松茸の花が咲きました~!!

神々しい香りさえしてきました~ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

 

 

 

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こんな瀟洒なレストランの紹介なのに、

初めからトップギアに入りっぱなしですみません。

でもどうぞお許しください。こちら『ラ・クレリエール』は、

今年4月21日にオープンのレストランで

今年オープンのフレンチで最も気に入ったレストランです。

ランチがとても良かったのでディナーでの訪問です。

 

 

 

 

最近は料理間の世界観がボーダレスになり、それぞれのレストランが、

さまざまな演出で楽しませてくれ、それぞれが凄く感動的で楽しいのですが、

こちらのお料理をいただくと、私はやはりこういう落ち着いた雰囲気の,

古典の手法をしっかり取り込み、それを現代に昇華させた

フレンチレストランが好きなのかなと感じます。

 

 

 

内装もお店に入った時にすっと背筋が伸びる感じというのかな。

自分にとって凜としたレディになれる場所って絶対必要だなって。

緑をしっかり感じられたりとかね。以前の店舗のエレガントな

雰囲気を残しているというのもありますけどね。

 

 

エレガントな雰囲気の中に、

シンプルながらここにシェフの若さからでしょうか。

ナチュラルな感じが加わっています。

 

 

 

この木製のショープレートにこそ、

柴田秀之シェフの気持ちが込められています。

私はお料理と共に柴田シェフの、なんというのかなぁ

外見は物静かでかなり真面目感じなんですが

彼からは内に秘められて熱いものが伝わってくるんです。

それは、知名度を上げたいとかそういうことでなく、

シェフの目の前にあるのは素材とか料理をどう使うか。

料理に対する情熱っていうのかな。

まあ頭の中が料理一色って感じなんです。

控え目なお人柄に見えますが、実はハートは常に熱くて

真面目一筋の職人肌っていうのかな。それがお料理にもそれが表れているんです。

こんなシェフの気概みたいなところが妙にしっくりきていましてね。

それで今年出会った新店で一番気持ちよくなれると感じたのではないかと思います。

 

 

 

まあ、そんな私の拙い表現よりの、まずはお料理を見てください。

きっと、パソコンやスマホでご覧の皆さんも虜になっちゃうと思います。

ディナーコースは、Menu Délice(全10皿) 6800円と、

Menu Merci(全12皿) 10000円の2コース。

この日は、Menu Merciをオーダーしました。

 

 

 

 

ブーダンノワールのプチハンバーガー

アミューズグールはミニチュアの一口ハンバーガーです。

ここに、入っているのは、ブーダンノワール、トマト、柿。

サクッと甘味のあるパンを口に入れると

じゅわぁ~っとブーダンノワールのエキスが広がり

小粒ながらもしっかり料理になっています。

 

 

 

 

白花豆のフランのヴァリエーション

ちょっと茶碗蒸しのような器に入っています。

器の中と外に白花豆のお料理のコンビネーション。

どちらも海のものを合わせたお料理になっています。

白花豆やセロリラブで作ったねっとりした濃厚なフランにはオマールエビ、

もう片方の白花豆のベニエにはいくら。

もっちりとろり~というのかなそんな食感が相互に楽しいお料理でした。

 

 

 

 

うわぁ~、超立派な牡蠣が運ばれてきました!!

これを目の前で開けていただきました。

 

 

登場したのは昆布森の真牡蠣。

中から肉厚のぷるんとした牡蠣が登場しました。

生ハムが巻き付けられたほうれん草も添えてあります。

ここにほうれん草とベーコンのスープのソースをかけてフィニッシュ!!

 

 

 

 

低温で湯通しされた甘くてクリーミーです。

低温で火が軽く通った牡蠣は本当においしいのですよね。

その加減もしっかり仕上がっていました。

肉厚で食べた時の満足感もなんとも言えませんでした。

それにしても牡蠣とホウレン草のソースと一緒にいただくと

こんなにおいしいとは~。素敵な一皿をいただきました。

 

 

 

さらに牡蠣の出汁が付け合わせのスープとして登場しました。

こんな二つの牡蠣の取り合わせをいただいていると、

磯の香りで目の前の空気が一気に青い海を見ているような気分になりますね。

 

 

 

パンはオリーブオイルとバターでいただきます。

 

 

 

 

バゲットはベルギーから入れているというパン。

これがもちもちでまた美味しくて。

うっかりすると食べ過ぎてしまいそうになりますが

これは注意ですね。

 

 

 

 

 

秋の味覚をのせたどんこ椎茸の笠焼ソースキャフェドパリ

那須高原で作られたどんこが焼かれ、その上には

大麦、つぶ貝、むかご、銀杏などかせ美しく盛り付けられ

バターをベースに16種類のハーブを使ったソースがかけられています。

地味な冬菇ですが、柴田シェフの腕によって美しいお料理になりました。

ぎゅっとソースを吸い込んだ冬菇を噛みしめるたびに

旨みがぎゅっと口の中に広がりました。

一口噛みしめる旅に大麦と他の素材の違った香りや食感が

感じられこの小さな料理の中に色々な世界観が感じられるお料理でした。

 

 

 

 

6種類くらいの中から、お好きなものをお選びくださいと

私が選んだのがこちら。まつたけのお料理です。

 

 

 

ベースにはパリパリのとっても薄いパイ。

その上に蟹身とホウレンソウ。その上に

薄くスライスされた松茸が花びらのように重ねられています。

文字だけ読んでいるとちょっと和食のような感じですが

濃厚な蟹クリームのソース加わりここでフレンチの味わいに。

削ったゆずの皮の爽やかな苦みや、柚子を絞った時の

フレッシュな香りや酸味が松茸の香りを一層引き立てながら

最後まで飽きずに食べさせてくれました。

蟹と松茸なんて贅沢をさせていただきました。

 

