おとといの黄砂は凄かったですね。
空気がざらざらしてて、外に出ると手のひらにもざらざらした感触がありました。
都会ではそれも当たり前なんだけど、ことねこ福の山里がそんなことになると違和感マックスで落ち着きません。
淀川の対岸、枚方からねこ福の山里の方角を見てたのだけど、見渡そうにも山が見えなかった!
衛星写真でも確認できるくらい大量の黄砂が毎年偏西風に乗ってアメリカ大陸まで運ばれるそうですね。
でも今年はことさらに凄かったんじゃないだろか。
17日、18日の日本の大気はもはや中国そのものでした。
なんなら懐かしいとまで思ったわ。
ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠のお膝元である中国では、なんかいつ行っても空気がざらざらしてました。
掃除しても無駄なんじゃないかって思えてくる。
中国人の衛生観念が豪快なのは、そんな風土の影響も多少なりあるんじゃないかと想像します。
昔々、タクラマカン砂漠の都市蘭州から北京までゴビ砂漠に沿って列車で移動したことがあります。
ほぼ丸1日、砂漠の風景を見て走りました。
そりゃ、黄砂も降ってくるわなって思い続ける1日でした。
延々と広がる砂の荒野。
出発点蘭州は黄河上流に位置します。
河幅も日本の1級河川程度。徒歩で橋を渡れました。
河岸に降りて黄河の水にも触れることができました。
こんなん↓
自分で付けた注釈には「水の中には砂が飽和状態で溶解していた。」と書いてある。
タオルを浸したら茶色く染まったんじゃなかったかな。うる覚えだけど
こんなんやでっと家人に見せようと持ち帰った気がするけど、あれはどこへ行ったかな。
でまた、自国製の車が吐き出すススがまた強烈で。排気ガスだなんて呼べない
黄砂が届くんだから、この排ガスも日本で吸ってるよねって思ってた。
中国が発展してしまったらエライことになるなぁって思った。
1990年前後のことです。。
PM2.5って日本で大騒ぎしてるんだから発信地中国はもっと濃密で、10年ほど前に行った上海の空気はぬるっとねばっとしてたよな。
海外から帰ってきていつも思うことは、日本ってなんてキレイなんだろ、きっちりしてて安心なんだろってこと。
山里はなおさら。
昨年の南米旅行で懲り懲りして、海外旅行熱は完全消失。
中国旅のアルバムを出してきたんだけど、ほんとに自分が行ったのかなって思えます。
これ、蘭州からの列車の切符↓
8月17日9:03分発→18日20:00北京着、35時間。
硬い板の座席だったな。寝れないよ
隣、向かい席の人達が入れ替わっていく。
あの人この人から自前の食料を分けてもらったと書いてある。
北京のホテルでそれぞれの人の顔を思い出しながら食べたっとも書いてある。
食べきれないほど分け与えてもらったんだな。
ごめんなさい、もう忘れてしまってた。
彼の地の常識が過酷すぎて我がの身なりを構う意識が吹っ飛んでたら、ウイグル系のおばあちゃんが「髪をまとめて帽子に納めなさい。」って言ってくれたっとも書いてある。
うっすら思い出してくる。
記録って素敵ね。
ついでに、、19日のフライトで帰国したらしい。
相変わらずの綱渡りスケジュールだな。
間違ったことを書かないようにっとGoogleマップで砂漠の位置を確かめてみた。
蘭州を起点に検索してたら、街の風景が飛び出してきて、めまい。
中国の今を知る度、毎度あるあるなんだけど。
高層ビル! あんな砂漠の入り口の辺鄙な街に。。
他の方角にはもっと建ってる
ここじゃない?
二度と後戻りすることのない景色を見てきてたんだな。
バカみたいに過酷な列車旅も貴重だったけど、改革開放前の中国を地元に紛れ込んで目撃できてたことも希少な体験だったんだな。
黄砂をきっかけにアルバムジャーニー。
お付き合いありがとうございました(笑)
まぁ、この旅もそこそこ「凄いジャンル」なんだろうけど、比較にならない凄旅はこちら↓ ただいま黄砂の故郷モンゴルに。
浅地亮さん。自転車で地球7周目?
この旅レポがあればもう私は満足。PCジャーニー。推し活です♡