双頭の獅子、灼熱の大地に踊る -4ページ目

ぼくときのもと①

連日の猛暑で、「生きる」ということに嫌気がさしていた。
夏なんて大嫌いだ。
どうにでもなっちまえ。
ろくな思い出なんて、ベッドの下にも、冷蔵庫の裏にも、安いテレビの取扱説明書の間にも、ここにも、そこにも、ありゃしない。
彼女も友人も皆無。
夏なんてなくなって、日本は三季になればいいと本気で思っている。
基本的に夏は働かない。
秋から春に蓄えたお金で生活する。
昼はブックオフで働いて、夜は古本市場で働いて。
それでも、バイト情報誌に目をやると、オープニングスタッフ募集など、店の定休日には皆で集まって河原でバーベキューでもしようぜ!じゃあ、私お肉係りね。俺は肉処理部隊な。おめぇ、肉食べたいだけだろ!よし、真夏にライドオンしていこうぜ!的なノリに誘惑されて、つい面接の電話をかけそうになってしまう。
そんなノリには到底ついていけないのに、人間らしく無理してしまいそうになる。
だから、何かに夢中になるのが億劫で、クーラーがガンガンに効いた部屋に大の字になって、夏が過ぎるのをひたすら待っていた。
そんな中、グルメリポーターの木之元亮さんが家に遊びに来てくれた。
彼とはもう5年の付き合いになる。
仕事柄、よく地方に行く木之元さんなので、お土産をたくさんくれる。
今日は何のお土産かなと期待していると、
『おぅ!今日は手ぶらなんだ。それどころじゃねぇんだ…。わりぃな。』
と、いつものような明るさはなく、かなり強張った面持ちで、眉間に木之元渓谷をつくっていた。
『なぁ、坊主。』
僕は「坊主」と呼ばれている。
『なに?亮』
別に同性愛者ではないが、仲が良いので呼び捨てにしている。
『周りに邪魔なやつとかいたりするか?』
『別にいないけど…、亮はいるの?』
僕がそう言うと、亮は俯いた。
その後、5分くらいの沈黙が続いた。
沈黙は苦手なので、何か他の話題でもと思い、口を開こうとすると、亮は瞳孔をガバッと開いて、僕の胸ぐらを掴んでこう言った。
『…彦摩呂が邪魔なんだよ!』
…意外だった。
亮は楽観的で気さくな奴だけど、やっぱり同じ畑で仕事をしている奴のことはライバルとして見てるんだ。
ましてや、そのライバルが自分より売れてるもんだから、躍起になってるんだ。
でも、亮の人間臭い部分が垣間見れて妙に嬉しかった。
『亮でもそんなこと思うんだ?あはは…。』
僕は冗談交じりに笑った。
亮も笑ってくれた。
亮はかなり人間臭い。
亮といると、自分のことを少しは好きになれるから、心地良い。
ただ、次に亮の発した言葉には耳を疑った。
『奴を芸能界から消そうと思っている…。』


つづく

世界はそれをブログと呼ぶんだぜ

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久しぶりに「あちゃー…」と思うことがあったので、普通にそのことを綴りたいと思います。
普段は備えあれば憂いなしを肝に銘じて行動するタイプに見せかけているんですが、テンションの高ぶりが先行して、結果、小梅太夫的なことになってしまいました。

昔からフィギュアが好きで、ジャンルは問わず気に入ったものだけを収集してきました。
ガンダムやら、ジャンプのキャラやら、佐々木健介(パワーウォリアー)やら、気に入ったものを満足する数だけ買うというスタンスで、特にすごい没頭する訳でもなかったんですが、最近雑誌の広告欄によしもと芸人フィギュア第3弾発売という記事を見つけて、再びマイフィギュアブームが再燃してきました。
実を言いますと、こういったフィギュアが世に出回っているということは知っていまして、既に第1弾をコンビニで8体程購入していたのですが、この際ボックスで第1弾全24体からコンプリートしようと思い立ったのです。
そうと決まれば、早速手軽に携帯電話サイトから注文。
改めて第1弾のメンバーをチェック。

