11月2日の練習日記
皆さま、こんにちは。今日は空が高く、どこまでも澄んだ青が広がっていました。色づき始めた木々の葉が陽の光を受けて静かに揺れ、まるで季節がそっと深呼吸しているような、そんな穏やかな秋の一日。写真を撮る手も思わず止まってしまうほど、気持ちのよい空気に包まれていました。ーーーさて、先日の練習では、次回の演奏会に向けた3つの楽曲を合奏しました。1曲目は、きらびやかでストーリー性のあるアレンジ曲。場面ごとの表情がくるくると変わり、音だけで風景やキャラクターが浮かぶような感覚がありました。全体の流れをつかむのが難しく、曲の持つ世界観をどう表現するかが今後の課題です。2曲目は、軽快で明るく、少しおどけたような表情のある行進曲。テンポやリズムの揃え方、アクセントの位置など、細かい部分を丁寧に確認しながら、まとまりを探っていく合奏となりました。そして最後の曲は、壮大なスケール感と叙情的な旋律が印象的な作品。音の重なりやダイナミクスの変化を大切にしながら、徐々にそのスケールに慣れていくような、そんな感覚で取り組みました。言葉にするのが少しむずかしいけれど、音を出したことで何かが少し前に進んだような、そんな気がしています。季節が少しずつ移り変わるように、音楽もまた少しずつ形を変えていくのかもしれません。