。
添えは、干し杏のコリアンダー&シナモン風味チョココーティングに
クミンシードを付けたもの。
写真は無し。
クラストのバターがちょっと多すぎかな、と思ったら、
案の定ちょっとガチっとしてしまった。
もう少し空気を含みながら固まるのが理想。
と、言う事で、グランドでは無いけど、ちょっといいランチの提供。
「一刻も早くヴァレノヴァックの建物を借りたいと、申し出なさい。」
とか、
「市の図書館跡もフォーレントって、書いてあるから・・・・。」
とか、
「ジンジャーフォームファクトリーのロゴはすぐ仕上がるから。」
と、
(一儲けしなさい。)
言ってくれるのは嬉しいけど、私はやはりアンプロフェッショナル。
そして、その自由な立場を満喫してるところ。
これがお金稼ぎになって、プレッシャーが生じてくると、
違ってくるんじゃないかしら・・・と返事しながらも、
内心少し興味あり、な私であった。
帰宅。
迎えに来てくれた旦那は、独り、
こんなもんを作っていたので、
イレーナ宅では作り手にまわり、殆ど食べていなかった私は
有難くお相伴に預かった。
大根と鴨丸。
京都の七味を振ったら香り高く、葱の緑が美味。
ごちそうさま。
そして、お手伝い有難うごじゃいまちた。
バチが当りそうな程、優雅すぎる雨の月曜。
そして、この2週間、酒池肉林なのに、へそを曲げてるヴック。
このおかしな気候のせいか。
ま、いずれ直るであろうヴックの機嫌はどうでもいいとして、
温か過ぎる気候についてはちょっと心配。
嘘の様な・・・
日曜日、久々にメルカトール(ダイエー)の
センター(ホンテン)へ行った。
日曜、何処へも遊びに行かぬ人々で賑わっている。
我が家も長い買い物リスト片手に慣れぬ売り場を巡る。
そして、果物野菜売り場へ漂流。
こちらはトロピカルフルーツスタンド。
値も張るし、客もいないし、まだ現実味帯びてはいないけど、
こんなのがメルカトールに常設されてるなんて、
(三年前からは想像出来ぬ)、嘘の様。
私はここでライムと生姜を手に。
スタンドの端には、フルーツの写真と名前、
簡単な説明が施されている。
写真と照らし合わせて、軽量して値段シールを貼る仕組み。
私の買おうとしたマンゴ、値段は重量制では無く、
一個で幾らだか。
レジのお姉さんはこのフルーツが何なのか分らなかったらしく、
私に、「ええと、これってパパイヤだっけ、マンゴだっけ・・・・?」と。
ユルーイ・スロヴェニア。
本日、嘘の様な話、そのニ。
うちの子達は旦那の遺伝子をもらって二人とも反対咬合。
兄貴は明らかに下顎が出ている。
下の娘は上顎と下顎、歯が丁度ぴったし合うぐらいの
反対咬合気味だったのに、なんと最近、ちゃんと上顎が前へ出た。
不可思議。
希望を捨てること無かれ、と肝に銘じた本日。
ぴーらん
とても暖かくいい天気になると聞いていたのだけど、
なんだか怠けたくて、市場への買出しも渋ったり、
ダラダラと子供達と本読んだり、歌ったりしていた朝。
息子も、「月曜日に買いに行けばいいよ。」なんて、
私の味方したりして。
ダラダラな一日も時にはいいけど、
今日はそれにはやっぱり天気が良すぎる。
天気貧乏性な私は、なんでもいいから取り敢えず外へ・・・、
と漠然と立ち上がった。
すると、正にその時、私の胸中を見破るかの如く電話が。
「コーペルの友達に電話したら、
