お花の中の伝統色(紫苑色&竜胆色) | 大阪市内 初心者さん向けの生け花&プリザ教室 ~さくや~

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天王寺・上本町で初心者さん向けの生け花(未生流)、色彩心理を使ったプリザ、また、玉造では、センセーションカラーセラピーやセラピスト養成、プリザの講座をしています。


生活の中に季節や暦、香りと色の力を取り入れましょう。

●お花の中の伝統色

こんばんは。
大阪市内「いけばな(未生流)&プリザ教室」おがわです。
夜は少し冷えますね。
水曜日から冷えるみたいなので気をつけて下さいね。


10月が始まりました。

秋は実りの季節です。
芸術、スポーツ、仕事、学問など成果を発表する
時期でもあります。


秋を楽しみましょう。


本日は、久しぶりに「お花の中の伝統色」のお話です。

以前の記事を2色まとめて
のせました。

日本の伝統色には、植物や動物、自然現象から
とられたものが多くあります。
なんと千種類以上あると言われているんです。


私たちのまわりに伝統色がいっぱいです。


いけばなで使うお花も伝統の色の由来に
なっています。

みなさんご存知のリンドウから

【竜胆色(りんどういろ)】


(パソコン環境により見える色が違います。日本の伝統色さんより)


↓リンドウ

リンドウ科で原産地は日本です。
日本の秋の山野草を代表する植物の1つ。


漢字で「竜胆(りゅうたん」と書きますが
これは、薬用にする根が、漢方の「熊胆(ゆうたん)」
以上に苦いためだとされています。


熊の胆(い)よりも苦いから竜(りゅう)の胆
のようだと「竜胆(りんどう)」となったそうです。



リンドウを使って盛花に。。。



清少納言も枕草子の67段でリンドウのことを
語っています。


「竜胆(りんどう)は枝の張り具合などが
むさくるしいが、他の花々がみんな霜にやられて
枯れてしまった中で、非常に派手な色彩で
顔を覗かせている様子は、非常に趣きがある」



けなげに長持ちするお花に
心をうたれたんでしょうか?


秋草は、弱いイメージがありますが
リンドウは長持ちします。

清少納言もリンドウを眺めたり
実際に手にとって触れたのでしょう。
香りもかいだかもしれません。
(あまり良い香りではないですよね)

何かを感じて筆をとったのでしょう。


さて、あなたは【紫苑(しおん)】という花をご存知ですか?
秋に咲く明るめの紫の花です。


【紫苑色(しおんいろ)】


(PC環境によって見え方が違います。画像は和の学校より)

紫が高貴な色とされ愛された平安時代は
紫色の花の名前がつけられた色が
たくさんありました。

紫苑色(しおんいろ)は紫苑(しおん)の花に由来しています。

↓紫苑(しおん)


キク科で原産地は、中国・朝鮮半島です。
日本では平安時代に観賞用として
栽培されていました。


高さが1~2mもあるのです。
私も見た時は、驚きました。
花は長く持ちますが、葉は早くしおれたり
カサカサになってしまいます。


(紫苑の格花)


以前は、盛花の花材でも
よくはいってきてましたが
最近は、あまり見なくなりました。


紫苑(しおん)の花を見つけたら
色をよくご覧になって下さいね。


「秋色をいけたいとき」、「秋を感じたいとき」に
伝統色のお花を1本
お部屋に飾ってみてはいかがでしょうか?



季節の彩りは、あなたの中の感性を高めます。


最後までお読みいただきありがとうございました。

(未生流のお稽古日)
近鉄文化サロン上本町(月1もしくは月2回)
第1・3火曜日 13:30~16:30
電話06-6775-3545(代)

近鉄文化サロン阿倍野(月4回)
(~花と色と香りに親しんで~)
金曜日(16:00~21:00)
土曜日(13:00~20:00)
06-6625-1771(代)

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