駆逐艦“雪風”の製作も1/700モデルの海洋ジオラマを残すのみ(*1)。このモデルでもウォーターライン(喫水線迄製作)とフルハウ(艦底も製作)を選べる。海洋ジオラマだから最終的にはウォーターラインにするのだが、一応フルハウで艦底まで作って台座に載せ、百均で買ったケースに飾ってみた。

    【1/700のフルハウはさすがに小さい】
海洋ジオラマはレジン(透明の液体で紫外線照射でガラス状に硬化)やジェルメディウム(アクリル樹脂)等を彩色するのが一般的だが高価で本格的だからNG。そこでYoutubeを検索しアルミホイルをクシャクシャにして海面に見立てアクリル絵具で彩色するという、安価で非本格的な方法を採用した。

でもアクリル絵具が無いので次男が子供の頃に使ってたポスターカラーで代用、白波は木工用ボンドに混ぜる重曹が無いので漂白剤の粉で代用。海面の濡れた感じは百均のラッカーを吹く事に。“何事も本格的にやらない”がモットーとはいえ、代用品だけでどこまで出来るか不安だった。

もはや半分以上固まっている古いポスターカラーの緑や青を絞り出してはホイルの上に塗り重ね、漂白剤の白粒だけをボンドに混ぜた。航走波(船が作る波)の特徴をYoutube で観察し、ピンセットで摘んで作った凸部に塗って白波も作った。ふぅ、手間暇かければここまではできるということだ。

早速ホイルをカットし薄手の段ボールに貼り、喫水線より上の船体を載せてみると「おぉ、結構イイネー!」ケース内で段ボールごと入れ替えて船体上部も付け換えればフルハウとジオラマどちらも楽しめる。さらにいま話題の“写真を動かすアプリ“(*2)で動画を作ると下記のように海が動くのだ。


早速、長男に見せたところ「う~ん、これだけでも充分凄いけどさ、でも折角フルハウも作ったんなら海面下まで作れば両方見せられるんじゃね?つまり上から見れば海面とウォーターライン上の艦船で、下を覗くと艦底まで見えるよね?ケースの高さは充分余裕あるしさ」う~ん、そう来たか・・・。

おーし、やったろーじゃねーか!百均でカラークリアホルダーを購入。材質的に接着剤が効かないので両面テープを使い、青と緑で海面下(に見立てた空間)を作った。底面にアルミホイルを敷きスクリューからは水泡が噴出しているように見せるために脱脂綿を千切ってスティック糊で貼り付けた

さすがにこれで長男も海洋ジオラマについては納得したが、「あとさ、大きい方(1/350モデル)のマストからの電線とか甲板周囲の手すりは付けないの?」えぇ~っ?それらはキットには含まれてないぞ。まあベランダ上の補修用角材もキットには無かったナ。う~ん、じゃ、あともう一息頑張るか

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*1:これまでの経緯は下記ブログをご参照。
奇跡ノ駆逐艦雪風構想二着手ス | Saigottimoのブログ
駆逐艦“雪風”ノ製作構想決定ス | Saigottimoのブログ
駆逐艦“雪風”組立塗装ヲ完了ス | Saigottimoのブログ
*2:storyzというスマホアプリ。無料でダウンロード出来て簡単に使える

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