みなさんおはようございます
昨日は体験レッスンでした、今日はその記事を書いていこうと思います
今回は高校生の生徒さんです、吹奏楽部(吹奏楽部の強豪校)でフルートを頑張っているけど少し伸び悩んでいて個人で習える先生はいないかと探しているところ僕のホームページに辿り着いたそうです
お母さんから連絡をいただきある程度どんな生徒さんなのか(どんな事で悩んでいるのか)聞いたのでワクワク半分ドキドキ半分な感じで生徒さんと対面しました
初めは生徒さんも少し緊張してそうでしたが徐々に僕にも慣れてくれたかなと思います
お母さんから話を聞くとまだプロの先生には一度も個人レッスンについたことは無く独学で頑張っているということなので、もしかしたら間違った吹き方になっているかもしれないと思っていました
最初に頭部管のみで音を出してもらいましたがしっかりと良い音で吹けていました
少し頭部管の歌口と自分の唇の穴がズレてしまう時(頭部管の穴が左に少しズレてる)がありますが基本的には良い音で吹けています(鏡をみて確認してみましょう)
今回3種類の音も全て難なく鳴らすことができました
最後にやった高い音の時だけ息の勢いのみで鳴らしがちなのでポイントをしっかりと見定めて吹くようにしましょう
余分な音が入らないことが大事です
内吹き、外吹きに関しては楽器を組み立てて吹くと外吹きになります(何度かレッスン中に僕がポジションの修正したのを思い出してみてください(曲含め))
頭部管のみだと内吹きになる時があったのでここも僕が説明したら三分の一塞がるようにあてるように
歌口のポジションで音の違いがけっこう出るので注意しましょう
唇に関しては締めすぎてしまう事はこの時点ではありませんでした
構えに関しては楽器が極端に下がることもなくgoodです
譜面台に対しての立ち方が少し悪かったのでそこだけ修正しました(譜面台に対してのもう少しはすに立つ)
しっかりと体が開くように立つ必要があります
足の開きと膝の曲げもあると呼吸をする時に深く吸えるのでそこも意識してみてください
正直なところ僕が予想していたよりも基本的なフルートを吹くのに必要な事は出来ていて中々やるなっていう印象です
真面目に練習していたんだなと基本的な音出しだけで分かりました
強豪校の生徒さんも今までに何名かみてきましたがその生徒さんたちと遜色無い音をしています
今回は基礎になるかなと思っていましたが基本的な事はほぼ抑えられているので曲でそれが出来るかをみるプランに急遽変更しました
大体体験だと曲を見る時間はほとんどなくなってしまうのですが今回はけっこう時間あったので
ケーラー1巻
No1
先ずは通して吹いてもらいました
吹奏楽部らしい吹きかたです
はっきり目の音でフォルテ、メゾフォルテの音はほぼ問題なく吹けています
1番の問題点はブレスです、腹式のお腹の支えは出来ていますがブレスがかなり浅いのでブレスの回数が多い事と酸欠になりミスが出ているように感じました
息を深く吸うためにお腹に手を置いて吸うやり方を教えたのでそれを練習しておいてください(負荷をかけて吸う)
座ってやるやり方も家で試してみてください(立ってやるやり方、座ってやるやり方)
生徒さん自身が悩んでいる問題もブレスが安定する事で解決策が見えてくるはずです
3つにまたがるスラーの終わりの音は少し短めにしましょう、その後にくるスタッカートも短く
後半に出てくる2つ割りのスラーはコミカルか感じに聞こえさせるために譜面の横に書いた吹きかたが基本になります
この二つのパターンのスラーはこのエチュードの課題の1つなのでしっかりと出来るようにしておきましょう
1段目の3〜4小節目のクレッシェンド、デクレッシェンド正確に
デクレッシェンドをすると終わりの音の音程が下がるので息の向きを変えて音程をとること(お腹の支えも)
2段目の終わりから短調に変化するので音色を変えて吹く事
なにも考えずに音だけを追ってしまうと長調の音色になってしまうので注意、同じミの音でもハ長調とホ短調では全然違うので
3段目の2小節目からは書いていませんがデクレッシェンドして次のフレーズに繋げるとスムーズに次のフレーズに移行できます
その段最後の小節のミはタンギングをハッキリとする事
楽器にEメカが付いていないので少し鳴らしずらいとは思いますが唇の締めで鳴らさないように
しっかりと腹圧と唇の開きで苦しく無いミの音を鳴らしましょう(今も鳴らせていない訳では無いですが外す確率が減るのともっと空間に響く音が鳴らせます)
4段目の2小節目の低音のミの時に下を向いて息の向きを調整していましたがそうすると音程が下がる&喉がしまってしまいます
胸を少し張って唇は柔らかくし顎を使いましょう
その段最後の小節のアクセントはお腹の腹圧を+すると面白いと思います
6段目の4小節目のスラーの中での跳躍の時にタンギングしてしまう時があるのでここは腹圧を使います
そうする事で無理なく鳴らすことができます
7段目の1、3小節目のクレッシェンドは息の量とスピードだけで処理しないこと
その段の4小節目のミはテヌートをつけてフォルテで吹いてみてください(印象に残る音で)
後半に出てくるスタッカートの跳躍は必ずどちらも短く発音した瞬間に音が鳴る必要があります
音の取り方も一緒に練習したのでその練習を何度も繰り返してみてください
下から2段目の3小節目からは少しウキウキした感じを出すためにアーティキュレーションを明確に吹くこと
曲の最後3小節はハッキリと全ての音を鳴らしましょう
ここで相手に与える印象について話しました
この話もとても大事なことなので覚えておいてください
1時間があっという間でした
曲の最後まで見れて良かったです
たったの1時間のレッスンですが色々と見えてくるものってあるんですよね
今まで頑張って努力してきたのが音から伝わってきますし、素直な性格でレッスン中も僕が言ったことを少しでも出来るように頑張っているのが伝わりました
直す箇所は勿論まだありますが(音楽に終わりはないので)自分に良い意味での自信をもって欲しいなと思いました
今回体験レッスンをして少し昔を思い出してしまいました(話が長くなってしまいすいません)
音楽はかなりシビアで辛いことも沢山ありますがやった分だけちゃんとそれが音になって返ってくるので素直な気持ちを忘れずにこれからも頑張ってください
楽しくレッスンできたのでその後のお昼ごはんが美味しかったです(大したもの食べたわけじゃ無いですが笑)
それではまた⭐︎