2023年4月14日(金)、渋谷・SEABIRD第二金曜(二金)ライブ。岩井バンマスからの今月のテーマは「春! Monkあっか!」ということで昨年5月(*1)に続いて“孤高のピアニスト”セロニアス・モンク特集。とはいえ今回もヴォーカル陣のレパートリーには、ハイ、誰もモンクありませんでした~。
【中川さとし(pf)、小島幸三(ds)、岩井千尋バンマス(tp)、榎本任弘(b)、加藤求実(ts)】

PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Let's Cool One (千尋&求実)
2 You're My Everything (恵英&求実)

【山内恵英(tp)、加藤求実(ts)】
3 Day Dream (裕美)
4 Corcovado (裕美&求実)
5 Favela (裕美&千尋)
ブラジル暮らしも経験された出雲井裕美さん(vo)はネイティブ・ポルトギーだからボサノヴァの定番「Corcovado」や「Favela」はお手のもの。でも私は彼女のスロウな曲も大好きである。この日もエリントン楽団の「Day Dream」を、オトナのバラードとしてしっとり聴かせてくれた。

【出雲井裕美(vo)】
6 Reflections (千尋&求実)
7 Hackensuck (千尋&求実&ジャコモ)

イタリア人のジャコモ氏(as)が来店すると、“青い眼の侍”ヌートバーよろしくシットイン(*2)招集。そして腰のリハビリ中である小島さん(ds)が一旦ベンチに下がると、休憩を挟んだ2nd.setからスーパーサブの藤井知義さん(ds)がトラ(*3)で登板。これまた侍ジャパン級の豪華な継投リレーである。
2nd.set
1 Feel Like Makin' Love(恵英&尚子)
二金の(相対的)若手コンビ「なお&けい」今月の曲は、ロバータ・フラッグで1974年全米1位となったソウル・R&Bの名曲「Feel Like Makin' Love (愛のためいき)」。曲目もさることながら女性陣はビジュアルも大事。パンツとスカート、ボトムスとトップスの黒、コントラストで魅せるねぇ!

【山内恵英(tp)、杉山尚子(ts)】
2 April In Paris (千尋&尚子&ジャコモ)

3 The End Of The World (Saigottimo&Macky)

【Saigottimo(vo)、牧かおる(vo)】
前週のSEABIRD一金で初演した1962年のヒット曲(*4)を訳詞の朗読に続けてマッキーこと牧かおるさんとDuetで歌わせて戴いた。一金バンドでは回文王のパン・フルートが印象的だったが、バンドが替われば演奏も印象も変わる。今回は中川さん(pf)が素敵なソロを奏でてくれた。
4 Antonio's Song (Mackey&求実)
5 Morning (裕美&千尋)
マッキーのソロ曲はグラマラスな低音が響く「Antonio's Song」。そして出雲井さんもボサノヴァで「Morning」。これはアート・ブレイキーで有名な「Moanin’」(NHK「美の壺」のテーマ曲等で使用)とは全く違う曲で、クレア・フィッシャー作のラテン・ジャズの名曲。

6 Straight No Chaser (全ブラス陣)
7 All Blues (全ブラス陣)

いつものように最後は全ブラス陣参加で賑やかにモンクの「Straight No Chaser」で締めた。と思ったらママさんから「まだ(終演時刻の9時半までは)少し時間あるわよ」と促され「では」とマイルスの「All Blues」をブッ放して大団円。さて私のレパートリーにもそろそろモンク入れなきゃね!
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*1:2022年5月の二金ライブ記事は下記ご参照。
・3大奇人ミンガスの次はモンク | Saigottimoのブログ
*2:シットインについては下記をご参照下さい。
・ライブ/セッション/シットイン | Saigottimoのブログ
*3:extraから転じた略語で、ジャズ用語で代役のこと。
*4:この楽曲については下記をご参照下さい。
・失恋歌ではないこの世の終わり | Saigottimoのブログ
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