・堂土貴(ルート33)
・増田裕之(ルート33)
爆笑オンエアバトルのチャンピオン大会で初の2連覇を成し遂げたものの、恵まれないなぁ、このコンビ。

・タカ(タカアンドトシ)
・トシ(タカアンドトシ)
金髪・髭・ピアスという我が道を突き進んでいた時とは違い、今はブレイクしたなぁ。同じく爆笑オンエアバトル2連覇してますね。

・石田靖
・藤井隆
新喜劇メンバーからはこの2人。

・あべこうじ
博多華丸が優勝したR-1ぐらんぷり2006で2位だったんだよなぁ。

・山下しげのり(ジャリズム)
・渡辺鐘(ジャリズム)
再結成したんだよなぁ。やっぱり放送作家のイメージ強いなぁ。

・河本準一(次長課長)
・井上聡(次長課長)
ダイナマイト関西2006で観た井上くんは印象的でした。

・ヒデ(ペナルティ)
・ワッキー(ペナルティ)
ボキャブラ天国出てたんだよなぁ。ブレイクしたなぁ。

・宮迫博之(雨上がり決死隊)
・蛍原徹(雨上がり決死隊)
中堅も入ってんなぁ。

その他にも
・村上ショージ
・まちゃまちゃ
・木村祐一
・淳(ロンドンブーツ1号2号)
・亮(ロンドンブーツ1号2号)
・入江慎也(カラテカ)
・矢部太郎(カラテカ)
・加藤浩次(極楽とんぼ)
・山本圭壱(極楽とんぼ)
などと、錚々たるメンバーが………、入って…………。
あれ?!
山本さん、入ってる。
どうしよう?!
もう注文しちゃった。
ちゃんと届くのかなぁ…。
載ってるってことは、届くよなぁ…。
うわぁ、不安!
頼む、届いてくれ!



それから、4日経ちました。


ピンポーン♪
『佐川K便でーす。』

…あ、届いた。

『ありがとうございましたー。』

遂に開封する時がやってきました。
24体ちゃんと届いてるかなぁ?
23体じゃないよなぁ…。
それ、開けろ。
ほっ…、ちゃんと届いてるじゃないか。






…うん?
1、2、3、4……18、19、20。
え?!
20?
どういうこと?
携帯電話サイトから確認。
第2弾・第3弾は1ボックスでコンプリート?
第1弾は…、
※ディスプレイボックス1箱では全24種類は揃いません。
※ディスプレイボックスには、24種類の人形がランダムに20個入っています。
え?!
20個?
落ち着け。
落ち着けよ、俺。
4体まではかぶってセーフなんだぜ。
これは自分自身との戦いなんだぜ。
よし、まず自分が持ってるフィギュアを確認しよう。
雨上がり決死隊は2人ともいるし、ペナルティも2人。
村上ショージにロンブー淳。
カラテカ矢部くんにルート33の増田くん。

よし、もう届いちゃったもんは仕方がねぇよ。
開けたら、返品不可なんだぜ。
だけど、開けてみないことには始まらない…。

はいっ!

うわっ!いきなりロンブー淳。

気を取り直して、はいっ!お次は村上ショージ。

幸先わるっ…。
もう2人かぶったから、あと2人しかかぶっちゃいけないんだぜ。
絶対無理だろ!!



(中略)



…無理でした。

最初は山さんが届くかどうかにドキドキ、お次はかぶってないかにドキドキ、かぶって赤かぶ検事にドキドキ、ララバイ刑事にもドキドキ。
やっぱり、刑事ってかっこいい!

6体かぶりました。
雨上がり決死隊が入ってなかったので、まだ良かったです。
もう持ってるから。
でも、あと2体程足りません。
やっぱりな…。
そんなもんだよなぁ…。
あんまりこういう言葉使いたくないけど、うざいよなぁ…。
第1弾だけ、何故?
購買意欲を高める為か!
別にコンプリートが目的じゃなくても、あと4体だったら揃えとくか、よし、またバラで買おう…っつうことか!
うざいよ、その魂胆。

まぁ、まんまとあと2体揃えようかと思いましたよ…。
だから、もううざいなんて言わないよ絶対。
それより、足りないのは誰かな?
集めないと…。
うーんと。


…あべこうじ。
で、カラテカ入江。



…うざっ!

