教えて!サクラバレエ その66 ~質問コーナー⑯~ | サクラバレエ 

サクラバレエ 

サクラバレエは岡山市にある“大人からはじめる本気のバレエ教室です。
ワガノワメソッドに基づいた大人向けカリキュラムで段階を踏んで上達
出来るよう1人1人丁寧に指導しています。未経験の方ぜひどうぞ!
※スケジュールや料金は“テーマ”から♪

 

毎週水曜日連載中の『教えて!サクラバレエ』シリーズ。

 

今週も、

 

『サクラバレエ』や『大人からはじめるバレエ』に関する

素朴な疑問・質問にお答えする、Q&Aコーナー

 

です音譜

今回も前回の続きからです。

前回の記事はこちら

前々回の記事はこちら

前々々回の記事はこちら

 

この記事から読み始めた方のために、まずはご質問から。

 

Q.

さくら先生、初めまして。

 

青森在住、バレエ歴は小学生の頃に5年、大人になって再開して1年ちょっとのものです。

いつも楽しくブログを拝見させて頂いてます。

教えていただいている先生には恐ろしくて聞けないので、応募しました。

 

まず、私は踊りの振りは繰り返し反復すれば覚えられますが、レッスンで先生の組むアンシェヌマンがどうしても覚えられません。

また、私にはレッスンのレベルが高くついていけていません。

レッスンのある日は、レッスン内容や先生の注意を書き出したり動いて振り返りますが、分からないことが多いです。

今通っているバレエ教室はプライベートレッスンを受けてくれるので、後日プライベートレッスンで初歩的なものも質問して疑問を解消しています。 

そんな調子なのでレッスンではいつも順番を覚えるのに精一杯でバレエどころではないですが、何故か先生から割と手をかけて指導していただいています。

体より先に頭で考え理論で攻めようとしてしまいがちで、先生からはよく「感じて」と言われ、まず動いてみるようにはなりました。

最近プライベートレッスンでは、踊りの練習をしていていますが、うまく出来なくて先生が止めるまでずっと同じ動きを繰り返し練習してしまいます。

先生はそれに色々なアドバイスを見本を見せたり、体を触ったり、言葉を変えながら私に合わせて指導してくれています。 

ここで、さくら先生に質問ですが、先生側からすると、

①初歩的なものも質問するのは失礼にあたりますか?

②プライベートレッスンで先生が止めるまでずっと同じ動きを練習してしまうのは失礼にあたりますか?、③先生から頂いた注意が出来るようにするだけで精一杯で、自分で考えて出来るようにはまだまだなれそうになく、自分で考えてやって欲しいと思うものですか? 

 

長文となりましたが、よろしくお願いします。

 

 

このご質問に対しての私の答えは、

 

“それは、その先生にしかわからないので、勇気を出して先生に直接聞いてみてください”

ということと、

“出来れば、通常レッスンを今の自分にあったクラスに変更した方が良いと思います”ということ、

そして、

“プライベートレッスンの目的を先生と共有することをおすすめします。きっと上手くいくと思いますので”というお話でした。

 

私は質問者さんの先生にも、質問者さんにもお会いしたことがないので、責任はとれませんが、それでも上手くいくような、そんな気がするのです。

 

なぜかというと、まず、普通はすべての教師はすべての生徒が可愛いからです。

大人も子供も。可愛がってあげやすい人も、上げにくい人もです。

 

また、やる気があったり、上手になりたいと思ってる生徒を見ると教師は嬉しいものです。

だから、その生徒がやる気があったり、上手になりたいあまり、挙動不審になっていたり、失礼なことをしてたとしても、普通は気にしません。

 

なぜなら、教師になるような人は、自分自身がかつては“やる気があって、上手になりたいと思うあまり、挙動不審になったり、失礼なことをしてしまった”経験があるからです。

気持ちがわかるからです。

 

だから、先生に自分が思っていることを伝えたら、最初は驚くかもしれませんが、きっとあなたのために動いてくださると思いますよ。

 

それに、自分の気持ちを伝えてダメになる関係なら、遅かれ早かれダメになるのではないでしょうか。

それなら、早くわかった方が良い、と私は思います。次へいけるからです。

 

それから、これはご質問の中には入っていなかったのですが、後日補足で連絡をくださった時の文章を読んで気になる箇所がありました。

 

「先生は私に言葉や身体を触ったり、お手本を見せたりして、一生懸命教えてくれるのに、すぐに出来なくて申し訳なさでいっぱいです。」というような文章だったと思います。

 

これはね、ぜひ見方、考え方を変えてみて欲しいと思うのです。

 

意外かもしれませんが、もしあなたが先生に“ごめんなさい”と思っているのなら、先生もきっとあなたに“ごめんなさい”と思っている可能性が高いと思います。

 

あなたが先生に

 

“一生懸命教えてくださっているのに、すぐに出来なくてごめんなさい”

 

と思っているのなら、もしかしたら先生はあなたに

 

“こんなに一生懸命レッスンを受けてくれているのに、あなたにあったクラスを用意してあげられなくてごめんなさい”

 

と思っているかもしれません。

 

意外ですか?でも、きっとそうだと思います。

生徒さん想いの先生なら、きっとそう思っていると思いますよ。

表にはめったに出しませんが、バレエ教師というのは生徒に対して、出来るだけのことはしてあげたいと思うものなのです。

 

また、人は、“ごめんなさい”と思われることがあまり嬉しくありません。

相手をいじめているような気分になるからです。

だから、もし先生があなたにとって、大切な人ならば、“ごめんなさい”と思わずに、“ありがとう”と思うようにしてみてください。

“すぐに出来ないのに、あきらめずに教えてくれてありがとう”

“一生懸命わかるように教えてくれてありがとう”

すると、先生もきっとあなたに“ありがとう”と思うようになります。

“自分にあったクラスがないのに、プライベートレッスンまで受けて、私について来てくれてありがとう。”

“昔の先生と教え方がちがうから大変なのに、がんばっておぼえようとしてくれてありがとう”

 

“ありがとう”と思われてイヤな気持ちになる人はいません。

お互いが「ごめんなさい」「ごめんなさい」「ごめんなさい」「ごめんなさい」と謝ってばかりいると、距離が出来てその関係はやがて終わります。

お互いが「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」と感謝ばかりしていると、絆がうまれます。

 

先生と生徒は実はお互いを写す鏡のようなもの。

どちらかが片方が意識を変えることで、レッスンの雰囲気や関係性は大きく変わります。

まずは、自分の方から動いてみるのも、ありじゃないでしょうか。

「ごめんなさい」は、本当に相手に悪いことをした時、脚を踏んだり、レッスンをすっぽかしたりした場合には使って下さいね。

 

きっと、質問者さんと先生は、相思相愛なんだとおもいます。

 

もし、先生に質問する勇気が出なかったとしても、自分を責めないで、その時その時でベストをつくしてみてください。

 

先生の気持ちを少し考えてみるだけで、質問者さんの気持ちも少し変わると思いますから。

 

どうか、色々なことがうまくいきますように。

 

大好きなバレエ、これからも楽しんでくださいね。

 

ご質問をありがとうございました!

 

 

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