堺市の交通まちづくりを考える会 -160ページ目

副市長人事のその後

 私も含め、これまで堺市の副市長人事について様々な人が、それぞれの立場で発言してきた。

 しかしながら、本来、副市長人事は市長側の提案なので、それを闇雲に批判するのは越権である。広く市民に受け入れられる人事にするためには、まず市長の姿勢運営の方向をはっきりさせた上で、それに見合った人物を提案することが本筋だ。

 一方、オール野党の議会においては、質疑する市議も本質を見抜く力量が問われる。そういった意味で、11/27の副市長候補が自己アピールし、それを踏まえた上で市議たちが判断するというアイデアは道理にかなった手法で、議会の提案として大変好ましい。市民にとって1つ残念なことは、直接傍聴ではなく音声傍聴しか許されないと言うことだ。メディア多数のため、市民に迷惑が掛かることを理由に議運で決定したらしい。

 議運の担当である民主党会派の小郷市議は、11/30の議会で全会一致の合意を目指すようだが、堺市を任せる副市長に適任か否かは、各市議が市民のために判断することを望む。人事に関する議論も、本来は市民に見える形、議場でやるべきだ。全会派一致は目的にあらずと考える。

 以前にも記したが、「市民目線とは市民感覚」と答えた竹山市長だが、平場での市民提言を広く受け入れることだ。決して官製市民団体との打ち合わせ通りの提言であってはいけない。市長選で賢くなった市民はお見通しである。このことを市長、市職員幹部、市議たちは肝に銘じて頂きたい。

11/16 臨時市議会

 竹山市長の副市長提案に対する選任についての議案だった。
 9人の質問者が立ったが、実際の質問の中身は、ほとんど市長の所信表明演説についてだった。これは堺市議会の良いところで、議案に直接関係ないことでも議論できるようだ。

 市長は「LRTはしません」と述べていたが、もう少し具体的に話してもらえるとありがたいと感じた。少なくともLRT中止が市長選の勝因ではないので、謙虚に市民の声を拾い上げる努力が必要だ。市長の動静トピックス で紹介されているように、前市長とは違って精力的に市民の声を聞いているのだから、そこでちょっと聞いてみるだけだ。市民協議会を立ち上げたり、自治会とバーターすることに比べれば、容易なことだ。

 竹山市長発言の中で気になった事柄がいくつかある。

1.「事業仕分けをします」、、、、
 提案する市長や役所の立場で事業仕分けするって、本当にできるのか? 本来、事業仕分けすることを目的に集まったのが、「市議会」。市議会が事業仕分けの議論を行う立場であり、是正するのがお仕事である。市議会が議員定数を減らせないのと同じで、市長が事業仕分けするのは無理である。
 何でもやれば良いというものではない。これまで市議会が、本来の役目を果たせなかったことを知って、逆に市長自らが仕分けをすると言い出したのか? 
 いずれにせよ、目新しいことを言い出すよりも、まずはまともな副市長を選出することが、市長、市議会にとって次の選挙に高得票につながる近道だ。タクシーチケットを使い込むような副市長、副市長候補は論外である。

2.「2元代表制」、、、、
 2元代表制とは、市長と市議会はいずれも市民の直接選挙で選出するということ。竹山市長の答弁は語尾がはっきりしない。戦うのか、それとも馴れ合うのか、最初に意思表示がほしい。議会側も旧与党ボケなのかもキレの悪い質問ばかりで眠くなる。それとも尻尾を振って新与党を目指すのか、意志の伝わらない質問ばかりだ。馬場市議のように、嫌みの言える度量がほしい。


 そんな中で、あえて揚げ足をとるなら、市民目線とは?という質問に、市長は市民感覚と答えた。一休さんじゃあるまいに、言葉遊びがお好きなお茶目な市長のようだ。せめて、市長との「ふれあいトーク」で市民の意見を聞きたいくらいの発言がほしい。

 また臨海部の開発促進とは?という質問に、市長は臨海部企業の発注を堺内陸部にしてもらうよう働きかけると答えた。ショップのメンバーズカードじゃあるまいし、囲い込みできるようならとっくに商工会がやっている。実際、商工会はシャープに断られた経緯があることをご存じないのか。最近の企業発注は、生産技術の信頼性や発注手間の削減などから、特定化されていることが常識だ。シャープなど先端分野での発注はなおさらだ。不得意かも知れないが、工学一般常識なども勉強されると良いと思う。

 更に驚いたのは、閉塞感の打開をマニフェストに掲げて当選した竹山市長だが、具体策は?と聞かれて、竹山市長は地方分権と答えた。ピント外れもいいところだ。また、水道料金の値下げの方法とその下げ幅は?という質問に、竹山市長は大阪府を見てからと答えた。竹山市長は大阪府を卒業され、堺市長になられたのですから、古巣にこだわる必要はない。それとも議会にいじめられ、名残惜しく昔を思い出されたのか。まともな判断ができる側近、智慧 のある側近を、早く見つけて頂くことを願う。


 他の記事でも記したが、副市長を公募することを提案する。文句ばかりいう議員は自ら手を挙げ、市政運営に直接携わればよい。ただし能力実績が伴わなければ、市長権限で解雇させられる。そしてややこしいことをいう市議は居なくなる。

 もう一つ、投票前から気になっていたことだが、泉北高速鉄道の料金値下げをマニフェストに掲げていた。この問題は大阪府と南海電鉄との間の問題だから、堺市はせいぜいお願いすることぐらいしかできないはず。竹山市長の手の届かない問題。なぜこれにこだわるのか、なぜマニフェストに途中で加えたのか、とても不思議だ。

 いずれにせよ、以前に記した通り、担当部局職員の作文を読み上げるだけの前市長とは一転した新市長の答弁に好感が持てる。

副市長人事にコメントあり

 以前の記事、堺市の副市長人事 「サプライズ人事?」 に、的を射たコメントを頂いたので紹介する。

コメント(さだまさしさん)
■副市長候補にひとこと大植潔氏をよく知る一人としてコメント。大植氏の企業経営の経験は高々2年だけで建設畑をまっしぐら、同級生といえど竹山市長は明らかに買い被りの感があります。

堺LRT
>さだまさしさんコメントありがとうございます!
昨日の臨時議会でも結論が出ず、会期延長により11/30 10:00~ご本人お出ましによる提案審議となりました。
「あんまり経営者の経験がありませんが~」とはご本人は発言できないと思いますが、提案審議までは日にちが有ります。よろしけば、ここで質問例題をお示しください。市議には大変参考になると思いますよ!

馴れ合いで提案されたのであれば、答えられないでしょうし、市長の仰るとおり経験豊かなら答えられるはずです。
そもそも、副市長提案審議がもめることはいいことです。議会に緊張感が生まれます。これまでの市長と議会の馴れ合いよりましです。何なら退職金が出ないらしいですが、竹山市長!副市長をしたい公募してはいかが?それで文句つけている市議も、文句ばかり言わずに、応募すればいいのではないでしょうか?!

議長の席を見苦しい争いで分け合うよりも、副市長に応募する方が地位も名誉も給料も上がっていいはずです。公明正大、透明化された素晴らしい人事になるはず、何よりも市民目線で納得できます。この提案はいかがでしょうか?

議員総会を開いて、副市長候補2人の「抱負」を聞くのは、11/27です。訂正します