今月のゲーム王国2―3

大魔界村のステージ1・2を何とかクリア。
さぁ、ステージ3の始まりです。

うわっ!
今まで横向きアクションだったのに、いきなり縦スクロールだ。
シューティング要素が入ったような感じ。
武器が剣だったら最悪だな、ここ。
唯一、剣だけが近距離攻撃しかできないんです。
まぁ、ここも卒なくクリア。
しかし、中間地点まで来て唖然としました。
魔人の像みたいなのがあって、そいつの口から舌がビローッと伸びてる…。
しかも、何体もいる…。
これを渡っていくんだろう。
よし、渡ろう。


…ベロン。


え?!ゲームオーバー?
渡った先が魔人の口元で、そのまま
ペロリ。
ペロリ。
ロリペー。
ちゃんねーとギロッポンでしーすーロリペーしちゃってさーみたいなノリ。
何度トライしても、じんまーのうーぞーにロリペーされてしまいます。
これは弱ったなぁ。
あー、なんかもう泉麻人ぶん殴りてぇー。
それで、全てが解決しそうだから。
泉麻人も了承してくれそうだから。
『冗談画報観てました』って言うから。
エアマックス狩り、もう2度としないから。
その後、ロリペー地獄を突破し、辿り着いた先には雲みたいな奴。
雲の中心には目玉。
目玉が弱点のこの方はガストさんと言います。
くっそー、ファミリーレストランみたいな名前しやがって。
こんな返ししか思い付かん!
本当はもっとできる子なんですよ。
ただ、ファミレスって言わずにファミリーレストランって言ったところが精一杯の抵抗なんですよ。
FMラジオでリクエストハガキ読まれたくらいで、ハガキ職人って言っちゃう子なんですよ。
気を取り直し、いざ尋常に勝負と思いきや、かなり変則的な動き。
なかなか動きが掴めずに苦戦を強いられてしまいました。
良いところまで追い詰めるんですが、形勢逆転されてこちらが追い詰められてしまいます。
ステージ3のボスにこんなトリッキーな奴を投入するなんて、このゲーム何なんだよ。
一体、ユーザーたちがメーカーに対して何をしたって言うんだよ?
もう…、祈るしかないのか…。
このゲームで泣かされてきた人全員に、空耳アワーで採用された時に投稿作品のクオリティがどうであれ、ジャンパーが当たりますように。
また、タモさんが手ぬぐいでいいよと言った時に安齋さんがナイスフォローしてくれますように。
スペシャルの時に、もうあんな饒舌なマーティ・フリードマンが出演しませんように。
メガデスファンをがっかりさせませんように。


…はっ!?
祈りが届いたんでしょうか。
落ち着いてゆっくりプレイしたら、勝てました。
後半、動き見切ってました。
やった!
遂に折り返し地点も突破したぞ。
この勢いでステージ4の報告にいきたいところですが、やはりまだ引っ張ります。
続きはまた明日以降に!

今月のゲーム王国2―2

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「カプコンクラシックスコレクション」
機種:PS2
メーカー:カプコン
発売日:2006年3月2日
ジャンル:バラエティ


やっと報告できます。
あの「大魔界村」への無謀な挑戦の全容を!!
実を言いますと、ゲーム自体はPS2でやってました。
カプコンクラシックスコレクションってーやつで。
これ、いろんな懐かしいゲームが入ってておもしろい。
もちろん魔界村シリーズも全部入っております。
大魔界村なんて、元々はアーケードゲームですからね。
まだ現役で稼働してるところあったら、行ってみたいなぁ。
まぁ、絶対稼働してない方に右心房賭けますけど。

えー、それではステージ1から。
全体的には簡単なんですが、微妙にグロいんですよ。
何たって魔界村ですから。
メリメリと地面からボッコス生えてくるきっしょい植物や、緑色のゲロをお吐きになられる豚さんなど、バラエティ豊かな敵さんたちが出迎えてくれました。
卒なくボスまで辿り着いたんですが、ボスさんがまた小粋な方でしてね。
自分のお顔を小脇に抱えて登場。
首がないというか、顔を自分の手に乗っけて、口から火を吐くんです。
もうお下品な方ばかりね。
そのビジュアルに圧倒されて、メンタル面からやられましたわ。
なんか、やる気を削がれるんですよ。
かなり努力して合格した高校の卒業式で、貰った卒業証書が少し湿ってたくらいの精神的ダメージ。
なんとか、お下品なお顔に攻撃させていただいて撃破。
ステージ1のボス、シールダーさんを倒しました。

