おおよそ、こんな会話だった。
・検査結果が陰性で本当によかった。
・可愛いな。
そして、俺が、
「子どもが一番頑張ったし、
毎日見舞いに来たから、
きっと祈りが通じたんだな。」
こう締めくくったところ、
妻の母親が、
「みんなの祈りが通じたんだね」
お前らは、毎日来てねえだろうが!
少し、時間があったから、
「俺は、親父に報告してくるよ。
お前もお義父さんへ教えてあげな。」
俺は、親父に報告したけど、
妻は、妻の父親に報告しなかった…。
おそらく、昨日、報告してたんだろう。
ってことは、妻の父親も知ってたってことだ。
この前、腹を割って話したにも関わらず、
妻の父親からも検査結果の報告がなかったわけだ。
あの男もおかしいし、許せないな。
面会の順番が来たから、
俺と妻は、子どもと面会した。
妻が先に面会ノートに書いていた。
次に俺が書いたんだけど、
妻は、
「子どもの検査結果が陰性で良かった。」
とか全く書いていなかった…。
なんで?
この女、信じられないぞ。
母親だろうが!
検査結果が陰性で良かった!
って思ってないのか…?
もちろん、俺はちゃんと書いた。
すると、妻は、
「もう時間だから。」
カチンときたけど、
「そうだな。
ノート書き終わったら出るよ。
でも、昨日、17時に来ておいて、
よくそんなことが言えるよな。」
イヤミが分かったらしい。
「……。」
まあ、妻は、自分に都合の悪いことには、
聞こえないふりの如く返答しない。