とってもいい天気らしいんだけど・・・」
と、電話口のイレーナが言い終わる前に、
"i'm in." と返事した私。
一時間後に出発を約束。
市場への買出しは軽くし、ヴックに頼んで
(が、何故か八百屋のダルコ不在でワイン買えず)
子供達のハニーティー、私のコーヒー、チビおにぎり、海苔、
林檎、みかん、乾き物、を、詰めて、着替え持って、タオル持って、
子供達歯の磨き&着替え、で、準備完了。
行き先については話を合わせるのを忘れたまま出発。
海へのハイウェイは空いていた。
つい数日前雪化粧していたナノスは雪解けして、真っ裸。
気温も高けりゃ空も晴れ渡っている。
息の合ったボルボ同士のタンデム走行、
海沿いへハイウェイは滑り込む。
ストゥルニャンから裏道へ入り、フィエサへ。
ここは、ピランへの小さな半島の北斜面。
半島の尾根に日が落ちるから、日が短いのになぁ・・・。
と懸念しながらもイレーナについて行った。
でも、直に海辺で遊べるのはこの辺りだとここが一番。
このままピランまで散歩できるし、と思いを改めた。
フィエサの水際では大の大人が本気になって水切りに興じた。
でもやっぱり今回もドゥシャンが一番。
石が大またで7回もジャンプする。
だからまたまた子供達に大人気のドゥシャン。
(あっさりと自慢するでも無く、何気なくやるからいいんだ)
ヴックも負けじと対抗心剥きだしにして、
大柄なセルビア人の水切り大会となった。
石を物色する二人。身長190cm台。
肩に力の入ったヴックに勝ち目は無く、
ドゥシャンの勝利であっさりと水切り大会終了。
私は最大3ジャンプ。
その後、フィエサから崖北側の遊歩道を進み、
ピランの教会へ上がる。
傾いた太陽と黄金色のアドリア海が私たちを迎えてくれ、
この辺り特有の街並みの小道を下る。
この辺りは犬糞、猫糞パラダイスなので足元注意。
腹減らしのヴックの機嫌が怪しくなったので、
一刻も早くレストランへ、という我々の期待は尽く裏切られ、
気温の上がった土曜日ランチタイム、何処も満席。
観光地ピラン、私もあまりいいレストランを知らないので
なんとも言えないが、席の取れたのは地球の歩き方にも
載っているレストラン。
でも、載ってるだけあって場所はいい。
そして、ウェイターの動きがよく、料理もすばやく運ばれて来た。
私たちのオーダーは貝の盛り合わせ。
ムール貝、マテ貝、あとアオカリカネエ貝 様の貝にもう一種の二枚貝。
このアオカリカネエ貝(?)は弾力あり。味わいあり。
言うまでも無く、マテ貝も、美味。
この一皿、実は、ここピランへ3年ちょっと前に始めて来たとき、
この同じ店で食べた一皿。
さて、その後は紅に染まった空の下、海沿いを散歩。
食後のコーヒーにカフェへ寄り、出てきたら既に闇。
ピランの中心、タルティーニ広場は、電飾で賑やか。
子供と私ら女たちは広場を走り回って大騒ぎ。
一汗かいて、暗闇の海沿いをフィエサへ戻った。
久々のピラン。すっかり観光地で敬遠しがちだったけど、
今日は今までのピラン訪問の中で、
ベストスリーに入った気がする。
ターニャもドゥーシャンも、子供好きで、
細やかに気に掛けてくれる。
「今まで子供をもつなんて本当に考えられなかったのよ」、って
ターニャのセリフが印象深い。
もしかしたら、近々子供が出来たりして、この二人に!
