石川県本田農園のスイートトマト”華小町”が、昨年ランチで伺った時とは

また違って趣向で登場しました!!今回はガスパチョ仕立てです!

 

 

今回伺ったのは7月の頭。

今回は、少しじめっとした季節に、ライムや梅、ミントやハッカなど

鬱陶しさを少し緩和してくれそうなメニューをご用意いただきました。

ブログのアップが遅くなってしまいましたが、

前回、友人のシンガポールからの帰国の際の食事会で伺いました。

参加の皆さんが「とても美味しい。次回もここにしたい!」

ということでその場で予約を。

食通の友人たちも認める美味しさで、

セッティングをした私も喜んでくれて嬉しかったです。

 

 

 

今回も10名で貸切にさせていただいたので

テーブルはいつもとは違う配置にしてくださいました。

 

 

ブーダンノワールのミニバーガー

実は今回は見事このブーダンノワールバーガーで目標がありました。

ショープレートとミニバーガーのこういうカットを取ること。

いつも寄りで撮っちゃって、色々な方の文字とのセットがないので

今回は忘れずに撮りましたピース

 

柴田シェフのお料理は何度かいただいていますが、

まさに思いはいつもこの通り。

ストイックなまでに料理にまっすぐなシェフの思いが、ここに刻まれています。

一皿、一皿に、喜びと感謝を込めて・・・。

 

親指と人差し指で持てる小さなハンバーガーは

しっかりブーダンノワールにトマト、リンゴなどが挟まれてありしっかりフレンチに。

濃厚なブーダンノワールも果汁などの果物の風味で緩急つけていただけます。

パンも美味しくて、フレンチじゃなかったらハンバーガーを作ってほしい。

そんな気分になってきます。

 

 

 

ウイキョウのスープと雲丹のフラン

生うに、じゅんさいが入ったスープです。

所々に緑のアクセントもあって爽やかな仕立て。

 

 

底の方へスプーンを入れると、雲丹のフランを発見。

生雲丹とともにいただきました。

この組み合わせは間違いなしです。

 

 

アオリイカ 青豆 カルボナーラ仕立て

こちらから見て隣の友人のプレートのグレーとのコントラストも

楽しかったのでこちらの引きのカットは友人のプレートを。

 

 

寄りのカットは自分のお皿で。

レモンでソテーしたアオリイカはフレッシュな酸味とやわらかな口当たり。

アオリイカの火入れも抜群で、イカの柔らかな食感が素晴らしかったです。

他にも色とりどりのお野菜が飾ってあって美しい上に

シャキシャキ感というか生き生きした野菜がどれも美味しい。

カルボナーラソースとありましたが、

お野菜の味わいを引き立てるソースになっていました。

 

 

鮎のフリット クマササ茶のソース

成田の稚鮎をしっかり時間をかけてフリットしています。

鮎にストレスもかけないよう極力細い串を通して揚げているようです。

レモングラスとたでのソースでさっぱりと。

初夏のフレッシュな味わいです。

 

 

 

鮎 4種のヴァリエーション  笹茶風味のグリーンソース

昨年、関心した鮎の料理がまた登場しました。

鮎を4つのパートにおろしデクリネゾンが印象的なお皿です。

香ばしく揚げられたヒレや尾、そして頭。

半身は香ばしく焼かれ、滋賀の青海苔のピラフとの組み合わせ。

お皿の上に描かれたソースと鮎の並べ方がアートで美しい。

 

 

鮎の各部分がそれぞれ楽しくいただけます。

ブーダンノワールには肝をあわせ苦味をきかせて。

笹茶の風味豊かなソースと塩。南高梅の泡で爽やかに仕上げています。

肝の入ったクロケットも楽しい味わい。

そういえば昨年は、これに鮎でとった濃厚なスープが

ついていたななんて記憶がよみがえってきました。

 

 

石川県本田農園より 華小町

昨年の料理のバリエーションが続きます。

昨年はまるのまま出てきてびっくりした華小町ですが

今年はなんとガスパチョ仕立てに!!

