魚屋の娘として育った私が教える
魚の料理教室を主宰しています
西尾 和香です。
アメトピ掲載記事はこちら
近所のスーパーで
驚くほど安くタイが売られていたので
迷わず購入🐟
なんとお値段、
580円
しかも大きさが
40cm近く
ネットではさすがに
580円はないですよね
魚屋でも580円は
見たことない値段です。
もしかしてコロナで影響が出ているのかも
しれないですね
お店のポップには
『活〆 真鯛』
と、書かれてました。
『活〆』って何だか知ってますか?
まず読み方は、「いけじめ」
活〆とは、
魚の鮮度保持の方法です。
ほとんどが
延髄を切断して絶命させたあと、
血抜きをします。
そうすることで
魚の鮮度持ちをよくします。
1尾1尾に対しての手間がかかるため
価格については上がる事が多いですが
その分品質が良くなります。
〆方は他にも
獲ってすぐに氷水に入れる
野〆（のじめ）
というものがあります。
なぜ、1尾1尾に手間がかかる
活〆をするのか。
理由①
イノシシ酸などの旨みの元となる
ATP（アデノシン三リン酸）が
消費されるのを防ぐ。
理由②
乳酸などの疲労物質が蓄積しなくなるので
味の酸化を防ぐ。
理由③
死後硬直を遅らせることで
腐敗を抑制する。
理由④
血液をぬくことで
微生物の繁殖を減らし
腐敗を抑制する。
刺身で食べられるものの
多くが活〆なのですが
つまり
鮮度が保たれて美味しい
ってことです
さてさて、このタイを
どう調理しようかな
あまりに安かったので
2尾、購入しました
1尾はやっぱり刺身で
簡単にできる姿作り
難しいそうだけど
100均のうろことりと
普通の包丁でさばいてます🔪
ちなみに
お祝いやお食い初めには
焼いた鯛を食べますよね。
安い時に買って冷凍しておいて
家で焼くこともできます。
家で豪華な祝い鯛を焼くなら
こちらの記事でご紹介しています。
鯛は春が旬です🌸
栄養も豊富
たんぱく質
ビタミンB1
ビタミンB2
DHA
EPA
DHA.EPAは脳をそだてるだけでなく
血液サラサラ、免疫機能を正常に
する役割があります。
また、鯛は万能食材で
魚の王様といわれるだけあり
焼く・蒸す・揚げる・鍋物・酢の物・刺身
と、和洋中問わず
どんな調理法でも
おいしくいただけます。