堺市の目抜き通り「大小路シンボルロード歩道空間改善」工事 その8
2022年4月28日、堺市建設局土木部西部地域整備事務所と現場(堺区市之町東1〜2丁、堺区熊野町東1〜2丁)歩道を確認し、以下に示すこれまでの懸案事項について伺った。黒文字はこれまでの懸案、赤文字は堺市の対応。また依頼者からの要望とそれに対する職員の確認と対応結果を記した伝票という書類があり、以下、伝票と表記。
1、歩道と支柱に起因する事故報告件数が伝票と実際が食い違っていた件
再度調査した結果、大小路全区間における補修伝票が多数あり、転倒の伝票は前回打ち合わせの2件から5件に変更。ただし過去3年間の調査結果(市民からの陳情、請願、要望は3年間保存期間に準ずるため。総務局行政部法制文書化に確認済み。保存期間3年の理由は文書保管のスペース確保限界のため)。重ねてYさんやKさんの友人が歩道の不具合に起因して転倒骨折事故を起こした件について指摘したところ、保存期間を過ぎたことを理由に承知していないとのこと。
2、上記1項から伝票作成基準があいまいで管理義務を果たしていないと指摘した件
市民からの要望や事故の報告が職員に届いた際には、もれなく伝票を作成して対応をしてきた。骨折などの怪我やそれに関わる訴訟などはこれまで大小路筋では起こっていないことから、管理義務を果たしていると考えるとのこと。
3、30年前のタイル選定もしくは劣化の放置が原因で事故が起こったのではないか?
因果関係が明確ではない。
伝票の保存期間が3年間で、それ以前の物的な証拠をお互い持ち合わせていないことから、これ以上のやり取りの進展がこれ以上図れないことがとても残念。ただ「市民からの要望に対して、もれなく伝票を作成する」らしいので、早速、近商ストア大小路店前の歩道のうねりと破断15〜30mmを要望した。
堺市の目抜き通り「大小路シンボルロード歩道空間改善」工事 その7
前回の宿題を見せてもらうために、3月22日、堺市建設局土木部西部地域整備事務所に赴き、いろいろと尋ねた。
黒文字はこれまでの懸案、赤文字は堺市の対応、青文字は結果、緑文字は堺市の宿題
- 8mm程度のブロック段差が生じているが、工事後の検査基準に合致しているのか?またどういった基準なのか?と質したところ、▶工事引き渡し基準として、大小路歩道幅においては任意の2点間で+0mm、−9mmという基準内で合格だった。←つまりこれを目安にタイルの補修を遠慮なく依頼することで構わないと合意した。検査基準を以下に示すが、よくわからない図を提示されて困惑。
- 今後段差がひどくなったり、段差箇所が増えてきたりした場合には、工事完了後の維持管理おける補修の判断基準と補修方法は?と質したところ、▶特に基準はないが、市民からの要望があればこれまで通り一次対応として堺市職員がアスファルト補修に当たり、ひどい箇所は二次対応として業者による部分補修を行うとのこと。←二次対応としての部分補修の実例は以下の画像。業者の補修はきれいに仕上がるので問題はないが、これだけの範囲で補修が必要になるまで市民の忍耐が相当必要だ。それまでは不評だった素人の職員の作業による一次対応、つまり凸凹の多いアスファルト補修しかできないそうにない。職員の補修技術を向上させる目的で補修講習に出かけてはどうかと提案してはみたが、予想通りシカトされた。代わりと言ってはなんだが、市民が気に入るまでは何度も一時対応として補修してもらえるように合意できたので、遠慮なく補修をお願いすればいい。
- これまでに歩道の不具合が原因で事故など起こっていないのかと質したところ、▶2件あり、依頼者からの要望と職員の確認と対応結果を記した伝票を作成することで対応してきたとのこと。←声の大きい両件とも当方で承知しているが、これ以外に骨折事故と転倒事故2件については伝票が見当たらないことを理由に認識できていないとのことだったので、あらためて次回までに伝票を捜索するとのことになった。もし見当たらないとすると伝票作成をしなかった理由が問題視される。まさか声の大きさで伝票作成の可否が現場で決定していたとすると大問題である。
- 今回のような大規模な大小路シンボルロードの補修工事はこれまでどのように進められてきたのかと質したところ、▶以下に示すような工事実績の遍歴を示された。←意図的に特定の区域を後回しにした意図は感じられなかった一方で、堺市の自主的な歩道点検などは行われることがなく、市民からの要望に頼り切っている実情が伺えた。要はここでも声の大きさに比例して対応の内容や質が変わるということのようだ。
- 大小路筋と直交する大道筋のブロックは透水性に優れている一方、大小路筋のブロックの透水性は劣るのではないか?そもそもこれまでのブロックの選定が不適切だったのではないのか?と質したところ、▶30年前に新設された際にコンセプトが掲げられたが、詳細はわからない。これまでの歩道ブロックの張替えは、このコンセプトを参考にして施工されている。←そのコンセプトを拝見したところ、ペラ一枚のパンフレットが示されやっぱり軽薄だなと感じた。しかも懸案の滑りやすいタイルの選定になったのではないのかについては、技術資料がないので議論できないと突き放される始末。
- 歩道上のアルミ鋳物支柱の危険性と事故はどうだったのかと質したところ、▶支柱に係る事故の報告はなく、自主的な判断で撤去してきた。今後も市民からの要望に向き合って改良するとのこと。←当方では支柱に衝突して怪我をした衝突事件を確認しているので、再度事故の有無を調査をすることを約束した。
そろそろ次回の打ち合わせを堺市と行いたい。
↑図1 検査基準
↑図2 二次対応としての業者による補修工事の実例
↑図3 工事の遍歴




