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さて、そうこうするうちに、初めての発表会の日が近づいて来ました。
1年以上前から、繰り返し練習してきて、振付はちゃんと入っているし、ポアントは相変わらず命がけだけど、どうにか転ばずに1曲踊れる程度にはなっていました。
やがて本番の日が近づき、プロの男性ゲストダンサーをまじえてのリハーサルや衣装合わせなど、華やかな日々が続きます。
初めて身近で見る、プロの男性ダンサーは、とてもしなやかな身体で軽々と踊り、ジャンプなんて、私たちが座っているとはいえ、ポーンポーンと頭の上をカロヤカに通過していくんですよ。
ピルエットなんて、一体、いつ止まるんですか?といった調子で。いえ、大げさではなく!
(同じ人間とは思えない・・・)と思いながら、じーっと見て勉強です。
足の裏が床に吸い付くようにして踊っていること、ジャンプの着地のプリエがとても深いこと。ピルエットの回転の首のつけ方がとてもゆったりとして見えること。
そうやって見ているだけで、自分も上手になれそうで、(多分、実際に上手になったと思いますが)とても勉強になりました。
そして、いよいよ迎えた本番当日!
夢のような時間でした。
朝からメイクをして衣装をつけて、場当たりをして・・・と忙しかったのですが、あっという間に時間が過ぎて行き、出番を待っている間に、控え室でするおしゃべりも楽しく・・・
やがて、緊張の本番は、あっという間で!
衣装を着て、素敵な舞台装置の中で照明をあててもらう中、すっかりその気になって踊り・・・
何十人もが舞台に立って、一斉に踊り、ポーズを決める楽しさといったら!
もう、楽しくて楽しくて楽しくて。
準備の大変なことや、練習で出来なくて悩んだことなんか、どこかへ吹っ飛んでしまって。
その日の打ち上げはもちろん、次の日も、その次の日も、魂がどこかへ行ってしまったのではないだろうかというくらい、楽しくて。
(はぁ~、バレエと出会えてよかった~バレエ最高~
)
と、歩いていても、すぐに立ち止まっては、うっとりとため息をつき、完全に挙動不審な人になっていたのでした。
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