25th L'Anniversary LIVE / L’Arc~en~Ciel | 安眠妨害水族館

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25th L'Anniversary LIVE/L’Arc~en~Ciel

 

DISC 1

1. 虹

2. Caress of Venus

3. the Fourth Avenue Café

4. Vivid Colors

5. Lies and Truth

6. 真実と幻想と

7. forbidden lover

8. Shout at the Devil

9. REVELATION

10. 風の行方

11. X X X

 

DISC 2

1. 花葬

2. 浸食 ~lose control~

3. HONEY

4. MY HEART DRAWS A DREAM

5. NEO UNIVERSE

6. STAY AWAY

7. Driver's High

8. READY STEADY GO

9. Don't be Afraid

10. Blurry Eyes

11. Link

12. 瞳の住人

 

2枚組でリリースされた、L’Arc~en~Cielのライブアルバム。

厳密には映像作品の特典として封入されたライブCDが存在するのですが、単独音源としては初となります。

 

セットリストは、オールタイムベスト的な構成。

節目節目のライブに立ち会ったファンにとっては定番曲が中心となっており、やや物足りない内容にも見えるのですが、はじめてのライブアルバムとして聴けば、おいしいところの総ざらい。

まずは定番、押さえるべきところを押さえてあって良し、という意識も生まれてくるから不思議なものですよ。

 

その中で、「真実と幻想と」や「風の行方」あたりが聴けるのは嬉しいですね。

最新曲の「Don't be Afraid」から、デビュー曲の「Blurry Eyes」を繋げる構成も、気が利いているというか、何というか。

変わっていくけど変わらない、L’Arc~en~Cielの何たるかを示しているよう。

欲を言えば、初日に演奏された「flower」、「Voice」、「あなた」も入れてほしかったな。

 

映像作品も数多くリリースされていて、ライブ音源そのものに目新しさがあるわけではないのだけれど、聴覚だけで体感することによる気付きというものもあるのかな、と。

映像で見るとなんとなく流してしまう歌い崩しや、息遣い。

イントロがはじまったときの歓声なんかも、ライブCDならではの臨場感だと思います。

20年以上親しんできたラルクの名曲たちですが、まさか今になって新しい楽しみ方を提示されるとは。

 

ミスタッチもないわけではないものの、冷静にリカバリーできるのは、さすが。

全体を通してみれば、hydeさんの歌唱力の安定感が際立っており、キャリアを積んでの成長が、ようやく形になったのだと感慨深くなってしまう。

加えて、もう少し音質が良ければ最高だったのだけれど、特に重低音の鳴りが悪いのはもったいないかな。

東京ドームということで、実際に会場の音響もそんなに良くはなかったと思われるし、これもある種のライブ感と受け取るべきなのでしょうか。

 

ちなみに、サンキュー25周年にちなんでの3,925円。

デザインがシンプルな割りに、ライブ盤の価格設定としては高い水準。

これ、封入されている羽根のコストだったりするのかしら。

 

<過去のL'Arc~en~Cielに関するレビュー>

Don’t be Afraid

BUTTERFLY
P'UNK IS NOT DEAD(P'UNK~EN~CIEL)
DUNE 10th Anniversary Edition
SMILE
The Best of L'Arc~en~Ciel c/w
ray
HEART
True