#68 赤羽「丸健水産」
東京の桜も見頃を過ぎ、葉桜となって来た所もある様ですが、皆様今年のお花見はどうされましたでしょうか？朦朧人は、例年の様にドンチャン騒ぎはせず、ビール片手に静かに静かに桜を愛でて参りました。
さて今回の酒場朦朧記は、3月某日に伺った赤羽の立ち飲みおでん屋さんについてです。どうぞ。
この日は冷たい雨が降った。
朦朧人清田氏の義理のお姉さんが関東を離れると言う事で、送別会がてら、お義姉さんにとっては初体験らしき「立ち飲み」をご案内する事となった。向かうはやはり「立ち飲みの聖地赤羽」。
一軒目は「いこい」さんに伺い、立ち飲みの面白さを先ず体感していただいた。ほろ酔い加減の二軒目はディープな横丁に入って、おでん専門店の立ち飲み「丸健水産」さんにお邪魔する。こちらも吞み助さんたちの間では言わずと知れた赤羽の名店である。
おでん台の前に立つと威勢のいい店員さんが「何取ろうかと」訊いてくれる。
それにしても美味しそうなおでん種たちがどっぷり出汁に浸かっている。適当に5つ6つお皿に入れてもらう。この店自慢の「はんぺん」は、注文してから鍋に入れられ、別皿に盛られて来る。
店の前のテーブルに皿を並べる。このお店のおでんのお供は東京23区内で唯一残る酒蔵、北区岩淵町の小山酒造さんの「丸眞正宗」、通称「マルカップ」（300円）である。
（はんぺんを撮り損ねた事が悔やまれる）
お店の中でせっせとおでん種を作るご婦人たちを見ながら、おでんを頬張る。
大根も玉子も練り物もよく味が染みてハズレ無し。居酒屋で食べるおでんとはまた違う美味さがある。
メレンゲの様なふわふわタイムなはんぺんと言ったら...、実際食べてみないとその素晴らしさは伝わらないだろうから、ここには書けない。
マルカップをちびちびやりながら、おでんが無くなれば、美味い出汁だっていいつまみになる。
帰りがてらお義姉さんが「今夜はおでん！」と意気込んで、ケースに並べられているおでん種を、まるでケーキを選ぶかの様に目を輝かせながら注文していた。お店のご婦人は、作り方まで丁寧に教えてくれる。勿論おでんの出汁も売っていて、お家に帰っても丸健と同じ味のおでんが楽しめる。旦那さんの晩酌のお供に喜ばれる事間違い無し。もちろん既に出汁に浸かって煮られたものだって持ち帰る事が出来る。
立ち飲みとしても楽しめる、おでん種専門店としても使える素晴らしいお店なのでした。
《今宵の句》
「はんぺんぞ 白肌恋し 雨見酒」（コンのっち）
《店情報》
住 所：東京都北区赤羽1-22-8
大きな地図で見る
ＴＥＬ：03-3901-6676
営 業：10:00～21:00（土曜/日曜/祝日は20:00まで）
定休日：第三水曜日
《参考》
マルカップ300円、缶ビール300円、缶酎ハイ250円、おでん各種60円～、おでんセット700円（おでん5品と好きな酒1本）
《BGMはお馴染みの酒場エンディングを♪Amos Milburn:One Scotch, One Bourbon, One Beer》
《吉田類さん東日本大震災義援イベント》
5月1日（日）16:00～ 笹塚ボウル
詳細は「吉田類の酒王」にて http://sakeo.shopdb.jp/
《「宮城蔵元救済義援金」にご協力お願いします！！》
「宮城蔵元救済義援金」
《酒場朦朧人推薦書》
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さて今回の酒場朦朧記は、3月某日に伺った赤羽の立ち飲みおでん屋さんについてです。どうぞ。
この日は冷たい雨が降った。
朦朧人清田氏の義理のお姉さんが関東を離れると言う事で、送別会がてら、お義姉さんにとっては初体験らしき「立ち飲み」をご案内する事となった。向かうはやはり「立ち飲みの聖地赤羽」。
一軒目は「いこい」さんに伺い、立ち飲みの面白さを先ず体感していただいた。ほろ酔い加減の二軒目はディープな横丁に入って、おでん専門店の立ち飲み「丸健水産」さんにお邪魔する。こちらも吞み助さんたちの間では言わずと知れた赤羽の名店である。
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それにしても美味しそうなおでん種たちがどっぷり出汁に浸かっている。適当に5つ6つお皿に入れてもらう。この店自慢の「はんぺん」は、注文してから鍋に入れられ、別皿に盛られて来る。
店の前のテーブルに皿を並べる。このお店のおでんのお供は東京23区内で唯一残る酒蔵、北区岩淵町の小山酒造さんの「丸眞正宗」、通称「マルカップ」（300円）である。
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大根も玉子も練り物もよく味が染みてハズレ無し。居酒屋で食べるおでんとはまた違う美味さがある。
メレンゲの様なふわふわタイムなはんぺんと言ったら...、実際食べてみないとその素晴らしさは伝わらないだろうから、ここには書けない。
マルカップをちびちびやりながら、おでんが無くなれば、美味い出汁だっていいつまみになる。
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立ち飲みとしても楽しめる、おでん種専門店としても使える素晴らしいお店なのでした。
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マルカップ300円、缶ビール300円、缶酎ハイ250円、おでん各種60円～、おでんセット700円（おでん5品と好きな酒1本）
