我が家の、喰い、喰い、くいしんぼ -61ページ目

二週間



世に出でて二週間。

夜は紙オムツにしてるのだけど、
それでも3時頃にはオシッコ駄々漏れ、
服まで湿気ていることしばしば。

もうちと早目に換えてやらんと。


私の方は、
需要供給バランスが取れた乳は張る事も減り、
何ヶ月ぶりかに思う存分うつ伏せに転がる。


母が東京より持ち寄りし風邪が皆にうつった。
ユルイ水っ鼻と少しの咳。

私は猛烈なイソジン攻撃でどうにか免れているけど、
生憎赤子は未だウガイ機能未搭載な為、
東京産の菌に襲われた模様、鼻が少々ズビズビ。


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大家よりお祝いの花束が届く。明るい。
それにしてもどっから情報が入ったのかな。
又もや恐るべしリュブリャナ・ネットワーク。

出生証明未だ届かず。
よって未だ大使館への届出もせず、で、ちと不安。

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娘にせがまれて、産後初徒歩登園。

おお、寒っ。
TR3の温度計には 0 の表示。
そう、いよいよ0℃になったんですよ。
午前9時半過ぎ。

リュブリャニッツァ沿いには
クリスマスフェアのブースが並び始めた。
ちょっと賑やかになりますね。



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ここんとこ、女の子服拒否な娘は、
全身兄貴のお下がりで固めてます。

朝の服セレクトもキーワードは 「カッコイイ」。
「カワイイ」 は、却下。

夏までの”ピンク命”は一体何処へ・・・。


母は市場よりスミレせっせと買って来て植えております。

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紫。

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オレンジ。


グレに以前作った”洋ナシと生姜のソルベ”
のレシピを頼まれてるのだけど、
この寒さで実際ソルベを作ってレシピを書く気にもなれず、
停滞気味・・・。

どっかから似たもんのレシピを盗んで来ねば。
後はガンバレ、想像力。


晴れ間



曇天続きだったのが、
昼過ぎちょっと晴れ間が覗いた。

また、びしょびしょに曇った二重窓を拭いてみる。
眼下には男子学生の賑わい。


一階のおばあちゃんに花を持って詫びに行く。
「昨日は・・・」、と、切り出すと、
「いいのよ、いいのよ。
貴方たちまだ来たばかりで知らないのでしょうし。」
と。

そう言う事では無かったのだけど。
私の詫びたい気持ちは。

花は受け取ってもらえず。

でも、一先ずは立った角が丸くなったか。
情けない。

・・・




身体が随分回復した気がして買出しに出掛けた。

戻って来たら旦那が一階のおばあちゃんと口論。
口論、というより吼え合いか。

気の小さい子犬同士の様に
取るに足らない些細なイッシューで吼え合う。

あんなに瞬間湯沸し器の如く怒りを沸騰させ
目をむき出して吼える人は他に見たことが無い。

溝を作ってどうする?
壁を作ってどうする?

この人の品性は何処へ行ってしまったのかしら。
この人の心は何処へ行ってしまったのかしら。
この人はただただ単に不幸なのかしら。
そして、この人を不幸たらしめてるのは私・・・?

と、思い始めたらなんとも情けなくなった。
でも、情けない感情に心酔している余裕は無い。

嗚呼、我が家の大黒柱・・・。


やはり出掛けるにはちょっと早過ぎた様で、
戻ってから腹痛が復活。
イカン。
明日は叶っていない昼寝を決行しよう。

どんだけ降るかな



昨日からチラホラ淡雪が降ったり止んだりしてたのが、
ちょっと本気を出して降り始めた。

まだ積もっちゃいないがお子達が大騒ぎするには充分。


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日曜。
二重窓に水滴が溜まる。
ハラリハラリと舞う雪見たさで拭けども、
幾ら拭いても限が無い。

赤子はひたすら眠っている。

ポッコリお腹の心地がもう思い出せない。

キム?



