【検証】あまり焼き色をつけずにクッキーを焼く方法 | クッキーのつくりかた

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お気に入りのクッキーレシピと、日々の研究の記録です。

 

こんにちは、咲です。

成型に手間をかけてかわいいクッキーを作って、最後に焦がしてしまったときの絶望感…

何度も経験がありますが、思い出すだけで泣きたくなります泣くうさぎ

 

そして焦げも怖いけど、生焼けも同じくらいに怖いもの。今回は、焼き色を付けずに中まで焼くにはどうしたらいいのか悩んでいる方のために、私が気を付けていることをまとめてみました。

 

 

 

  使用しているオーブンについて

 

まずは前提として、私が使用しているオーブンを紹介しておきます。

Panasonic製、NE‐BS806

家庭用のオーブンレンジで、最上位機種ですらない比較的安価なモデルです。

(先代の故障を機に6万円弱くらいで購入しました)

 

正直、いいオーブンかと言われるとそうでもない、です汗うさぎ

そもそも家庭用なので、レンジ機能にスペックが偏っています。自動調理ほんとすごいよねキラキラ

 

 

  アルミホイルでは焼き色は防げない

 

まずはよく聞く方法の、「焦げそうなら途中でアルミホイルを被せてください」の検証をしました。これは私のオーブンでは逆効果です。焼きムラたっぷりにこんがりしちゃいます。

 

 

 

 

  焼き加減はクッキーの裏を見て判断する

 

白焼きの理想はこのくらいでしょうか。

 

 

一枚生地はそこまで気にならないにしても、下のように生地を重ねた作りのものは、どうしても内部の生焼けが心配になりますよね汗うさぎ

 

 

ちゃんと火が通ったかな?を判断するには、表ではなく裏から見て均一に焼けているかがとても大切です。

 

 

実は我が家のオーブンで焼いたクッキーはなんの工夫もしないと裏面がほぼ円周しか焼けません

 

 

これで焼き色を付けないように取り出してしまうと、低温で長時間回しても真ん中は生なんです。生地が反ってしまって、中央は鉄板に接していないんだもん。なので生焼けを防ぐには、生地を反らせず、いかに満遍なく底から火を通すかが鍵うさぎ

 

そしてそれを一発で解決してくれたのがシルパンです。

 

 

 

生地の反りが解消したのがよく分かると思います。

 

 

 

今度はあまり色を付けずに焼いてみました。

 

 

表面が同じような焼き加減でも、裏から見れば一目瞭然。

クッキングシートで焼いた方は、中心部が生焼けになってしまいました…

 

 

シルパンはクッキーに色を付けずに焼くためになくてはならない必須アイテムですスター

 

 

 

 

 

 

 

私はさらに、オーブン付属の鉄板ではなく銅板で焼くことで生地の火の通りを均一にしています。


 

 

同じような焼き加減でも、銅板で焼いたものの方がより中がさっくり焼きあがりますうさぎ

見た目のかわいさとクッキーの美味しさを両立する上では欠かせないものになっています。

 

商品は少し違いますが、私が使っているものもAmazon購入品です。

 

 

パン焼きさん向けの商品ですが、クッキーにも効果はありましたキラキラ

 

 

 

 

  低温でじっくり焼く?途中で下げる?


次は焼く時の温度の話です。

 

 

うさぎさんは160℃で4分焼いた後、140℃に設定を下げて7分。その後庫内の余熱を2分ほど使いました。※身長7㎝、全体は4㎜厚、いちばん厚いところのみ7㎜厚です。

 

これを途中で下げるのではなく、はじめから140℃に設定してじっくり焼いた場合、おそらく15分超の焼き時間になるのではないかと思います。その方が焦げる心配も少ないし簡単なのですが、内側のさっくり感が違ってしまうのが嫌でこの方法に落ち着きました。

 

同じように見えても、食感は変わってしまうのです…泣くうさぎ

我が家の場合、始めから低温で焼いたクッキーは家族がとても嫌がります。

 

おすすめは、いつもクッキーを焼いている温度(私の場合は160℃)で焼き始め、3~6分後(生地の大きさによる)目安に20℃ほど設定温度を下げる方法です。小さなクッキーでも合計10分前後は焼いた方がいいので、よく観察し、表面の色がわずかに変わり始めたタイミングで温度を下げるようにしています。クッキーのフチに強めに焼き色が出そうなときは、オーブンを止め、そのまま庫内の余熱で火を通すというワザも使えますよ。

 

そもそもいつもの温度が分からないよ~、という方は、オーブンの取扱説明書のレシピが参考になります。

 

 

 

 

  たまごで生地の色が変わる

 

卵黄で作ったクッキー生地の方がサクサクして好きという方も多いかもしれませんが、「できるだけ色を付けずに焼きたい」という目的においては卵黄生地は不向きです。そもそもの生地の色が濃くなってしまうし、油分が増える分焼き色が付きやすくなってしまいます。

 

 

 

卵白だけだと味気ないので、焼き色を控えたい場合は全卵で作ったクッキー生地がおすすめですニコニコ

 

 

 

  とにかく目を離さない

 

ここまで長々いろいろ書いていますが、一番重要なのは、焼いている間はオーブンから目を離さないことです。特に最後の方は、スマホ禁止、トイレも禁止でオーブンとにらめっこしてくださいませ。ほんの少し目を離したせいで…なんてことにならないように。

 

 

何度も繰り返し見つめ続けるうちに「こいつ、もうすぐ色つくな…」ってタイミングが徐々に分かるようになってきます!ぜひかわいく作って、美味しく食べましょうもぐもぐ

 

 

 

 

以上の内容が、クッキーに色を付けずに焼くために、私が実際にしていることの全てです。

まさにオーブンそれぞれで変わってきてしまうので、ピタッと正解をお伝えすることはできませんが、何かひとつでも参考になる情報があればうれしいなぁと思いますジンジャーブレッドマンクッキー

 

 

 

ではでは、今回はこんなところで…

長文にお付き合いありがとうございましたもぐもぐ

 

 

 

 

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※この記事はオーブンの買い替えを機に焼成がうまくいかなくなり、悔しさからひたすら焼きまくった話としてUPしたものを、2023/1に再編集しました。元ネタはこちらひとつにまとめています↓

 

 

 

卵黄のみで作った生地と全卵のみで作った生地の違いについては、こちらに詳しくまとめています↓

 

 

 

うちの子の焼きグセについてはこちらで解説しています↓