 

 

 

オニオングラタンスープ ラクレリエール風

勝手に名付けちゃいましたが、柴田シェフがfacebookでもっと

ビストロノミーなオニオングラタンスープをアップされていたので

つかさず今度のコースに入れてくださいとお願いしちゃいました。

郷土料理、いやもはや家庭でもたべられるようになった

オニオングラタンスープですが、しっかりガストロノミーに。

トリュフをまとったペコロスが添えられたりと

フレンチの華やぎも添えていました。

 

 

 

オニオングラタンスープに使われたのは、北海道北見の玉ねぎ。

濃厚なんですが軽いんですよね。

上品というのはまたちょっと違う。

体にするするっとはいっていくようなオニオングラタンスープでした。

 

 

 

サバフグのムニエル 赤ワインソース

身がぎゅっとしまった宮崎県産の鯖河豚が登場しました。

私はどうも鱈などのブヨブヨしたお魚が好きではないので

こういう風味のお魚は大歓迎です。

運ばれてきたときに赤ワインのソースと合うんかな・・・・と思ったのですが、

なぜか合う・・・。皮をしっかり焼いているからかな。。。

この秘密、柴田シェフにしっかりききたかったなぁ。

皮はチーズのパン粉でフリットに。添えられた生七味が絶妙なアクセントに。

 

 

 

 

ココットに入った仔鳩のわら焼きが登場しました。

 

 

 

 

鳩は美しく盛り付けられて再登場です。

ソースはジュとフォアグラたったかな。

カラフルな赤はビーツ。そして黄色はかぼちゃのニョッキと

2種類のガルニチュールが添えられて華やかに。

ちょっと隠れていますがおかき粉をつけて焼かれた

手羽も添えられていました。

 

 

 

 

友人はこらのバロンブを。

日本に100羽ほど入荷されたのですが、

60羽が東京に。そしてそのうち5羽がラクレリエールに届いたそうです。

そのあと10羽追加で仕入れたらしいです・・・。

今年オープンのレストランが15羽仕入れるとはスゴイ!!

そのうちの2羽くらいはこちらの常連の友人が食べたのではないかと思われます。

前日に入ったようで問い合わせがきましたが、そのときにちょうど

ジビエを連続で食べていたところで気分が乗らず食べませんでした。

やっぱり食べとけばよかったかな~。。。後悔・・・。

あ、ちなみにバロンブの場合は1羽で+12000円でした。

 

 

 

友人の2人がパロンブを食べたのですが、一人はサルミソースで。

 

 

 

 

もう一人の友人はパイ包みでした。

2人で半身づつパロンブをシェアしたのでした。

このパイ包みを食べた友人は2日後にも予約をとっていました。

そのお料理を見たところ、全く違う料理の数々。

きっとオーダーが入った途端に柴田シェフは

メニューを考えだしたんだろうなと思うのですが

その引き出しの多さにもびっくりしたのでした。

 

 

 

よく飲むメンバーでしたので、ブルーノパイヤールで乾杯後、

ペリエジュエ・グランブリュット、エグリウーリエ・ブリュットトラディション、

シャトーラヤスピニャン2004を3名で飲んでいました。

私は基本ん飲まないのでちょこっと味見をさせていただいたのですが

シャトーラヤスピニャンはジャミーなこと~♪

今回のお料理にもとっても合っていました。

 

 

 

 

アヴァンデセールは青りんごのソルベと

エルダーフラワーのジュレとジュースで爽やかに。

 

 

 

 

お次は、遊び心のあるヌガーグラッセです。

普段、串カツなんて食べへんやろ~ってメンバーですが

2度づけ禁止と言っちゃうのが日本人なのよね。

 

 

 

こうなったらたっぷりつけるしかない!!!

と欲張ってたっぷりつけたのですが、

そのあたりもしっかり計算しているようで、

チョコレートにパッションフルーツの酸味がくわわって

たくさん食べてもくどくないソースに仕上がっていました。

 

 

 

確かこれもいくつか選択肢があったような気がしますが、

迷いもせずに栗のパイをオーダーしました。

 

 

 

アツアツに焼かれた栗のパイは、割るととろぉ~んとソースがでてきます。

これもまたおもしろい。しっかり秋の味覚を堪能させていただきました。

 

 

 

小菓子は焼き菓子やジュレ。

これもしっかり作っています。

 

 

 

お茶やコーヒーは6種類の中からお好みで。

 

 

 

今回は紅茶をいただきました。

 

 

 

えっ。。。まだ飲むの?

みなさんは食後酒を楽しまれ、宴が終了したのは23:30ごろ。

もうおねむだったのでタクシーで帰還しました。

 

 

 

【ラ クレリエール訪問記】

・2016年夏のランチ(光-¥5500)

 

 

 

ディナーでも十分に楽しませていただきました。

シェフが感じたであろう素材の可能性を目の前で表現してくれ

そして心に伝わる料理にして届けてくれる。

なんかハートを感じるお料理なんですよね。

今回でそんな柴田シェフのお料理がさらに好きになりました。

その熱くひたむきな情熱で、

次も素敵なお料理を堪能させていただきたいと思います。

クリスマスもお正月もあるので、次は来年かな。

食事のたびにこちらが素晴らしいと友人にお話ししています。

すでに友人に着々とお誘いしているので

また次回の訪問が楽しみです。

 

 

 

 

家ラ クレリエール La clairiere

東京都港区白金3-14-10 ベルパラーゾシロカネ 1F

03-5422-6606

11:30~15:30(L.O.13:30)

18:00~23:00(L.O.21:00)

月曜定休