明晰夢の話。 | 原初の星の物語

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オリジナル作品「紺碧の採掘師」のブログ。更新情報など。

今日も謎めく事を書きますよ。

……なんかこのブログ、マジで謎ブログになりすぎて

一体誰が見てるのかと思うんだけども
まぁでも、書きたくなるんだから仕方がない。
見るべき人が見るだろう、というか「見せられる」だろう……。


昔から私は時々「明晰夢」を見る人でして
夢の中で「あ、これ夢だ」って気づくんですよ。

※明晰夢の経験がある人、結構いると思うけど、

他人の明晰夢がどんなモンなのか私にはワカランので
ここで書く事は、あくまで私の経験です。

別に私はヘミシンクとかやってる訳では無いし

特に何かスピな技法をやってる訳でも無く。
だから明晰夢を見ようなんて思った訳じゃないんで、完全に偶然です。

自己意志で「明晰夢を見よう」で見れる訳ではないんです。

それを示唆する経験が昨年の夏に見た明晰夢です。

夢の中で突然「あ、これ夢だ」と気づいたんですよ。
いつも明晰夢の時はそうなんですが、気づいた瞬間、物凄くリアルになります。

でもそこで「これは夢だ、という思考を手放したらまた巻き込まれる」という思考も来まして
だから必死に「これは夢だ」「これは夢だ」と繰り返しながら
「夢だけど現実と同様にリアルだという事を覚えておく為に五感で感じよう」
五感で感じる事でリアルさを覚えておこうとしたんですね。
それで腕を振り回して風を感じました。物凄いリアルでした。

そこは山の中の崖近くで、空は快晴の青空、前には崖、背後には森。
青空に輝く太陽が凄く綺麗だったんですが、突然、背後の森から

なぜかサラリーマン風のスーツ姿の男性がブツブツ何かを言いながら通りすがったんです。

その時「何を言ってるのか聞かなくちゃ」と思ったと同時に
「これは夢だ」というのを忘れてしまい、その後は「夢」に巻き込まれていきました。

明晰夢の部分はしっかり覚えてましたが、その後に見た「夢」は全く覚えていません。

この明晰夢の経験は私に多大な理解をもたらしまして
・思考は自分が考えているわけではない
・必要な思考が来る

だって「これは夢だ」という思考が来なければ「夢だ」とは気づかず
現に「夢だ」の思考を手放した瞬間に「巻き込まれて」行った訳ですが

「これは夢だという思考を手放したらまた巻き込まれる」っていう思考も来てる訳ですよ。

これを端的な例として言うと、貴方が未知の土地に居たとして
「ここは何という土地なのか」とどんだけ考えても地名は出て来ない。
誰か知ってる人に聞くとかスマホで調べるとかしないと地名を知る事は出来ない。

でも貴方の頭に「ここは某所だ」という地名が浮かんだとします。
夢の中で「これは夢だ」という気づきの思考は、それと同様の事なんです。

自分で、考えて、出て来るものではない、という事なんです。


あともう一つ、数年前に見た明晰夢ですが
夢の中で、明晰夢のリアルな世界に居て

なんかこう薄暗い迷路というか、何でそんなとこに居たか忘れましたけど
その薄暗い通路で「そろそろ目覚めよう」と思ったんですよ。

んで目覚める時に横の壁を触ってたんです。リアルな冷たい壁でした。
しかしそれが目覚め始めると同時に、フトンのシーツの感覚に変わって行ったんです。

ここで重要な事は「何かを感じている者」が居るという事で

夢の中で五感を感じていた時は、肉体は眠っていますよね。
でも五感を感じてる訳です、夢の中で。物凄いリアルに。

んで「夢の中の壁」から「シーツの感覚」に変わる時、

それを感じている何者かは不変なんですよ。

感じる対象は変わります。壁からシーツへ

でもその変化を感じている者が居る。


以前の記事に「身体を感じる」ってのを書きましたけど
エックハルト・トールはインナーボディと言い、

中野さんも同様に「内なる身体を感じる」とか言いますが

エックハルト・トールが本とか動画で言う
「目を閉じているのに、なぜ貴方は手がある、足があると分かるのか」


……思考を感じる空間があるのは分かりますよね?

と同様に、五感を感じる空間があります。

この記事でも書きましたけど

目を閉じても五感を感じる、身体が在るって分かる
それは別に「神経があるから」とかではないんですよ

だって死体は何も感じてないんですから。

神経があろうと、身体に「生命」が無ければ何も感じません。

では「生命」とは何なのか……それが「それ」とか「真我」とか言われる「本当の自分」です。


目を閉じて、貴方の身体を感じてみて下さい。
手とか足とかがある、と当たり前に感じますよね?

その「身体がある感じ」そのものが「それ」そのものなんです。

アタマの中に、思考が浮かぶ空間があるのと同様に
カラダの中に、五感が浮かぶ空間があるんです。
その認識をもっと広げていくと……全てが浮かぶ空間しかないというウインク