お次はステージ2。
序盤から厄介な難所。
甲羅の変わりに岩を背負った亀みたいな物体が次から次へとアーサー目掛けてバウンドしてきます。
前からはバウンドで、後ろからは猛ダッシュで迫ってきてます。
何なんだ!お前たちは!
バーゲン品を漁るおばさん達でも、もう少し上品だぞ。
いや、そうでもないか。
なんとか、バウンド地獄を掻い潜って突破したと思いきや、目の前には蟻地獄的なものが。
ほんとに何なんだよ、このゲーム。
難しいよ。
難しすぎるよ。
このゲームに携わった人間、全員焼肉食っても
『あれ?そんなに美味しくないな…。』
と感じるようになれ。
で、そこも突破。
けど、そこからが悪夢の始まりだったのです。
突然、骸っぽいものを投げられました。
ん?
その骸っぽいものが飛んできた先を見ると…、魔界村シリーズではお馴染みのレッドアリーマーが、骸っぽいものがいっぱい積まれてできた山の頂に座られておりました。
うわ、怖っ…。
こいつ、ボスでもないのにボス並に厄介なんです。
空中からアーサー目掛けて飛んできたり、こっちの仕掛けた攻撃を余裕で避けたり。
完璧だ、その動き。
物怖じしちゃうよ。
先に進もうにも、二の足踏んじゃうよ。
蛇に睨まれた蛙というか、高3に睨まれた中1というか、美輪明宏に睨まれた要潤というか、


なぎら>健壱という…。


訳分かんないけど、とにかくそのくらい怖いんです。
まともにやり合っても勝てないと判断し、無視して先を急ぎました。
しかし、アリーマーも必死の形相で追いかけてきます。
結局、あっさりと殺られてしまいました。
あー、またステージ2の最初からかと嘆いている僕に勝利の女神はほくそ笑んで…、いや、微笑んでくれました。
逃げるが勝ち作戦が功を奏して、ステージ2の中間からのスタート。
もうレッドアリーマーは居ません。
そうです、このゲーム。
全5ステージあるんですが、各ステージ共、面が前後半に分かれてて、前半部分を突っ切って後半部分に入ってから死んだら、その中間地点からのスタートになるんです。
ラッキー。
すごいラッキー。
というか、温い。
少し、温くないかな。
倒さずして先に進めるなんて、温くないか?
天下一品のラーメンよりは温くはないけどさ。
でも、猫舌なのでオールオッケー。
ダイスケ的にも。
さぁ、後はボスだ。
うーわ、また火だ。
炎に包まれてる獣みたいなボス。
名前はケルベロスさん。
体から火の粉を振り撒きながら、アーサー目掛けて突進してきます。
最初は苦戦しましたが、コツさえ掴めば後は簡単な相手でした。

さぁ、残り3ステージ。
一体どうなるのか?!
今年の24時間テレビは3時間だけ観ようと心に決めつつ、残り3ステージの結果は明日くらいに報告いたします。

ユメクイ

日本には多種多様な妖怪がたくさん生息しているといいます。
皆さんも1体くらいはお気に入りの妖怪がいることでしょう。
あまり妖怪のことを詳しく知らない方でも、何かしらこーんなものという想像ができると思います。
言葉を喋れる日本国民なら、全員が妖怪というものの存在を知っているといっても過言ではない筈です。
それくらい、妖怪の知名度というのは高いものなのです。
これはもう偏に、水木しげる先生の妖怪認知度向上に対する努力の賜物でしょう。
水木しげる先生の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」で、この妖怪認知というものは濃さを増したのです。
それ程、先生の妖怪社会への貢献度は高いのです。



