元旦のおせち料理は、もちろん普通のお食事が食べられない人にもご提供しました。
普通のお食事が食べられない人とは、咀嚼力(そしゃくりょく:噛む力)や嚥下力(えんげりょく:飲み込む力)が弱っている方です。
そのような方には、お料理を細かく刻んだ刻み食、さらに細かくみじん切りにした極刻み食、それでも無理な場合は、ミキサーで流動状態にしたミキサー食(流動食)をお出しします。
そのおせち料理版をご紹介しますね。
こちらが刻み食のお重です。
こちらは、まだお料理の原型の形がわかりますよね。
こちらが極刻み食のお重です。
写真だと違いがわかりにくいのですが、刻み食よりはずっと細かく刻んでいるんですよ。
こちらがミキサー食のお重です。
こちらはもう完全に液体状になっているのがわかりますよね。
刻み食や極刻み食だと、元のお料理の味とほぼ変わらない味が楽しめるのですが、
ミキサー食になると、全ての食材が混ざり合ってしまい、別の味になってしまいます。
食材によっては、ミキサーをかけることにより、生臭さやえぐみが混じてしまい、とても不味くなってしまいます。
そのためうちのホームでは、ミキサー食は別の味付けをしています。
ミキサー食専用のお料理を調理して、美味しいミキサー食を作っているんですよ。
そして、この通り美しく盛りつけして、普通のお食事が食べられない方にも、しっかりおせち料理の重箱をお楽しみ頂きました。