意を決して出かけた。

娘だけ連れて、
オオバコシロップを買いに薬局とダルコの所へ。

久々の外界はすっかり冬。
手袋嵌めてと帽子を被らないと怒られる季節到来。
TR3の表示で3℃。
しかも、いつの間にやら3℃の電光掲示板の隣には
小さなカラーヴィジョン(?)が設置されてるではないですか。

10日って長かったのね。
すっかり気候も変わって、カラーヴィジョンまで付いちゃって・・・。


八百屋のダルコが
「オメデトウ!娘さんだってね。キムって言うんでしょ?」と。

突然のずれた祝福の言葉に 「???」 な私。

「ええと、男の子・・・なんだけど・・・。キム?じゃぁないしなぁ・・・。」

お隣さんが物凄い勘違いしてあっちこっちで
名前は 「キム」 って吹聴して廻ったみたい。

訂正望む。


さ、昨日は母が

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鬼カマス、を買って参りました。
オスリッチですね。

あとは烏賊二杯。

烏賊は茹でて生姜醤油で・・・なんてつもりの母でしたが、
結局匂いがいかん、って事で、
大蒜炒めの醤油で風味付け、になりました。

鬼カマスもフライパンでじゃじゃっと焼いただけだけど、
大田区の実家の庭から密輸された柚子を絞って食べたら
中々美味でありました。


本日は久々に外出したら、
ほんの30分の市場巡りで山ほど買いましたよ、野菜を、ナッツを、肉を。


それにしても キム っちゅう名前が日本名じゃないって
やっぱり分らないのだね・・・。
お隣さんにすら。

遠いよニッポング。


暇で暇でキッチンに立ちっぱなしな私でやんす。
(夕食は餃子。たくさん作って冷凍。)
相変わらず赤子はよぉ眠る。

母が東京より連れて来た風邪が旦那に娘にうつった様子。
私と赤子を襲わないでぇぇぇぇぇ。


眼差し



夜中に何度か目が覚める。

翌日、何一つ「やらねばならない事」が無いので、
ゆったり赤子の寝顔を眺める。

その内、赤子も目を覚ます。

生まれたての頃はただの眼球運動だったのが、
眼差しの感じられる目の動きになってきた。
瞳を通して何かを感知する偶然を探るような動き。

まだ殆ど見えてはいないのだろうけど、
一時間ばかり世の中を観察していた。

朝、長男が赤子の布団に入って、本を読んでいる。
「僕の弟。大きくなって一緒に遊ぼうね。」
なんて、耳元で囁いている。
なんだか切ない。


母はお子達の園への送り迎えをやってくれている。
道中の市場やスーパーでであれこれ買って来るのが楽しそう。

昨日はカラス貝。

夕食に白ワイン蒸しになった。
今朝は残りのスープとルッコラで海味のリゾット。

旦那はいよいよ年末に向けて忙しい様子。

私は未だに引き篭もっている。
珍しく、そう無聊にも感じない。

BABO



産後一週間。

幸い体調は良好なのでつい、じっとしていられない。
流石にうろちょろ出歩いてはいないけど、寝転んでもいない。


そう、BABO 。 
今夏リュブリャナの旧市街に出来たフレッシュジュース屋さん。


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こちらがメニュー。

50種類のフレッシュ・ブレンド・ジュース、ヨーグルト・スムージー、
ミルク・スムージーを提供している。

これ以外にもオリジナルブレンドも作ってくれる。
退院してからイレーナが頻繁に届けてくれるのが、
彼女オリジナルブレンドの
人参・林檎・・・・生姜のジュース。
昔、祖母が毎朝ジューサーで絞っていたジュースそっくりで、
懐かしい香り。


気温、昼前で3℃。
15日締め切りのVRT1の書類を幼稚園本部へ届ける。
頑張って出掛けたのに
一箇所雇用主のハンコ不足で(やっぱり!)つき返される。

需要と供給のバランスが取れず、はちきれんばかりの乳が痛い。
お茶をすする度に、「あいたたた・・・」と、痛がる私を横目に、
母は「双子でもいけたわね!」なんて言っている。


