日曜日のお昼は、ホキの粕漬でした。
おそらく多くの読者さんは、「ホキ」という名前のお魚をご存じないですよね?
ま~た、さくらの里山科が珍しい食材を見つけてきたのかと期待している方もいるかもしれません。
申し訳ありません。
そうじゃないんです。
これがホキの粕漬焼きです。
な~んだ、タラのことじゃん!
って思った方、鋭いです!
タラによく似たお魚で、タラの代用品として使われることが多いんです。
売っているお惣菜やお弁当の白身魚のフライトか、
フィッシュバーガーのフィッシュフライとかに使われることが多いそうです。
私たちは、知らず知らずのうちにホキを食べていることが多いんですよ。
でも、ホキの外見は、タラとは全然違うんですよ。
これがホキです。
こちらが、フライにされることが多いスケトウダラです。
ね、全然違うでしょー。
それなのに味がよく似てるんですから不思議ですよね。
ちなみに、タラとよくにた白身魚としてはメルルーサが有名です。
メルルーサも、かつてはタラの代用品として認識されていましたが、
最近はメルルーサという本名も知られていますよね。
メルルーサの味がタラとよく似ているということは、当然ホキともよく似ています。
そして、外見もちょっと似ています。
こちらがメルルーサです。
タラよりは、メルルーサとホキの方が似ていますよね。
味も外見も似ていると言うことでホキは長年、メルルーサの仲間タラの仲間とみなされ、タラ目メルルーサ科に分類されていました。
しかし近年は、メルルーサとは異なることがわかり、同じタラ目でもマクルロヌス科に分類し直されました。
そんなこともあるんですね。
まあ、そんな理屈は何であれ、ホキが美味しい白身魚であることには変わりありません。
うちのホームでは、タラの代用品ではなく、堂々とホキの粕漬焼きとしてお出しして、ご入居者様にも好評です。
この日の献立では、五目炊き込みご飯も大好評でした。
花形しんじょの煮物も好評でした。
シンプルな献立なのですが、こうして見ると、なかなか優れものですよね。
今回は、ホキというお魚にこだわってレポートしてみました。