しかし、先日悲しい事件が起こりました…。
現在まで長い年月を経て、先生はたくさんの妖怪たちを世に伝えてくれました。
一体一体の妖怪が皆さんの記憶に残るよう、色褪せぬよう、そういった配慮の上で敢えて小出しにして伝えてくれました。
中には、まだ伝え切れていない妖怪もいるそうです。
これからも先生は焦ることなく、小出しに新しい妖怪を伝えてくれる筈でした。
なのに、あのお方がその役目を奪ってしまったのです。



今をときめくミュージシャン、大塚愛さんです。
先頃リリースされた自身の主演映画でもある「東京フレンズTheMovie」の主題歌「ユメクイ」………。
これが何を意味しているかは、勘の良い方ならもうお気付きでしょう。
そう、ユメクイとはまだ未発表の妖怪の名前なのです。
発表された曲のタイトルが未発表の妖怪の名前だったなんて…、皮肉なものです。
しかも、あろうことかまだ世に伝えるべきではない、存在を封印しておくべき妖怪の名をかなり知名度の高いミュージシャンが公表したもんだから、大変厄介なのです。
ユメクイは水木先生クラスの人物でないと知らないくらいの妖怪で、人の夢を主食とし、夢を食い、無の世界へと誘い、最終的には人の魂にお醤油をかけてカッ食らう恐ろしい大妖怪であり……、もう説明するのも嫌になってきました。
大塚愛さんに関してはデビュー間もない頃から応援していて、出演番組は全てチェックし、新譜が出ると聴く用・保存用・野良犬に思いっきりぶつける用にと3枚もCDを購入していました。
自分自身にも憤りを感じ、大塚愛さんには裏切られたみたいで、正直残念でした。
それよりも、私達人間には猶予がないのです。
時間などないのです。
そう、更に勘の良い方ならもうお気付きでしょう。
その「ユメクイ」のサビ部分の歌詞に注目。

『僕は今夢旅の中』

どうですか?
聴きましたか?
すみません。
聴いてませんでした。
予想外だ。
ユメクイは夢の旅の途中の人間が好物なのです。
希望に満ちて、不安もあり、どこかほのかに甘酸っぱい青春狂想曲を奏でている若者が大好物なのです。
あの忌わしい歌詞で江戸時代に封印されていたユメクイの精神と肉体が、現代に甦るのです。
では、大塚愛さんが真っ先に狙われるのでは?とお思いの方、それは間違った推理です。
あの歌詞はただのきっかけにしか過ぎません。
華やかな世界で売れている大塚愛さんには、もうそれ程の夢はないでしょう。
ユメクイは夢の旅が終わってしまった人間には見向きもしません。
これから、未知なる夢の世界に羽ばたこうとしている若者にしか興味がありません。
あのまま放っておけば封印されたままのユメクイだったのですが、もう既に動き出していることでしょう。
これは誰にも止められません。
大塚愛さんにも止められません。
水木しげる先生にも止められません。
白木みのるにも止められません。
後は、夢を持っている人間が食い尽くされるのを待つだけなのです。
その縦横無尽に若者の夢と命をカッ食らうユメクイの立ち振る舞いは、確実に世界の終焉へと繋がっていくでしょう。
ただ一つ疑問なのは、何故妖怪と縁のない大塚愛さんが、ユメクイの存在を知っていたのかということです。
意図的なのか、偶然なのか、疑問は深まるばかりです。
もしかしたら、大塚愛さんが仕掛けたゲームなのかもしれません。
まぁ、それは誰にも分からないことです。



さて、今は甲子園の時期ですね。
夢と白球を追いかけている高校球児たちがわんさかいます。
夢の集合体が、甲子園球場にはわんさかあるのです。
まずは近畿圏から大惨事が起こっていくことでしょう。
今や、人類は岐路に立たされているのです。
生きるか死ぬか、妖怪との大勝負です。



あ、肝心なことを忘れていました。
ユメクイには一つだけ弱点がありました。
さくらんぼが食べられないのです。
なので、
『わーたし、さくらんぼ♪』
と発し、自分はさくらんぼなんだから、お前は私を食べられないぞと認識させることで、ユメクイは怯え、そそくさと逃げていきます。



『わーたし、さくらんぼ♪』
……。
………?
…………!?



あ、ユメクイ対処法の歌もリリースしてら!
ナイス!大塚愛!!