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閑話ですが
時間を持て余していたので、ブログのヘッダ画面と全体的なデザインを少々変えました。
気分的なのですが、3ヶ月に1度位変える様にしています。
震災後、デザインをあれこれ悩みに悩んでいたら、某サイトがリニューアルしたとの事でしたので、こんな感じになりました。元ネタがお分かりの方は「良くご存知で」的なイメージです。
さて、この酒場ブログを更新している私のパソコンですが、実はこんな事になってます。
パソコンも勿論酒場仕様です。
昨年の暮れ、ノートパソコンを購入した日に東急セミナーBEで類さんの講義があり、その後の懇親会でサインをしていただきました。おまけに放浪記シールまで頂戴して、その場で貼りました。
マジックですので、こすって消えない様に、透明のテープで保護しています。
パソコンの左半分のスペースが奇麗に空いてます。
ここにはいつかPerfumeのお三方にサインをいただける日を祈って、空けております（笑）
以上閑話でした。
追記、今夜の「酒場放浪記」はお休みですが、こちらで、特別配信放送があるみたいです。
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パソコンも勿論酒場仕様です。
昨年の暮れ、ノートパソコンを購入した日に東急セミナーBEで類さんの講義があり、その後の懇親会でサインをしていただきました。おまけに放浪記シールまで頂戴して、その場で貼りました。
マジックですので、こすって消えない様に、透明のテープで保護しています。
パソコンの左半分のスペースが奇麗に空いてます。
ここにはいつかPerfumeのお三方にサインをいただける日を祈って、空けております（笑）
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「宮城蔵元救済義援金」へのご協力をお願い致します
（「宮城蔵元救済義援金ロゴ」デザイン:椋尾倫己）
宮城県出身の朦朧人も参加し、ジャズフェスでの日本酒販売など行いながら宮城県の日本酒を消費者の立場で応援している愛飲者団体「宮城純米酒サポーターズクラブ（以下MJSC）」では、発起人の音頭の元、この度の震災で被災された宮城県内の酒造店への義援金である「宮城蔵元救済義援金」のご協力をお願いする事となりました。
沿岸部が壊滅的な被害を受けました事は、連日の報道でご存知の通りだと思いますが、県内の酒蔵も広域的に大小の被害を受けました。新酒出荷の時期ですが、仕込んだ酒を失った蔵元さんもあります。
このような現状の中、各蔵元さんは復興に向けて必死に頑張っておられます。
地震そして津波によって甚大な被害が広域的に発生し、今なお苦しんでいらっしゃる方が多数おられる中で、特定の業界、しかも「お酒」への義援金呼びかけに対しまして、疑問をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
僕も呼び掛けをいただいてから、ブログに掲載するにあたって、色々考えました。
しかしながら、宮城は特定名称酒の一大産地、日本酒が宮城県の特産品である事も事実です。
酒蔵の復興は、農家や酒販店、飲食店などにも波及し、地域経済の活性化にも繋がります。
全国的に日本酒離れが進む中、酒蔵の経営状況がこれ以上厳しくなる事は、愛飲者としては悲しい事でもあります。
そのような中、嬉しい事に全国では「東北の酒を飲もう」「宮城の酒を飲もう」と、愛飲家のみなさまの呼びかけがブログやツイッター上などで始まっております。被災地のお酒を飲んでいただく事でも、もちろん応援とはなりますが、限りある日本酒ですので、ご理解のもとこの度の義援金に対してもご協力いただければ幸いです。
また、ご賛同いただける酒販店様や飲食店様は、お忙しい中恐縮ではございますが、シンボルマークを使って募金箱等をご用意していただき、店内で募っていただく等ご協力頂ければと幸いでございます。
なお、引き続き日本赤十字社はじめ、各自治体ではこの度の震災に関わる広域的な義援金を受け付けております。
被害に遭われた方の安全の確保と被災地の復興が1日も早くなされることをお祈り申し上げます。
・日本赤十字社義援金窓口 http://www.jrc.or.jp/
・宮城県義援金窓口 http://www.pref.miyagi.jp/kihu.htm
（土蔵の壁の崩落（大崎市・寒梅酒造ブログより））
（多くの商品が破損（加美町・山和酒造店ブログより））
［宮城県内の酒蔵の被害状況］
http://www.miyagisake.jp/supoclub/sinsai.html（宮城県酒造組合）
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110327t15033.htm（河北新報）
＝＝＝以下発起人の清水さんより今回の趣旨とご案内文です（原文）＝＝＝
『仙台杜の都日本酒会』のダチオと申します。
まずはこの度の『東北関東大震災』におきまして被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
震災からおよそ２週間...全国からの暖かいご支援のおかげで、徐々に元の暮らしを取り戻しつつありますが...