と、なんだか期待してしまう。
今年は是非ベオグラードへ彼らを訪ねよう。
年上なのに、妙に素朴で可愛らしくて、
私はこの二人がとっても好きになってしまった。
(ドゥシャンは、17歳の時、幼稚園を開業しようと夢見たのに、
その頃は、私設幼稚園は不許可で夢破れたのだって。
そのドゥシャンは、我が子達にあまりにも気に入られたので、
将来は日本で幼稚園をやろうかなぁ、と、冗談を言っていた。
でもホントに、モテると思うな・・・ジャパニーズキッズに。)
そして、ピランは既にちょっとした観光地だけど、何かといい所。
そして、スロヴェニアは下手にこれ以上観光国にならない方がいい、
と再認。(どっかにそういう広告あったね。)
日本の皆さん、スロヴェニアなんてつまらない田舎の国、
来ること無いですよ。大体直行便なくて遠いし・・・ね。
ランプと水族館
トゥルバルイェヴァ(Trubarjeva)のアンティークショップ。
久々に前を通ったらウィンドーに、アンティーク玩具が。
ピンクの車に目を惹かれた娘が、
「あっ」と、叫んだので足を停めた。
私は、このランプに目を惹かれた。
以前ここにぶら下がっていたオレンジのツルンとした
ランプにも惹かれ写真に収めた。(写真は所在不明)
欲しいなぁ。
と、思ったけど、来月は一家揃って一時帰国の予定。
すっかり一時帰国貧乏な我が家。
こんなに頻繁に大枚叩いて帰国しないで、
こういうもんも時には買いたいもんだ、全く。
昨日、ふと水族館へ行きたいなぁ、と思ったけど、
スロヴェニアには水族館がない。
ピランに3日おきに地元漁師が死んだ魚を入れ替えてるような
想像を絶する程しょぼいアクアリアム風なものがあるけど、
これは水族館としてカウント出来ない。
なので、急に思い立ってイレーナに、
水族館設立募金をやろう、と相談したら、
「そんなものにスロヴェニア人がお金出すと思う?
やっと動物園があの程度よ。」 と、一蹴された。
彼女自身は他国へ行く度に水族館とか(子供博物館の類)に
足を運んでいるから水族館にはまぁまぁ飢えていない、との事。
でも水族館、って水族館訪問欲を満たしに構えて行くものじゃなくて、
やること無い日になんとなく行くものじゃない?
と、私は思ったのだけど、
今更こういう施設の不備を嘆くのは無しか。
勿論スロヴェニアにあって日本に無いもの、
スロヴェニアでなくては体験できない事も沢山あるのだけど・・・。
水族館へ行きたいなぁ。
巨大な水槽の前でぼーっとしたいのだが。
お支払いは・・・
ユーロ?トラー?
1月1日より使用通貨がスロヴェニアトラー(ル)から
ユーロに変わったスロヴェニア。
15日間は両通貨とも使用できるので、
買い物すると 「支払いはユーロ?トラー?」と、
聞かれる。
トラーで支払った場合お釣りはユーロ。
店側にとってはちょっと面倒そうなこの仕組み、
お釣りがくるのに少々時間が掛かるって事以外、
あまり問題は起こっていないように思う。
ま、元々ゆるいスロヴェニアでは "ユール" だし、
みんななんとなくアバウトだし、
スロヴェニア人ってお釣りを騙したりしないから、
(市場なんかでも誤魔化されたりしたこと無し(と思う))
誰も神経質に返って来た釣りを勘定したりしていない様子。
ちなみに釣り銭に使われているユーロコインは、
スロヴェニア製のものが多い。
キラキラの新硬貨、スロヴェニアは発行数が少ないとの話だから、
その内こんなに頻繁にお目に掛かることもなくなるのかな、
なんて思いながら、
でも別にワンセット取って置いたりはしていない。
二つの通貨が平行使用されてる、ってちょっと面白い体験。
3月1日までは銀行でトラーの両替が無手数料で出来る。
それにしても、ユーロ表示だと何でも安く感じられ、
自分の"お金"も同様少なく感じられる錯覚。
余談。
フープロをワープロと呼ぶ友人は、
今までトラーの事を "円" と言っていたけど、
(「この間ホットプレートを2万円ちょっとで・・・」って、
2万トラーのことを2万円、と呼んでいた。)
偶然 1トラーと 1円 の価値に桁単位の違いが無かったから
(1万トラーは5500円ぐらい)
よかったものの、ユールになった今、どうするのかしらん。
と、ふとどうでもいいことが気になった。




















































