ひまわり-one take only-/スキゾフレニカ
1. ひまわり
ミニアルバム「En://dlessly messy flattery」の通販特典となっていたスキゾフレニカのCDR。
"かみさまのてちがい"により、モノラル音源での収録。
ステレオ音源についてはQRコードが付属されており、ダウンロードしたうえで聴き比べも可能です。
白地のCDRに、手書きでタイトルやイラストが描かれている仕様。
Gt&Vo.幸子さんが手掛けているとのことで、ひとりひとり異なるという手作り感が、特典としてはありがたいですね。
収録された「ひまわり」は、わずか1分の超絶ショートチューン。
途中でフェードアウトする予告編のようなものではなく、きちんと完結している感を出しているのが面白いなと。
ツインヴォーカル編成が持ち味でもあるスキゾフレニカですが、この楽曲については、幸子さんのみで突っ走ります。
パンキッシュに、ひたすら駆け抜ける爽快感と、あどけなさを見せる幸子さんの歌声により、ロリータ感を前面に押し出したガールズバンド的な雰囲気も。
楽し気に崩壊していくような危うさがあり、意外性はあるも、しっかりスキゾフレニカの世界観にも馴染んでいました。
"one take only"という手法についても、楽曲のスタイルにハマりましたな。
勢いや衝動性が、そのまま生々しくパッケージ。
この曲については、一発録りが正解だったのだ、と純粋に思えるほど、パッションを感じるのです。
入手経路が限定的なのはもったいないものの、何度も聴きたくなる中毒性を持った1枚。
<過去のスキゾフレニカに関するレビュー>