 

 

小さなトマトの中に薬実のようなお野菜かわいらしく入っています。

シーアスパラなんかも使っていてかわいいのです。

ミニチュアの世界観さえも感じますが、味はしっかりガスパチョでした。

ひんやり感は、この酷暑に食べてもすっきりしそうです。

 

 

華小町は火が通ったものも食べてほしいという

シェフの思いから、クエのほほ肉と合わされた一口の前菜が。

クエの弾力もさることながら、生よりもトマトの甘味が増して美味しくて。

まさに一口で幸福になりそうなお料理でした。

 

 

カサゴのロースト スープドポワソン

山口県萩より釣りカサゴのローストは、

カリッと皮が焼いてあり香ばしく、

身はむちっとしていて口に入れるとお魚の旨味が広がります。

これに負けない、リッチなテイストのスープドポワソンの

フォーム仕立てと贅沢なメニューです。

おかひじきの食感とのバランスねもよく、

シトロンソミュレが少し爽やかに香ります。

 

 

赤ワインもいっとかないと。

 

 

出てきた瞬間に大きな歓声が上がりました。

パイ包みが登場しました。

並んでいるとさらにかわいいさ度がアップしますね。

 

 

中には、夏鹿、フォアグラ、オーストラリア産のトリュフ、

これを包むように鹿のミンチとキタアカリのピラフ、

それをパイで包んでいて、なんとも良い香り。

ソースは定番というは定番ですが、ポワブラードソースで、

ぴりりと胡椒のきいた感じがよかったです。

ガルニチュールにはジロール茸とフランスタンポポ。

王道な料理といえば、そうですがバランスよく仕上げてあり

美味しくいただけました。

 

 

 

新生姜のジンジャーエールはハッカの香りで。

目の前でシェイカーから注いでくれる演出もいいですね。

 

 

清涼感が残る爽やかなお口なおしといったようで

また久しぶりにハッカの香りなんかをかいだものですから

懐かしいい香りにもなんとなく懐かしさを感じた瞬間でした。

 

 

プラムとマスカルポーネ

プラムの酸味とホワイトチョコレートの甘みのコントラスト。

そしてそれをつなぐマスカルポーネが満足感のいく重みも加えてくれました。

ふわっと酸味のある梅のエスプーマが広がりを添えて

グランデセールにつなぎます。

 

 

桃のコンポート ライチのスープ

大好きな桃が登場しました!!

まるまる桃が入ったコンポートに桃のジュレ

そして味わいがふくよかになるライチのスープの組み合わせです。

散らしたライムの皮の香りが清々しく

最後はさっぱりとした余韻で締めくくりました。

 

 

最後はダージリンをいただきました。

 

 

 

そして、フランス語で今日はご来店ありがとうございました。

という柴田シェフから素敵なメッセージも。

 

 

マカロン、カヌレ、ガトーバスク、フルーツマリネなどでした。

 

 

事前にシェフから、今日は何の会ですか?と聞かれたので、

ひろえちゃんの一時帰国のおかえりなさい会ですよとお伝えしたら

お友達のひろえちやんにも素敵なメッセージ。

素敵な初夏の日本を堪能していただけたかしら?

 

いつも思いますが、柴田シェフのお料理は本当に美味しく

今回も堪能させていただきました。小学生の子供もいたので

ちびっこも食べられて、大人も満足させる料理を作るのは

なかなか大変だと思います。

 

前回も一緒だったひろえちゃんのところのフランス人とのハーフの王子は、

海外生活も長いので、幼いながらもかなりのフレンチ通(当たり前だけど)。

この日は、「前回行ったラ クレリエールでディナー」と知って、

「あの美味しいところ!!」とかなり喜んで来たようです。

すでに王子の叔母さんのような関係の私ですが

小さな頃からかわいがっているので、お店をセレクトした私も嬉しくなりました。

 

 

 

【ラ クレリエール訪問記】

・2017年初夏のディナー

・2016年冬のディナー

・2016年夏のランチ(光-¥5500)

 

 

 

家ラ クレリエール La clairiere 

東京都港区白金3-14-10 ベルパラーゾシロカネ 1F 

03-5422-6606 

11:30~15:30(L.O.13:30) 18:00~23:00(L.O.21:00) 

月曜定休

 

 

 

ラ クレリエールフレンチ / 白金高輪駅白金台駅広尾駅
夜総合点-