Don’t be Afraid / L'Arc~en~Ciel | 安眠妨害水族館

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Don’t be Afraid【通常盤】/L'Arc~en~Ciel

¥1,400
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1. Don’t be Afraid
2. Cradle -L’Acoustic version-
3. Don’t be Afraid (hydeless version)
4. Cradle -L’Acoustic version- (hydeless version)
5. Don’t be Afraid -English version-

L'Arc~en~Cielの約1年ぶりとなるシングル。
配信限定でリリースされていたEnglish versionも、改めてCDに収録されました。

「バイオハザード: ザ・ファイナル」の日本語吹替版主題歌となっており、「Don't be Afraid -BIOHAZARD THE FINAL collaboration version-」としてコラボMVが限定公開されたり、PlayStation VR向けにMV「Don't be Afraid –Biohazard × L'Arc-en-Ciel on PlayStation VR-」を配信したりと、新曲と共に多くの話題を振り撒いてくれるのが彼ららしい。
フルデジタイズ360°でのMV制作は世界初ということで、相変わらずスケールが違います。

表題曲の「Don’t be Afraid」は、tetsuyaさんの作曲。
主観的な感想としては、久しぶりにラルクっぽいラルクだな、と。
アルペジオが効果的に使われているので、てっきりkenさんの曲だと思ってしまっていましたよ。
メロディはキャッチーなのだけれど、鍵盤の音色がスリリングな緊迫感を演出しており、ほんのりとダークなイメージも与えている。
バイオハザードとのコラボレーションにより、ポップさに退廃的な世界観が付加されたのが奏功した形。
こういう相乗効果が見込まれるタイアップは大歓迎です。

恒例のL’Acousticアレンジは、「Cradle」をセレクト。
アコースティックということではあるのだけれど、デジタル感は薄れず。
「ark」に収録されていたオリジナルと比較すると、hydeさんのボーカルがあまり前に出てこない分、より幻想的になった印象ですね。
深層心理に潜り込むような感覚。
オリジナルはyukihiroさんが加入して間もない時期にレコーディングされていたことを踏まえれば、こちらを完成形と捉えても面白いかも。

25周年というタイミング。
待たされてやきもきしていた分、ハードルは高かったのですが、この内容なら文句は言えない。
想像以上に心を掴まれた。
欲を言えばアルバムまで突っ走ってもらいたいところですが、ここはリリースがあっただけでも良かったとしておきましょう。

なお、完全限定生産盤、初回生産限定盤も同時に発売。
特に完全限定生産盤は、BDが付属されるだけでなく、BIOHAZARD×L'Arc-en-Cielとして、見る角度によってメンバーがゾンビに変化するLPサイズのレンチキュラージャケット仕様となっています。
VR使われたメンバーごとの音声も収録されているなど、ファンアイテムとして充実しているようなので、資金的に余裕があれば。

<過去のL'Arc~en~Cielに関するレビュー>
BUTTERFLY
P'UNK IS NOT DEAD(P'UNK~EN~CIEL)
DUNE 10th Anniversary Edition
SMILE
The Best of L'Arc~en~Ciel c/w
ray
HEART
True