まだ地震や津波の傷跡も色濃く、依然として食料や燃料不足、ライフラインの断絶など、苦しい生活を余儀なくされてる方も多くいらっしゃることと思います。
今回の震災において宮城県内の各蔵元も、特に沿岸部を中心に甚大な被害を受けました。
津波や地震で蔵が全半壊したところ、今年仕込んだもろみを失ってしまったところ...
被害の大小はありますが、少なからず宮城県の蔵元も被害を受けています。
せめて売るべきお酒が残っていれば、それを買うことで、少しでも蔵元に還元することができるんですが...
今回の震災で売るべきお酒すら失ってしまった蔵元も少なくありません。
そんな状況の中で各蔵元とも復興に向けて必死に頑張っています。
もちろん今回の震災でご家族や知人を亡くし、家を失い、もっと苦しんでいる方がたくさんいらっしゃるのは十分に承知しています。
その方々のことを考えると時期尚早なのかもしれませんが...
それでも大好きな宮城県の蔵元のために自分にできることはないだろうか？と考えていました。
いま蔵元のために我々ができるのはやはり直接的支援だと思います。
そこで色々な方にご相談した上で、宮城酒造組合に『宮城蔵元救済義援金』の申し入れをさせて頂き、義援金の受入れ口座を設けて頂きました。
もちろん、ご自身の生活やこれからのことで精一杯の方もたくさんいらっしゃると思います。
決して無理にとは言いません...宮城県の蔵元のためにいま自分たちができることをやりませんか？
下記の通り『宮城蔵元救済義援金』の詳細をご案内しますので、一人でも多くの皆様のご協力をよろしくお願いいします。
＝＝＝＝＝＝＝
［義援金のお振込方法］
【銀 行】七十七銀行（シチジュウシチ）二日町支店（フツカマチ）
【口座種別】普通
【口座番号】5547075
【口座名義】宮城県酒造組合 代表理事 櫻井武寛
（ミヤギケンシュゾウクミアイ ダイヒョウリジ サクライ タケヒロ）
※最寄りの金融機関よりお振込願います。振込手数料が発生致しますのであらかじめご了承ください。
※義援金振込口座は宮城県酒造組合の既存の休眠口座を利用させていただきました。ATMおよびネットバンキングでお振込の際、「宮城県酒造組合 不動産」と表記される事がありますのでご容赦ください。
※個人の方はお名前の後にお住まいの都道府県名を、酒販店や飲食店関係者の方はお名前の後に店名と都道府県名を、ご記入・入力下さい。下記例。
＜個人の方の場合＞キヨタ ルイ サイタマケン
＜酒販・飲食店の場合＞コン ノッチ アオゾラサカバ トウキョウト
※今回の義援金は被害状況などに応じて宮城県酒造組合より各蔵元に公平に配分されます。特定の蔵元宛ての義援金は組合では頂く事はできません。特定の蔵元宛ての義援金は、直接蔵元にお届け下さい。
※義援金の受付期間は4月1日(金)より6月30日(木)までの2ヶ月間とさせて頂きます。
※なお、今回の義援金はMJSCの3団体、mixi「仙台杜の都日本酒会」、河北新報ふらっと「みやぎの酒応援隊」、仙台日本酒サークル「蔵の会」の以外にも複数の団体に呼びかけを行っています。みなさんも、ぜひ周りの日本酒仲間にお声掛けをよろしくお願い致します。
［義援金の信用性について］
今回の義援金の信用・信頼性を少しでも高める為に、宮城県酒造組合に義援金受入窓口を設けて頂きました。
頂戴しました義援金は宮城県酒造組合で責任を持って管理・各蔵元に分配した上で、ご報告をさせて頂きます。