私の所にいらっしゃる男性の相談者様の多くは、
奥様が「もう、我慢できない!離婚したい!」と言い、家を飛び出してしまってから来られる方が8割です。
こうなったら手遅れな事が多いので、もう少し早く来て欲しいのが本音です。

「どうして奥様は家を出てしまわれたのですか?」
と言う問いには、

「私は家事を手伝ってるんですよ。」
「むしろ妻の方がなんにもやりません。」
「なぜ妻が出て行ったか理由がわかりません。」
「妻がヒステリックなんです。」
「急に家を出るなんて卑怯です。」

と言う方が多いです。

それは大変ですねって思いますよね。
ところが、お話を聞いているうちに、
「ああ、やっぱりね。これじゃあ、奥様出て行っちゃうわね。」
と、私は思ってしまうことが9割です。

なぜか?
そういう人の場合、奥様の「イライラサイン」を感知できないからです。

そういう方の多くは、
家事を手伝っているというけど、自分がやりたいことをする。
家事を手伝っていると言うけど、気が向いたときしかしない。
奥様のやって欲しいようにやっていない。
奥様の声を聞いていない。
奥様に感謝の気持ちを伝えていない。
奥様が喜ぶ気持ちを言っていない。
話し言葉がきつい。

方が多いです。

しかも、なぜかそういう方の多くは、
「男兄弟で育ち」、「大学も理系」で、「職場も男性ばかり」
の方が多いのです。

本当に面白いくらい統計が取れちゃっています。
そういう男性(Aさん)の一番身近な女性と言えば『お母さん』。
奥様も、お母さんと同じように扱えばいいと思っているんです。
でも、お母さんと奥様は違います。
お母さんから見たら、Aさんはおなかを痛めて産んだ大切なかわいい息子です。
少々きついいい方をされても、ある程度は平気です。
すぐ忘れてしまいます。
でもお嫁さんから見たご主人(Aさん)は、赤の他人です。
きついことを言われたら、奥様は傷つきます。
しかも、ずっと根に持ちます。
奥様にとって夫(Aさん)は、他人以上、肉親以下です。

「奥様もわがままだっ!」っていったらそれまでです。
最終目的は、奥様に戻ってきてもらわなければならないわけですから、奥様にもう一度好きになってもらわなければならないわけです。
奥様目線で物事を考えないといけないのです。

もう出ていってしまわれたら、カウンセリングをして、一から見直さなければなりません。
でも、最近『ちょっと険悪だな」程度の軽度な場合でしたら、方法があります。

何かにつけて、「ありがとう」を言ってください。
ご飯の時、「いただきます」「ごちそうさま」「あ~、今日も美味しかった」と言ってください。


かなりの効果が期待できますよ。
「ありがとう」は魔法の言葉です。
是非、お試しください。

今朝、私の夫婦問題カウンセラー仲間の下木修一郎氏は、
「私の幸せは奥さんのおかげでございます」とコメントしていましたよ。

夫婦の幸せが家族の幸せになり、会社の幸せになり、そして自分にとっての幸せになっていくんだと思っています。
今日と週末が、良い日々でありますように!

夫婦問題カウンセラーの竹内美土璃(みどり)でした。

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