薬草を見つける!野生動物の本能

 

こんにちは^__^

 

実は、現在開発されている新しい薬の1/4 は,植物由来(薬草)による物だと言われています。

 

薬理効果を持つ植物には、驚くべき効能を持っていたり、「治らない」とされている病気を自然に治癒してしまう植物も沢山ある

 

と言われています。詳しくは、以前の記事をご参照下さい。

 

以前の記事→ インスタ27万件!コロナ禍で大注目されている「アダプトゲン」とは?(後半) 

 

ただ、薬理効果を持つ、何十万もの植物を全て検査して、効能を見つけ出すのは、時間や労力がかなりかかってしまいます。

 

そんな時、皆さんなら、どのように薬草を見つけ出しますか?

 

どんなに化学が発達しても「薬草を見つけ出す」事は非常に難しいです。

 

そんな時は、「薬草を見つけ出すスペシャリスト」に頼ってみるのが手かもしれません。

 

「薬草を見つけ出すスペシャリスト」とは、一体誰でしょう?

 

「野生の動物」です^__^

 

例えば、犬は、胃腸の調子が悪い時に、雑草を食べてお腹の調子を戻します。

 

動物には、生まれ持った本能で、自分の身体に必要な薬草や食べ物を選び、自分を治癒します。

 

そこで、今回は、「薬草を見つける!野生動物の本能」についてご紹介します。

 

それでは早速^__^

 


毒を見分ける?野生のチンパンジー

アフリカのタンザニアの公園で、寄生虫病に感染した雄のチンパンジーがいました。飼育員がエサを与えても、全く食べませんでした。ある日、植物の茎の皮をはいで、中の髄を吸っているチンパンジーの姿が観察されました。

そして、その翌日に、このチンパンジーは体調が回復しました。

実は、その後の研究により、チンパンジーが食べていた植物はVernonia Amygdalina(ヴェルノニア)という薬草であったことが確認されました。この薬草には、寄生虫の産卵を抑制する成分が含まれてる事が判明しました。

驚くべき事に、ヴェルノニアの葉や樹皮には、「毒」があるのですが、このチンパンジーが毒がない茎の髄のみを吸っていて、

これは、本能的に携わった治癒能力です。
 

 

メープルシロップは「リス」が発見

栄養が豊富な、メープルシロップは、リスが樹液を舐めていて、それをカナダの先住民が発見しました。メープルシロップは、

大地の栄養を含んだ雪解け水を吸収した樹液を、煮詰めて出来上がります。ショ糖、リンゴ酸、カルシウム、マグネシウム、たんぱく質や、亜鉛、カリウムなどミネラルがバランスよく豊富に含まれています。この樹液は天然のポカリスウェットと言われています。

先住民は、春になると樹液を採取しに行き、ヨーロッパ人にメープルシロップの作り方を伝授しました。砂糖は当時、とても高級品だったので、砂糖に代わりとなるメープルシロップは北米から世界へと拡大してゆきます。

ここ数年では、樹液が健康に大変注目されています。

詳しくは以前の記事をご覧下さい→「生蜂蜜」VS「メープルシロップ」糖尿病やアルツハイマーにお勧めは? | 

 

 

イルカは皮膚治療に「サンゴ」を使う

 

エジプトでイルカがサンゴや海綿に身体をこすりつけている姿が発見されました。

実は、このイルカの行動は、自分の皮膚を治療するために行っていました。分析により、これらのサンゴや海綿には抗菌作用、抗酸化作用など17種類の代謝作用がある薬効がある事が判明されました。

イルカは繰り返しサンゴの粘膜を皮膚に付着させる事により、マイクロバイオームという身体の微生物を調整し、感染症を治療するのに役立つと考えているようです。

(参考文献)

 Dolphins Use Corals as Medicine Cabinets (treehugger.com)Dolphins May Use Coral and Sponges as Skin Care Items | Smart News| Smithsonian Magazine

 

 

象は病気に合わせて薬草を調合する

インドでは、象が病気になると、森に連れて行きます。象はそこで自分に必要な薬草や植物、抗生物質を含む粘土を探して食べるんです。象は、その時の自分が必要な薬草を正確に見分けることができる事が、観察されています。

また、アフリカの象は、険しい山の洞窟に、体調が悪くなると、岩塩を舐めにやってきます。

人間を含め、動物にとって、塩は命の源とも言われています。

詳しくは以前の記事をご覧下さい→人間だけでない?動物も?「この世の中で一番美味しい物は●●?」 

 

 

動物の本能って凄いですよね?

 

動物は嗅覚に敏感で危険な食物か、自分にとって有効かを見極める能力にたけています。

 

アマゾンに行ったとき、「危険な植物と食べられる植物の見分け方」は、動物が食べた後があるかどうかで見極めろ!と、

 

昔教わりました。

 

薬草に長けている先住民にとって、動物は神聖な生き物で、その先住民の先生も、同様に「動物を見て薬草を見つける」

 

と言っていました。詳しくは以前の記事をご覧下さい→薬の起源!?先住民から誕生した「秘伝のデトックスティー」が凄い! 

 

人間でも、風邪をひきそうになったら「カレーが食べたくなる」「オレンジジュースが飲みたくなる」など、

 

自然と身体が求めますよね。

 

もし、人間が野生の暮らしを始めたら、薬草を見つけ出せるようになるかもしれませんね^__^

 

以上です

 

IFA MOE

 

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