15日。晴天。
午前中二度目の助産婦さん訪問。
赤子の体重を量る。順調に増えていて、”フィーノ!フィーノ!”。
臍の緒がはずれて、”クラースノ!クラースノ!”。

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二重窓に溜まった水滴を拭き取る。
窓を開け放ち空気の入れ替え。

透き通った空気が部屋に流れ込み、
久しぶりに散歩に出たい気持ちに駆られる。
窓の下には工科技術学校の生徒達が戯れている。
男の子ばかり。

赤子はただただ喰っちゃ寝の繰り返し。

行方不明



三晩ともずうずうしいぐらいぐっすり眠った。

10日、昼過ぎに退院。
土曜で旦那の手が空いておらず、イレーナに迎えに来てもらう。

同室だった低体重児を抱える若いお母さんに
ちょっと申し訳ない気分。
未だ2kgに満たない女の子の泣き声はまるでツバメの雛。
彼女たちも予定通り月曜には退院できますよう。


毎朝ヤネス留蔵(改め ゆうすけ)の身体を洗っては
髪型をおっ立てたり、オールバックにしたり、モヒカンにしたり・・・
して遊んで、くれた若い男の看護士さんが
最終日も髪型を整えてくれ、別れを惜しんだ。
(男の看護士さんの方が女性よりずっと丁寧)

書類をもらって外の世界へ。

爽やか。快晴。
淀んだ病室の空気と打って変わって、
ヒンヤリとした空気に意識が醒める。

ウェルカミング・ランチはなんとイエトリッツァ!
(レバーのベネチア風(玉葱と炒めたもの))
ヴック、いつもいつも有難う!
一口、一口ごとに、ガツンと現実ワールドに戻る。


お待ちかねだったお子達は三泊の間に急激に育った印象。
特に娘は一気にしっかりしちゃったんじゃない・・・?
ニューファミリーメンバーのホッペを触って、チューして、
いじり倒して大歓待。

午後は寝っぱなしの赤子。
需要供給バランスが取れてないのもあって
乳が張って猛烈に痛い。
少しは目覚めて飲んでよね・・・。

それ以外、身体は比較的楽。
三泊ゆっくり、本も久しぶりに思う存分読めたし
(雑事がないと本って読めるもんなのね!)
編み物もまぁまぁ進んだし、満足な休養でありました。


翌日日曜。
旦那休日。夜には母が到着予定。
旦那が買い物、炊事とこなしてくれるので大助かり。

夕方になって、お子達は母の到着を待ちわびる。
落着かない様子。
「夜ご飯食べてから、だよね・・・?」
なんて何回も何回も尋ねる。

それが・・・

ウィーンより21:50リュブリャナ着のフライトで来る予定の母。
「空港からは自分でタクシーで行くから」
と、言い張るので敢えて迎えに行かなかった。

息子に、「11時頃には来るよ」
と、伝えると眠そうな目をこすりこすりの息子は時計の前に転がり、
「まだかな、まだかな」と、繰り返し呟いて針と睨めっこ。

11時半。母、未だ現れず。
気になって私は家の前に立った。
この時間になるとこの辺りはバー以外ほぼ電気を落としている。
「見覚えのある風景に早とちりして
タクシーを降りてフラフラしてるのでは」
と、寒い中不安になって付近を捜索。

母の姿なし。

家に戻る。
息子は時計の前でバタンキュー。
旦那も寝入っている。

私は出たり入ったりの繰り返し。

こういう時に限って(!)インターネットがダウン。
飛行機が到着したかすら調べられない。
困り果ててイレーナに電話。
大統領選当日の晩、
トゥルク候補のブースで開票待ちしているヴックに
ネットでフライト状況を調べてもらう。

飛行機は予定通りリュブリャナに下りている。
電話も鳴らない。

って事は、リュブリャナ空港以降で行方不明に・・・??

12時前、旦那が空港へ様子を見に行ってくれる。
空港では最終パッセンジャーがタクシーで去り、
後はライフルを抱えた警官の姿しかない。
建物の電気が落ちる。
警官に尋ねても「明日朝6時以降に聞いてくれ」と、のみ。
アドリア航空とも既に連絡の取れない時間。
搭乗したかすら調べられない。

一体何処へ行っちゃったの・・・?

