みなさんおはようございます
今日はこれから支度をしてドルチェ楽器まで生徒さんの楽器の選定に行ってきます
コロナになる少し前から楽器もかなりお値段が上がってきているのでもう僕は新しいのを買うことは出来ません(多分)
メーカーはある程度絞れているのであとはその生徒さんとの相性かなと思います
相性ってすごく大事なんですよね〜
中々決まらない時は決まらないし決まる時はすぐに決まる時もあります
もし決まらなかったら無理はせずに次回また行けば良いだけの話なので本当に自分の中で良いなと思う相棒に出会えるといいなと思っています
さてそれではその前にレッスンブログを更新します
基礎練2
お腹や息の出し方はしっかりと出来ていました
息も音が外れることを怖がって出せない生徒さんが沢山いますが先ずは外れても息を沢山出すことが大事なので今の吹き方を忘れないようにしてください
低音域の音が中音が少し混ざる音なので唇を締めすぎないようにすることが大事です
唇を締めずに縦の穴がどのようにすると作ることができるのかを考えてみてください
高音域も少し吹きずらそうにしていましたがこちらも息のあたるポイントをしっかりと見定めて吹くように
どちらもレッスン中に吹ける(低音もかなり鳴っていました)ようになっていたので教えた内容をもう一度家で復習するようにしてください
ガルボルディ Op132
No16
全体的にまだ曲に慣れていないように感じるのでゆっくりと反復の練習をして大体の音を頭に入れるようにておきましょう
タイで繋がった音の長さが少し長くなってしまう時があります
今回一緒にやった練習方法を今後タイが出てきた時も必ずやるようにしてください
兎に角大事なのは1番単純な形にする事です
出だしはメゾフォルテで吹き始めましょう
その時に音程も気をつけるように
曲の全体で♯ドが高いです
出だしをメゾフォルテで吹き始めて長いフレーズの中で抑揚をつけていきます
最初にメゾピアノくらいで始めると後が大変です
タイで繋がっている音符には必ずビブラートをかけて歌う事
曲冒頭にもセンプレカンタービレと記載してあるので楽語が表す意味も曲を吹く時の大きなヒントになります
2段目の最後の3オクターブのミの音を小さく吹くための練習をしました
何度か僕が近くでお手本を見せた(聞かせた)のでどうやってその音を作っているのか説明と目視で確認してもらいました
その時の音の質と自分が吹いている時の音の方向性を忘れないようにしてください
3段目から新しいテーマが始まります
旋律と伴奏の吹きわけなので先ずは旋律の音をハッキリと吹くようにしてください
その次に伴奏を付けて練習です
伴奏の音の形をしっかりとみて強弱をつけていきましょう
レッスンで見ることができませんでしたが装飾音符もかなり曖昧な感じになっているので先ずは原型をしっかりと吹いてそれができてから装飾を入れるように
そして今回1番大事なことはスケールについてです
僕も音大を受験するまでは♯や♭が何個ついていようがただ吹くことだけしか考えていませんでした
考えていないというよりは考えて吹く余裕がなかったという方が正しいです
ハ長調のラの音とイ短調のラの音ではその単体の音が持っているカラーが違います
生徒さんの前でもハ長調を意識しながらイ短調を吹きましたがその差に生徒さんも驚いていました
スケールが持っている特徴を必ず今後やるエチュードで掴んでいくようにしましょう
このスケールを理解して吹いている生徒さんって実はあまりいなかったりします
以前他の教室から来た生徒さんもこの課題でかなり苦戦していました初めて体験レッスンに来た時に指も回るし音楽性もあるので勿体無いなと感じました
スケールを理解できていないと音程がめちゃくちゃになって音が間違っているわけでは無いのに曲がなんだかまとまりのないものになってしまいます
僕が音大を受験した時は音程は音大に行ってからと先生に言われましたが(即席で音大受験レベルにならなくてはいけなかったので音程どころの騒ぎではなかった)僕自身は全ての生徒さんに初めから音程を正しく吹けるように指導しています
理由としてはアマでもプロでも上手くフルートを吹きたいことに変わりはないので正しく美しい音を吹けるに越したことはないからです
Adurのスケールを吹かせると初めは正しく音程をとることができませんでしたがエチュードの中でアルペジオの練習をしてからAdurをもう一度吹いてもらいました
そうするとスケールを正しく吹くことが出来るようになりました
そのあともう一度曲に戻った時も正しく音程をとることが出来ていました
前にも言いましたが必ずその曲のスケールを吹いて(正しく吹けるようになって)から曲に入るようにしましょう
それをやるだけでかなり違うと思うので必ず実践して次回このエチュードが合格できるように頑張ってください
今回レッスンしていてスケールの話をしましたが音大受験のレッスンの時に先生からレッスン始まる前にスケール2つ吹いてと言われてどちらも間違えたらレッスンはせずにその場で帰れと怒られてトボトボ帰った事を思い出しました(笑)
勿論そのあとは凄い沢山スケール練習しました
そのおかげで受験の当日指定の時スケールは1度も間違えたことはなかったです(24の調から当日2つ指定)
これ間違えたら音大は審査の対象にすらならないので(出来て当たり前というやつです)
今自分が教える立場になって思うと愛の鞭だと感じます
バレンタインが近かったのでプリンいただきました
面白いですよね、開けた時しました
妻と夕飯の後にペロリと食べました妻も大喜びで改めて食べるのが大好きな2人と認識
それではまた⭐︎