その内、ヴックから、
飛行機は予定通りリュブリャナに着いてるけど、
ウィーン空港が大雪でトラフィックが麻痺しているから
アムスからの便が遅れたのでは?
との情報が入る。

胸を撫で下ろす。

午前1時半、やっと電話が鳴る。

「ウィーンにいるのね」
と、開口一言目に私。

「そうなの・・・。成田の飛行機から出遅れて・・・。」
やっと母の声。


事情を聞いて安堵。
床に倒れ、ひたすら眠る。


あ~よかった。
結局母は翌日昼過ぎのアドリアでスロ入り。

もう本当に一時は最悪パターンまで想定しちゃったじゃない。

それにしてもなんとも我が母らしい登場。
行き先が案じられなくもないが、
これが厄落とし、でありますやうに。

登場しました



お腹のキューっはやっぱり陣痛。

母とチャットしていたので、
「そろそろ行ったら・・・?」と、言われ、
8分間隔ぐらいになった辺りで出掛けることにしました。

イレーナも丁度マッサージから戻ったし。

上二人の時とは運びが違ったので、
何だか釈然としないままでしたが、
母が、「そりゃ陣痛だね」って言うんで
その言葉を信じてバッグを抱えて出動。

産院の受付室の戸を開くと、
井戸端会議してるナースとドクター。
「彼女、産みに来ました。」と、イレーナが言うと、
「え?誰が?」
って反応。

ドクターと問診票を埋める。
ドクターは全く英語しゃべらないし、
私は私でこういうスロ語って馴染み無いし、
何分おきかには陣痛に襲われるし、まるで漫才。
終わった時には二人で ハレルヤ! でしたね。

前回は破水してたので分娩室直行だったけど、
今回はゆっくり。
待って、シャワー浴びて・・・
陣痛に耐えながら読む岡本太郎もまた一興。

そして、漸く分娩室へ。

ベッドに横たわって時計と睨めっこ。
襲ってくる痛みを逃す。
少ししたらナースが、
「注射しまーす。」って言うんで、すかさず何か聞くと
答えが”痛み止め”だったので、断る。
ドクターが来て破水させると痛みが本格的に。
4分おきに脂汗。身体がうねる。
そのうちまたナースが来て頭の辺りに何か機材を設置、
「はい」、ってうねっている私にマスクを差し出すので、
「何?」ってかろうじて質問すると、
また「痛み止め」と。
「だから、いらない。やったことないし。何だか知らないし。」
と、断る。
「でも、楽になるわよ~♪」と、誘ってくる。

首を横に振る。

なんてやってるうちにもう赤ちゃんは降りてきて
あと2、3回の陣痛で終わりそうな予感。
と、いうか私もそれにきっと赤ちゃんも辛いだろうし、
もう早く終わらせよう、と思ってナースと呼吸を合わせる。

当日早朝に、もしや、と思って復習しておいて良かった。
水中出産の話なんかも丁度同時に読んでいたので
お産の流れが大体把握できてる。

頭、一方の肩、もう一方、と想像しながら
いきんだら出てきました。
NE~!(NO!) っと叫びながらニュルリと登場。

3kg弱の男の子。
臍の緒がついたままお腹にのせられる。
青くてフニャニャ。

はぁー無事出てきた。
脱力。


洗われて産着を着て戻って来た。
すると、すぐオッパイを吸う。
産まれたてにしちゃ勢いがいい。
片方ずつ一時間ぐらいゆったり吸ったら
目を開いてあてもなくキョロキョロ。
ナースが髪に櫛を通し髪型を整えると、
「見せてきてもいい?」
と、言うので
「ヤ」と返事すると、
フロア中あっちこっちに、
「日本人の赤ちゃんよ」と、見せてまわる。

本人はお疲れでその後ただただ眠る。

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これは登場15時間後ぐらいかな。

今日もまだまだ寝てるだけ。